新Let’s note登場

1月23日に、久しぶりのLet’s note新機種が発表されましたね。重量1kgを切るB5サイズ機、Let’s note LIGHT・CF-R1と、トラックボールを搭載したLet’s note TB(もちろんTrack Ballの頭文字ですよねぇ…)・CF-A3の2機種です。詳細については、Panasonic PCのホームページを見てみましょう。

両機種とも、バッテリーでの動作時間に重点を置いてチューニングされたモバイル志向のノートパソコンですね。私としては、両機種共にWindows XP Professionalがインストールされているところに「モバイルの玄人」好みのPanasonicらしさが出ていると思います。前にも触れたとおり、Professional版のみに装備された機能にはまさに小型ノート向けの機能があります。仕事にも使いこなす人にとっては、社内ネットワーク(いわゆるドメイン・ネットワークですね)に接続するためにProfessional版が必要…という話も聞きました。

CF-B5シリーズなどに装備されていて、ついに今まで存在意義を見つけられずにいるプライベートキーが、「SDメモリーカードをキーに使うセキュリティ機能」に衣替えして装備されたのも目を引きました。これなら実用的な価値ももう少し出てきそうですね。実は、プライベートキーのスロットを初めて見て以来、私はあそこに指紋認識機能を付けると面白いと思っていたんですが、これは未だ実現していないようです。

どちらも明確なポリシーを持った存在感のある製品ですね。初めて小型ノート機を購入しようと考えている人には、使い方次第で有力な選択肢になる2台だと思います。ただ、現状でCF-B5Rを使っている私が20万円をはたいて乗り換えるだけの価値があるのか?…と言う見方をすると、正直なところ疑問符を付けざるを得ません。というのも、カタログを見比べてみるとバッテリ駆動時間以外は劇的に変わったわけではないんですよね。まあ、実際に触ってみないとわからないこともいろいろあるんですが。3月の登場を楽しみに待つことにしましょう。

BUFFALO IFC-ILCB3

ヒモ無しの快感

そんなわけでもうしばらくはCF-B5Rと共にモバイルライフを過ごしていこう…と決めた私。またしても新しい周辺機器を購入してしまいました。それがこれ。メルコ製のIEEE1394インターフェースPCカード・IFC-ILCB3です。IEEE1394についてはこれまでにも何度か触れていますが、「i.LINK」や「FireWire」などの名前でも呼ばれ、最大400Mbpsの能力を持つ超高速のシリアルインターフェースですね。デジタルAV機器との接続にも使われます。

余談になりますが、IFC-ILCB3はCardBus専用のPCカードですね。CardBusはデスクトップ機のPCIバスに相当する高速インターフェースで、133MB/sのデータ転送能力を持っています。しかし、最大400MbpsのIEEE1394インターフェースを接続することを考えると、3チャンネル分は確保できないことになります。480Mbpsとさらに高速なUSB2.0なら、2チャンネル分で帯域をほぼ使い切る計算。登場した頃は超高速バスと呼ばれたPCIにも、いよいよ壁がはっきり見えてきています。

カードが全く出っ張りません

IFC-ILCB3の特徴は、接続端子がカード側面に直接取り付けられているカプラレス設計。CF-B5Rに装着すると、見ての通り全く出っ張りません。まるでもともと内蔵されていたかのようです…というのはちょっと言いすぎでしょうか。これで、最新機種のCF-R1やCF-A3を追い抜き(これらの機種にはIEEE1394は装備されていません)、「後輩」のCF-B5ERにちょっとだけ追いついた気がします。ともかく、専用の変換ケーブルやカプラなどの余計な荷物を持たずに持ち歩けるのは魅力的です。

端子の形状は、デジタルビデオに装備されているものと同じ小型の4ピン端子ですね。確かにこのコネクタなら厚さ5mmのTYPE2 PCカードに入ってしまいます。こうして実際に製品を見てしまうと、これまで同じ形状の製品がなかったのが不思議です。この端子からの電源供給は出来ませんが、もともとPCカードスロットには電源供給が出来るだけの能力がありませんから、これでも問題なさそうです。バスパワー専用の周辺機器もあまり見かけませんしね。

しかし意外な弱点が

私が今回の買い物で狙っていたのは、旅先のLet’s noteでのデジタルビデオ編集。実は、Windows XPには「Windowsムービーメーカー」という動画編集ソフトが付いてくるので、これだけでもそこそこには遊べてしまうはずなんですが、このソフトでは出力形式が事実上Windows Media形式だけ。そこで、最初からULead社製のVideoStudio5と接続用ケーブルが添付されているパッケージを購入しました。CF-B5Rでのビデオ編集を考えたとき、ハードディスクの転送速度がボトルネックになるかも?と危惧していましたが、心配は杞憂に終わりました。それどころか、自作機で気になっていた取り込み時の微妙なコマ落ちも全くなく快調そのもの。ただ、DV形式のままでのファイルの再生は辛そうでしたが。

2枚目のPCカードが邪魔をする

ところが、ちょっと使ってみただけで意外な問題点に気が付いてしまいました。それは、PCカードを2枚差したときのこと。無線LANカードやPHSカードのようなスロットから出っ張るカードと一緒に差すと、IEEE1394コネクタにケーブルが差せなくなってしまうんです。ビデオ編集のときに同時にこれらのカードを差す必要性はあまりないのかも知れませんが、他のデバイスを接続しようとするときに問題が出てくる可能性がないとも言えません。

もちろん、カプラを使うタイプのPCカードならこんな問題は起きません。さらに、もともとIEEE1394端子を装備している機種でもこんな問題はまず起きないでしょうね。最近は、他のインターフェースでもスロットの外側に大きくはみ出すなどしてカプラレス設計になっているPCカードが多くなっていますね。「ヒモ無し」のスタイルは確かに便利なんですが、必ずしもいいことばかりではないようです。出っ張りが邪魔になって鞄への収まりが悪くなったりしますし。



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