電話でアクティべーション

CPUをソケットに差して

あまりに強力すぎて…

前回の記事で購入した新しいCPU周りを早速組み込んでみることにしました。びっくりしたのはマザーボードへの固定方法。雑誌記事などを見て知ってはいたんですが、あまりにヒートシンクが巨大化しているのでCPUだけではその重量を支えきれないのか、CPUクーラーはソケットを取り囲むように付けられたプラスチック製のパーツにはめ込む形になっています。

CPUクーラーを被せます

最後に、上から専用のクリップを使って押さえつけるわけです。その力も実に強力。装着した後のマザーボードを裏返してみると…

反り返るマザーボード

ほら、CPUのところで反り返っているのがわかってもらえるでしょうか?。もちろん、ヒートシンクがCPUと密着していなくてはその役目を果たせないわけですから、この強烈な圧力も理解できます。それでも、こんな状況を目の当たりにするとこのままではマザーボードが割れてしまうんじゃないか?と心配になってしまいます。まあ、CPUに付属しているクーラーを付けてこうなったわけですから、たぶん問題ないんでしょう…ということにして、そのまま組み付けることにしました。

ケースに取り付け

マザーボード、CPUとメモリ以外のパーツはこれまで使っていたものを取り付けるだけなのでそれほど難しくありません。ただ、サウンドとLANはマザーボード上に装備されていますから、拡張スロットに差すカードの枚数は少し減りました。その代わりにマザーボードから背面に直接引き出す端子の数も増えているので、結局完全に「空いている」スロットは1つだけだったりしますが。内部の配線も、フラットケーブルの代わりにスリムケーブルを使ったり、要所ではスパイラルチューブでまとめたりしながら、風通しの良いケース内空間を目指しました。Pentium4の発熱はものすごいそうですからね。対策しておかないと。

ダウングレードしたばかりなのに

これまで使っていた他の部品を定位置に組み上げて、あとは電源さえ入れればWindows 2000が立ち上がるんですが、ここはOSのインストールからやり直すことにしました。インストールしたOSはWindows XP Professional。…「あれ?この前Windows 2000に戻したばかりなのに」とお気づきの方もいるかも知れませんね。

私がWindowsのダウングレードに踏み切った理由がYAMAHAのオーディオ&MIDIインターフェース・UW500だったことは先に触れましたが、その後5月にWindows XP対応のASIOドライバが公開されたんです。といっても、公開された場所は海外向けの英語版サイト・「yamahasynth.com」で、日本語版のYAMAHAのサイトにはまだ公開されていません。おそらく、公開されていない理由はドキュメントが日本語化されていないこと、そしてWindows XPでのインストール方法が少々トリッキーになることだと思います。でも、自作機の世界にいるとマニュアルの英語だけは何故か読めるようになっていますし、ドライバのインストールが少々ややこしいのも良くある話です。せっかくライセンスを保有しているOSを遊ばせておくのももったいないですしね。実はXPの新しいユーザーインターフェースも結構好きだったりしますし。

Windows XPのクリーンインストール自体はLet’s noteでもやっていますし、基本的にはWindows 2000の場合と同じですからそれほど難しくありません。最近のPCなら、Windows XPのCD-ROMからブートして指示に従うだけですからね。もちろん、私の環境ではRAIDカード用のドライバをフロッピーにコピーして用意しておくことも忘れてはいけません。Windows XPのインストールは特に問題もなく、40分ほどであっけなく終了しました。あとはマザーボード添付の各種ドライバ類をインストールすれば出来上がりです。

Window XPのインストールと言えば、5月30日以降になると環境によってはエラーが発生してインストールができない…というトラブルが出ているようです。私のところでは今のところこの問題の発生は確認できていないのですが、もしインストールが出来ずに困っている方があったら、システム時計の日付を2002年5月29日以前に戻して再度試してみることをお勧めします。インストールが終了したら時計は元に戻しても構わないらしいです。

ライセンス認証が出来ない?

Windows XPでは、インストールを行った後にライセンス認証(アクティべーション)という作業が必要です。この作業を行って有効化(Activate)しておかないと、Windows XPは日数限定の体験版のようになってしまい、30日を経過すると起動できなくなってしまいます。

ライセンス認証は、インターネットに接続できる環境ならあっという間に終わる作業です。今回も無線LANをセットアップした直後でWindows XPの指示に従ってインターネットでのライセンス認証手続きを始めたんですが、しばらく待った後に「ライセンス認証を完了できません」とのエラーメッセージが発生してしまいました。メッセージによると、「電話でのライセンス認証をお試しください」とのこと。ちゃんと画面にはフリーダイヤルの電話番号も表示されています。仕方がないので電話をかけることにしました。

電話でのライセンス認証は面倒な作業です。電話をかけると自動応答メッセージが再生され、画面に表示される数字の入力を求められるんですが、これが何と50桁もあります。入力自体は6桁ずつの入力になるので間違いは少ないように配慮されているわけですが、それでもあまりに長いです。往年のファミコン用ゲーム「ドラゴンクエストII」の「ふっかつのじゅもん」を思い出してしまいました。しかも、番号を入力した結果はさっきと同じ「ライセンス認証を完了できません」。まさに「じゅもんがちがいます」状態です。

作業はオペレーターを通した作業に引き継がれました。オペレーターの男性に「どうされましたか?」と訊かれたので、CPUとマザーボードを交換した旨を伝えました。すると、「画面に表示されている数字を教えてください」とのこと。さっき入力したばかりなのに…。それでも、仕方がないのでもう一度50桁の数字を読み上げると、Windowsに登録するキーコードを教えてくれました。これも42桁と非常に長いんですが、6桁ずつ聞き取って画面に入力していったのでそれほど大変ではありませんでした。不満もちょっとありましたが、夜11時過ぎにもかかわらず丁寧に対応していただきましたから(サービス業としては当たり前ですが)まあいいとしましょう。

Microsoftのライセンス認証は、ハードウェア構成を元にしてパソコンの同一性を判定しているそうですね。ハードウェアの一部を交換しただけでは再認証は求められないそうですが、さすがにCPUとマザーボードというのは「一部」には当たらないようです。ちなみに、この後Office XPもインストールしましたが、今度はすんなりインターネットでのライセンス認証が完了しました。Windows XPで変更したハードウェア環境の設定がちゃんと引き継がれているようです。



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