カメラで読む

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FOMAのあった一年

ケータイを新調してから1年が過ぎました。「第三世代」と呼ばれるFOMAに切り替えたわけですが、気が付けばすっかり普通のケータイとして使っています。大容量のiアプリが使えるようになりましたが、最新のゲームで遊ぶわけでもなく、せいぜい暇つぶしに麻雀する程度です。生音や動画が着信音に使えるようになりましたが、最初こそ面白がってネタ集めをしたものの、最近は全然ダウンロードしていません。

今、携帯電話で通話以外にすることといえば、文字だけのメールと情報サイトの利用くらい。変わったことを挙げるとしたら、映画のチケットもケータイで予約購入するようになったことでしょうか。もちろん、月々の利用料がちょっと安くなったのは助かってますね。

N900iの内側カメラ

全然使わないカメラ

最近のケータイと言えば、カメラの存在を抜きにしては語れないわけですが、このカメラも私はほとんど使っていません。特に、端末内側にあるカメラは全然と言っていいくらい使っていません。このカメラは、本来テレビ電話で自分を撮るために付いているんですが、そのテレビ電話機能そのものを全然使わないんです。

最近になってFOMAを持っている友人もちょっとずつ出てきたんですが、何故か女性ばかりなので、テレビ電話で発信するのはかなり気を遣います。相手がテレビ電話に映れる状態でいるとは限らないんですよね。受信側からすればテレビ電話で受けずに音声通話で受ければ済むわけですが、状況によっては「テレビ電話で発信する男」の神経を疑われかねません。少なくとも発信する自分もあまりだらしない格好では恥ずかしいですしね。自分の画像の代わりにキャラクタの画像を送って表情などをコマンドで指示する「キャラ電」というのもありましたが、私の知っている限りであの機能を使っている人は聞いたことがありません。

外側にある200万画素のカメラもあまり使いません。デジカメの電池が切れたときの緊急用としては何度か使いましたが、固定焦点ということもあり、鮮明に写すにはかなり頭を使わなくてはなりませんし、画像を本体内やminiSDカードに保存するのに時間がかかりすぎてストレスが溜まります。カメラとしてはいわゆるレンズ付きフィルムと同程度かそれ以下でしょう。

SSK Worldへのブックマーク

撮影以外の使い道

しかし、写真の撮影とは別の目的でカメラを使う機会が増えてきました。それは、カメラで文字情報を取り込むこと。N900iには、電話番号やメールアドレスを読み取れる簡易OCR機能の「アクセスリーダー」もありますが、それよりもずっと多く「読む」のがこんなモザイク状の模様です。いわゆる「QRコード」ですね。

最近、雑誌やポスター、PC用のWebサイトなどでQRコードを見かけることが増えました。ちょうどバーコードの縞模様を縦横に配置したようなもので、この中に文字データが記録されています。例えば、先の画像をNTTドコモのQRコード対応端末で読み込むと、SSK Worldへのブックマークとして取り込むことができます。

円周率100ケタ

QRコードは別に携帯電話用のものではなくて、基本的には文字データを記録しているだけなので、他にもいろいろな目的で使われています。例えば→これを撮影すると、小数点以下100桁までの円周率を取り込むことができます。バーコードよりも小さな面積で多くのデータが記録できるので、いろいろな方面で利用が進んでいます。

自分でも作れるけど問題も

先ほどからのサンプルを見ればわかるとおり、QRコードは読み込むだけではなく自分で作成することもできます。パソコン向けに、QRコードを作成できるソフトウェアやWebサービスがいろいろと提供されています。先のQRコード作成には、サイテックという会社が提供している「携帯電話用QRコードエディタ」というフリーソフトを使いました。誤り訂正レベルも設定できるなかなかの多機能版です。

私は、携帯電話向けに名前と電話番号、メールアドレスのQRコードを作り、名刺に印刷しています。これを撮るだけで携帯電話のアドレス帳に登録できるので、名刺管理にも便利なはずです。話題作りにも役立ちますね。最初の頃は「何ですか、これは?」という反応ばかりでしたが、最近は「ケータイで撮るヤツですね」と返ってくることも多く、認知度が上がってきました。

ただ、携帯電話向けに用意するときに問題になるのが、キャリアごとにQRコードを取り込む仕様が違うこと。最初にQRコードに対応したボーダフォン(当時はまだ「J-PHONE」でした)が仕様を決め、次に対応したNTTドコモが違う仕様を決めて、最後に対応したauがどちらも読めるように作った…という流れがあります。どこに問題があったかはあえてコメントしませんが、利用する側からすると面倒ですよね。

一つのQRコードの中にボーダフォン用の文字列とNTTドコモ用の文字列を入れれば、3大キャリアの全てに対応したものを作ることができますが、これだと2倍の文字数を入れなくてはなりませんから、無駄に大きなQRコードになってしまいます。普及台数を考慮するとNTTドコモ用だけを印刷しておく(これならauにも対応できますよね)という手もあるわけですが、「元祖」であるボーダフォンになんだか申し訳ない気がします。私は結局「全対応」の方法を選択しましたが、まだボーダフォンユーザーに名刺を渡したことがありません。何だか複雑な気持ちです。

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