自作PCは増殖する(1)

Logicool MX 1000 Laser Cordless Mouse

尻尾のない光ネズミ

大散財シーズンの余勢を駆って、こんなものまで買ってしまいました。ロジクールのMX 1000 Laser Cordless Mouseです。普段なら1万円弱という、マウスとしては理不尽なくらいの高値で売られている商品が、たまたま7千円台半ばの破格値(それでもマウスとしては相当高価だと言わざるを得ませんが)で売られているのを見て、購入を決めました。

このMX 1000、最大の特徴はその名の通り光学センサーのトラッキングに赤外線レーザーを使っていることで、マウスの動きに対するポインタの追従性は普通の光学マウスの比ではありません。ワイヤレスなのでマウス内に電源が必要になりますが、PC本体につなぐレシーバーがマウスの充電器を兼ねていて、使っていないときにそこに立てておくだけで充電できてしまう…という気の利いた構造になっています。

8ボタン+チルトホイール

もう一つの特徴がボタンの数の多さ。通常の2ボタンに加えてクリック可能なホイールがあるのは今どき当たり前ですが、ホイールの上下に1個ずつ、左サイドにも3個のボタンがあり、合計8ボタンということになります。しかも、ホイールを左右にスライドさせてスクロールなどに使うチルトホイール機構まで装備しています。

これだけボタンが多いと、使い切れるのかどうか疑問に思う方もあるかと思いますが、私は意外によく使っています。ボタンの配置が手にしっくり馴染んでいるのが大きいですね。マウスとしてはやや大柄なんですが、ちょうど私の手とは相性が良かったようです。この辺りは理論というよりは感覚の世界でしょうか。先に触れたポインタの追従性も相まって、私の「デスクトップ上での手」としては十二分に合格点です。

気が付けばほぼ1台分

今回、自作PCをアップグレードしていく中で、様々なパーツを買い込みました。新しいパーツを組み込むと、それまで使っていたパーツは取り外されることが多いわけで、気が付けば部屋の片隅にはずいぶんたくさんのパーツが積み上がりました。ここで、どんなものがあるのかおさらいしておきましょう。

Pentium 4からAthlon 64 X2に乗り換えたときに、CPUとマザーボード、さらにハードディスクが入れ替わりました。しかし、実際にはこれだけでは収まらなかったんですよね。相性が悪かったために外した512MBのDDR SDRAMが2枚残っています。容量が足りなくて交換した電源も、相性問題を疑って交換したビデオカードも手元にあります。そして、最初の話のとおりマウスも新調したばかりなので、もともと使っていたものが残っています。

今使っているDVD-RWドライブの前に使っていたDVDスーパーマルチドライブは、たまたま売らずに箱に入れて保管してあります。キーボードは、他で使っていた中古品をもらってきたのが転がっています。…こうして見ていくと、結局中身は総入れ替え。パソコンとして動作するだけのパーツはひととおり揃っていることになります。

NEC三菱・RDT177M

いちばん無さそうなモノまで揃い

そして、私の家には既に液晶ディスプレイも2枚あります。デュアルディスプレイ環境を整えるために、三菱電機(この製品の出た当時は「NEC三菱」で販売していました)の17型ディスプレイ・RDT177Mを中古で調達しました。実績のある画質はもちろん、意外にしっかりした音のするスピーカを内蔵しているのも魅力です。

しばらくの間実際に2枚並べていたんですが、16型のL465と微妙にドットピッチが違うのと、どうしても色調整が一致しないのとが気持ち悪くて、デュアルディスプレイはあきらめました。デュアルディスプレイは、やっぱり同じディスプレイ2枚でなくてはダメですね。現在は、より状態の良いRDT177Mの方を使っています。

そんなわけで、現在はL465が宙に浮いた形になっています。…皆さん、もうお気付きでしょうか。あとはケースさえあればパソコン一式が完全に揃ってしまいます。というよりも、これまで使っていたパソコンを元通りに組み立てられる…というだけのこと。この事実に気付いた瞬間は、ちょっと脱力しましたね。これでは、最初から丸ごと一式組み上げる前提で購入したのと同じになってしまうんですから。少しずつ中身を入れ替えて、アップグレードの負担を分散できるのが自作の利点だと思っているんですが、それを全然生かせていません。

こうなると、ケースも調達してもう1台動作するパソコンを組み上げる…という選択肢が現実味を帯びてきます。「一人暮らしの家にデスクトップパソコンが2台あっても仕方ないんじゃないの?」などと言うなかれ。2台あると、それなりに使い道は出てくるものです。しかも、両方とも十二分に現役レベルの高い能力を持っていますからね。可能性は広がってきます。ともかく、もう1台を動かせるようにしてみることにしました。続きはまた回を改めて。

「ハードな障害続き」の時に気付いてしまった「とんでもない事実」…それは、もう1台パソコンを組めるだけのパーツがほぼ揃ってしまったということでした。まあ、パソコンの自作を趣味にしていると、ときどき遭遇する事態ではあるそうなんですが。

最初は、一部のパーツをささっちあたりに払い下げて、残りは中古パーツ屋にでも売るつもりだったんですが、さすがにこれだけパーツが揃うと、自分で組み立てておきたくなります。組み立てたら、それを丸ごと誰かに払い下げる…なんて選択肢もあるのかも知れませんが、今のところはそれは考えていません。しばらくは2台で使っていくつもりです。



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コメント

“自作PCは増殖する(1)” への3件のフィードバック

  1. 水上紫緒のアバター
    水上紫緒

    ケースを買ってくればいいのなら、ぜひ、色は黒でもう一台!!(笑)装飾品はこちらで用意しますのでご心配なく。そんでもって、やっぱりしゃべってくれたら最高♪
    ご希望なら声もあてます(笑)

    ぜひ、ご一考のほどを……(爆笑)

  2. S.S.K.のアバター

    残念ながら(?)、ケースはもうシルバーの新しいのを調達しちゃったんですよね。レポート記事はまた書きますので、もうしばらくお待ちを。システム起動音のレコーディングは…本当にお願いしちゃおうかなぁ。それこそ「お帰りなさいませ、ご主人様!」とか(笑)。

  3. ささっちのアバター

    前にささっち母やささっちが使っていたキューブPCのPolo(懐かしいでしょ)の時も同じ現象が起こっていたような気がする(爆)。つまり、増殖は『自作派のさだめ』、デスティニーですな。Poloもまだしまってあるよねぇ、何かが起きそうな気がする(笑)。

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