気になるFMV(2)

気になるFMV」の話をしてから、さらに気になってしまっていたのが、もう片方の「気になるFMV」ことWindows 7ケータイ・F-07C。どうしてもスッキリさせておきたくて、この週末はF-07Cの実働機に触れるためにドコモショップまで足を運ぶことにしました。

我が家周辺にも車で行ける距離にはドコモショップはいくつもありますが、今回の行き先はららぽーと磐田。ここは、ショッピングモールの中にドコモショップが出店している形態なので、単独店舗よりも入りやすいんですよね。特に、機種変更や修理などの明確なお願いがあるわけではない(今回だって目的は明確といえば明確なんですが)場合に、間口も広くふらりと立ち寄りやすい雰囲気があります。


売れ筋の数機種以外はモックアップのみの展示となっている家電量販店などとは違い、ドコモショップに行くと、ちょっとマイナーなものまで含めてほとんどの現行機種の実働機が展示されていて、実際に触れてみることができます。F-07Cも例外ではなく、実働機展示の一番隅っこではありましたが、ちゃんと用意されていました。

手に取ってみた第一印象は、やっぱり携帯電話としては厚くて重い、ということ。厚さ20mm弱、重量200g強というのは、現在の薄型化、軽量化が進んだ携帯電話たちの中に放り込むと、前世代的なスペックといわざるを得ません。一昔前のスマートフォン・W-ZERO3[es]あたりよりは小さいんですけどね。

しかし、これをWindows 7が動作するパソコンとして見てみると、評価は180度変わります。今まで見てきた数多くの「パソコン」たちの中でも群を抜いて小さくて軽いものです。同列に並べて考えるのは無理があります。

そして、実際にWindows 7モードに切り替え、デスクトップ画面が表示されるのを見ると、ある種の感動を覚えます。4型で1024×600ドットの液晶画面は、予想していたとおり非常に細かく、私ではまともに画面の文字を読むには顔を20cmくらいまで近づけなくてはなりません。しかし、解像度自体はネットブックと同レベルですから、表示されている画面は確かに普通のWindowsです。

最初に店頭展示品をケータイモードからWindows 7モードに切り替えたときには、Windows 7はハイバネーション状態に入っていたため、1分以上待たされました。再度切り替え直してみたら、今度は10秒程度で切り替わりました。後者のパターンなら、ストレスもそれほど感じないで待てそうです。


F-07CのCPUはAtom Z600。しかも、本来なら1.2GHzで動作できるところを、発熱を抑えるために600MHzで動作させているのだそうです。同系列のCPUで1.5GHz動作のAtom Z670を搭載しているFMV LIFEBOOK TH40/Dの操作感を見た後でしたから、正直なところ、かなり悲惨な状況を想定していました。

ところが、実際に動かしてみると、意外にまともに動いてくれます。確かに、こちらからのアクションに対して、いちいち一呼吸入るんですが、何とか我慢できる範囲と感じます。思わず「もっとひどいと思ってたのに意外にまとも」と思った通りに声に出してしまい、店員さんには笑われてしまったようです。

外部記憶装置がハードディスクではなくSSDであることで、操作への反応が良くなっているのかも知れません。また、右手親指で転がすトラックボール、左手親指で押す左クリックボタン、トラックボールを押し込む右クリック…という操作系が、TH40/Dよりもしっくり来たこともありそうです。しかし、一番大きいのは「普通に操作できるはずがない」という先入観を持って見ていることなのかも。

それにしても、こうなるとやっぱり残念なのがTH40/Dの操作性。F-07Cの状況と比べてみると、SSDに換装してしまえば、改善できる可能性がありそうです。おそらく標準で搭載されているのは1.8型のハードディスク。換装できるSSDの入手もちょっと面倒かも知れません。


ケータイモードの方は、至って普通のタッチパネル操作のiモード端末です。QWERTY配列のフルキーボードが付いているので、メール打ちなどに利用できます。iモード端末としては数世代前の仕様…とのことですが、ちょうど私が使っているF-03Bに近い感じです。ベースになっているのは、おそらくフルキーボードが分離できるタッチパネル端末で、「世界初のセパレートケータイ」としてデビューしたF-04Bではないでしょうか。

iモードで提供されているサービスにいろいろ対応しているんですが、私にとって一つポイントになりそうなのが、2in1に対応していること。仕事とプライベートで使い分けるのに意外に便利な「1台に2番号」運用は、スマートフォンでは今のところ対応していません。

「フルキーボード付きでiモードが使える端末」としての魅力も確かにありますが、それだけを要求するのなら、もっと小さく、軽くできるはずです。パソコンとしてはオンリーワンの魅力があると思いますが、ケータイとしてはやっぱり中途半端な気がします。


ところで、この日店頭に並んでいた実働機の中で、一番気になったのが「Xperia ray(えくすぺりあ・れい)」SO-03Cでした。ソニーエリクソンの人気機種・Xperia arcの機能はほぼそのままに、コンパクトな筐体に収めた製品です。大きさはF-03Bとほぼ同じ。いや、10mmを切る薄さですから、F-03Bの操作キー側筐体のみと言って良いくらいです。

ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信は内蔵されていませんが、私にとっての重要度はそれほど高くありません。こうしたプレミアム・スモールという発想はアリだと思います。私の2年縛りが切れるまであと4ヶ月。そろそろ、乗り換え先の機種選びが気になるようになってきました。

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