値引きの連鎖

ソフトバンクモバイルが、iPhone 3G/3GSのユーザーで分割払いを既に終了しているユーザーを対象に、iPhone 4Sに機種変更すると6ヶ月間1,000円の割引を実施することにしたのだそうです。
最初は、分割払いが終了していないユーザーを対象に、分割払いの残額分を割り引いて、実質的に残額をチャラにしてしまうというキャンペーンでした。しかし、これでは長年利用して支払いの終わったユーザーの方が相対的に損をしている計算になるわけで、それでは不公平だ!という話が出たのでしょう。
ソフトバンクは、iPhoneの自社での独占販売が崩れ、auへの流出を止めるべく必死です。分割払いの残額を帳消しにするだけでもかなり無茶苦茶な話だと思ったわけですが、こんなにどんどん値引き策を打ち出して、経営の方は大丈夫なのか心配してしまいます。端末の性能差やサービス面での差別化が全く出来ない上に、回線品質では不利ですから、他にできることは値引きしかないわけで、仕方ないところなんですが。
それにしても、ここまでして身を削りながらiPhoneを売ることが、通信事業者にとって果たして利益になることなのかどうか。アップル社の側としても、これ以上シェアを伸ばして行くには、複数事業者に供給していくしかないわけで、互いの利益が絡み合うところですが、痛みはどのくらい分け合っているのでしょうか。