水曜日・25日に、auが携帯電話サービスの新料金プランを発表しました。音声通話については、スマートフォンなら月額2,700円(税別、以下も同様)で、フィーチャーフォンなら月額2,200円で、通話相手や回数、時間などに関係なく使い放題になりました。あとは、データ通信について必要なデータ量に合わせた「定額」プラン…「●GBまで定額、それ以上は●GBごとに追加●円」は定額制ではなく従量制だと思うのですが…を組み合わせて利用することになります。

…と書いてみたわけですが、上の段落は日付と電話会社を入れ替えるだけで「NTTドコモが」でも「ソフトバンクが」でもそのまま使えてしまう文章です。NTTドコモが最初に発表した音声通話完全定額プランですが、最終的には他社も全く同じ形で追随してきたことになります。各社とも、音声通話はこのプランに移行して、従来のプランは終了していく意向のようです。

しかし、かなりの衝撃を持って迎えられた音声通話完全定額プランではありましたが、実際にはユーザーに対してどのくらいのメリットがあるのかよく分かりません。既に、コミュニケーションの手段は電話回線での音声通話から離れ、LINEなどのSNSが提供するメッセージングサービスに移行が進んでいる…という見方もあります。少なくとも、個人的には既に音声通話の発信は妻への「帰るコール」くらいしかしていませんから、今回の新プランは単なる値上がりです。

データ通信については各社とも頭をひねってそれなりに違いを出してきたわけですが、音声通話については後から発表する側がさらに挑戦的な価格設定をできたにもかかわらず、完全な横並び。後出しじゃんけんなのに敢えてあいこ…というのは、ここで変に勝負を仕掛けてまた価格競争になるのを恐れたのか、音声通話の重要性が下がったところで体よく「値上げ」を成功させたNTTドコモに相乗りしたのか。見方によっては、これはカルテルではないか?という指摘を受けてもおかしくありません。

これまでの慣例で、旧料金プランで契約しているユーザーにはそれが継続して提供されるでしょうから、「当面は様子見する」という選択肢が採れるわけですが、こうなってくると、キャリアの乗り換えの判断は俄然難しくなってきます。正直なところ、タイミングを見計らって現在のソフトバンクから乗り換えることも検討したいところだったんですが…。



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