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ここも「右向き」の世界だが

「毎週日曜日更新」というつもりでいるはずのWeekly SSKの更新が、このところ日曜日の23時59分までに間に合わないことが増えています。自分で宣言したことも実行できないのは情けないなぁ…と、少々凹み気味です。

日曜日の夜になって、書き始めたいのに身体が疲れてしまって動けない…というパターンがほとんどなんですが、週に一度と決めているんですから、あらかじめ用意しておけば済む話。つまるところ、計画性なしの行き当たりばったりということです。反省しきり。

…と、それはともかく、4週連続のイベント出店が終わり、この週末は久しぶりに特別な用事がない通常モードの運転となりました。しかし、4週も続くとそちらの方に慣れてしまい、こんな週末は逆に違和感があったりもします。もっとも、用事は「特にない」とか言いながら、それでもやることはいろいろあるものなんですが。


土曜日は月に3回、ドラムのレッスンに通っています。一昨年の6月から習い始めましたから、ちょうど2年が経ったことになります。

これだけまとまった期間習い続ければ、基本的なところはある程度できるようになってきます。16分音符がちょっと複雑に絡み合ったようなリズムでも、少しずつまともに刻めるようになってきました。巷の音楽はかなり16ビートであふれていて、身近に感じられるところが大きいのかも知れません。

しかし、最初の頃は他の楽器で培ったリズム感を生かしながら何とかこなしてきた私ですが、さすがに最近はドラムの世界ならではの壁にぶつかっているのを感じます。というのも、他のほとんどの楽器と同じように、ドラムの世界も右利きが前提の構造になっているんですよね。

ドラム始めました。」のときにもご紹介したとおり、ドラムは表拍を右手で、裏拍を左手で叩くのが基本。16分音符を刻むようになると、右・左のコンビネーションで同じところを叩く場面が増えてくるので、左右のバランスが取れていることが必要になります。右利きの人の場合、まず右手で叩く表拍を安定して叩けるようにして、左手をそれに合わせて乗せていけるようにする…ということになるわけですが、左利きの私の場合、まず表拍を綺麗に乗せるのが一苦労。自分でも分かるくらいリズムがバラバラのグダグダになってしまいます。

リズム感そのものにはある程度自信があるだけに、ズレているのがはっきりと自覚できて辛いモノがあります。もちろん、そのままで終わるつもりはありません。練習して少しでもレベルを高めていきたいところです。


実は、ドラムの場合左右を逆にセッティングすることで「左利き用」にすることもできます。しかし、自分専用のドラムセットを一式持ち運んでいる(それはそれで非常に大変な作業なんですが)のならともかく、スタジオに据えてあるドラムセットを私だけのために毎回並び替えるのは現実的には不可能です。

とりあえず、できる限りは右利き用のままで食らいついていこうと思っています。左右の入れ替えようがない鍵盤楽器の世界でも、10年以上食らいついてきたんですからね。その根性はまだ忘れていないつもりです。

もちろん、左利きには左手が器用に動くことによる利点もあります。右手が左手に少しでも追いつけば、今度は左手が動かせる強みが生きてくるはずです。楽器に限らず、これまでに挑戦してきたどんなモノにも、左利きが強みにできるポイントを見つけて、右手の不利を克服するために頑張ってきました。ドラムだって、複雑なシンコペーションでも裏拍を正確に叩ける左手は絶対強みになります。

私の人生は、常に「右向き」の世界への左側からの挑戦だった…というとオーバーかも知れません。でも、ことごとく右利き向けに作られている社会へのチャレンジ精神は常に持ち続けていたつもりです。克服していくプロセスはいつも苦しく、でも非常に楽しかったですね。…ワタシってもしかしてドM?


何度も繰り返しているとおり、壁を乗り越えるためには練習あるのみ!です。とはいえ、自宅に練習環境を整えるのはなかなか大変な話になります。周囲への騒音を考えると、アコースティックのドラムセットを置くのは論外ですから、当然電子ドラムが前提。電子ドラム自体は、2万円程度のかなり安価な製品から用意されているんですが、生ドラムに近い感触を得られるものは、生以上に高価な製品になります。

いろいろな人からの話を総合すると、この分野でもっとも評価が高いのがローランドのVドラム。店頭に並んでいるのを試奏させてもらうと、叩いてから音が出てくるまでの反応の早さ、強弱に対する反応、メッシュヘッドの跳ね返りなど、確かに生と比べたときの違和感はほとんどありません。その上、電子ドラムならではの多彩な音源設定も可能で、生を超えたサウンドへの可能性も感じられます。電子機器としての楽器ヲタクを自認する私には、あまりにも楽しすぎる楽器です。

しかし、良いモノは高価…というのが世の常。Vドラムでも、生ドラムに近い演奏性にこだわろうとすると、最低でも20万円前後の買い物になるようです。正直なところ、現在の私にはとても手が届きません。それでも、ときどきは宝くじにも期待しながら、少しずつでも貯金して、いつかは手に入れたいものです。



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