ホッとした次世代機発表

9月2日深夜(日本時間)に、ソニーが最新フラッグシップスマートフォンとなる「Xperia Z5」シリーズを発表しました。つい先週にXperia Z4を購入したばかりの私にとっては、気にするな!と言われてもついつい気になってしまう新製品です。

Xperia Z5のシリーズとしては、5.5型、5.2型、4.6型の3種類の画面サイズのモデルが、10月以降順次登場するのだそうです。Xperia Z4と同じ5.2型のフルHD画面を持つのが無印のXperia Z5。5.5型には「Premium」、4.6型版には「Compact」の修飾が付きます。

Xperia Z5 Premiumでは、スマートフォンとしては世界初の採用となる4K(2160×3840ピクセル)のディスプレイが搭載されるのがウリになっています。無印Z5よりは一回り大きい画面サイズとはいえ、解像度にすると実に806ppiということになり、もはや肉眼で識別できる限界を遙かに超えています。

高解像度のディスプレイは、画面の明るさや消費電力など、モバイルデバイスとしては不利に働く要素が大きいこともあり、これが果たしてバランスを保った正常な進化と言えるのか、大いに疑問です。大画面の4Kテレビに出力するのならともかく、そんなに小さな画面に「4Kをネイティブに表示できる」ことを訴求しても、満たされるのは所有者の自己満足だけのような気がします。


全機種共通となる強化点としては、カメラの機能・性能強化に大きなエネルギーが割かれているようです。ミラーレス一眼などで採用されている、撮像用のセンサーを使った位相差方式のオートフォーカスで、スマートフォンとしては世界最速の0.03秒でのピント合わせを実現しているのだそうです。

Xperia Z4の内蔵カメラ機能は、早速いろいろな場所で使っているわけですが、結構ストレスが溜まるのが、せっかくシャッターボタンがあるのに、押して実際に撮影されるまでのタイムラグが相当長いこと。静止しているモノを撮影するならともかく、走り回っている娘をフレームに収めるのはまず不可能です。被写体の種類や状況を自動判別する「プレミアムおまかせオート」が時間を食っているのか、オートフォーカスが遅いのか、画像の記録処理が足を引っ張っているのか…どうもすべてが悪影響を与えているようですが、少なくともシャッターボタンを半押ししたときのストレスは、Z5で多少低減されるようです。それ以外の処理については、後述するとおりプロセッサがZ4と同じ(動作クロック等違うかも知れませんが)なので、改善はあまり期待できなさそうですね。むしろソフトウェア側の工夫でなんとかして欲しいところです。

他に明らかに変わっているのは、電源ボタンに指紋認証の機能が内蔵されていることくらいでしょうか。シンプルに周りを削ぎ落とし、基本は上下左右対称の一枚板…という「オムニバランス」のデザインコンセプトは、基本的にキープされていますし、そもそも発熱問題が取り沙汰されているMSM8994プロセッサが継続して採用されています。劇的に一新された次世代…とはならなかったようです。

無印Z5は、現行Z4よりもわずかにですが厚く、重くなり、しかもバッテリー容量も微減となっているようです。Z4を使っていても、Z5のことをうらやましく思う場面はあまりなさそうです。とりあえず、ホッと一息、ですね。それよりもまず、Z4の方をしっかりと使い込んでいかなくては。



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