「63:iのある生活」カテゴリーアーカイブ

日本のモバイルインターネットを切り開き、一時代を築いたiモード。当初は導入記念特別記事…だったはずなんですが、いつの間にかレギュラーに昇格していました。

後出しのあいこ

水曜日・25日に、auが携帯電話サービスの新料金プランを発表しました。音声通話については、スマートフォンなら月額2,700円(税別、以下も同様)で、フィーチャーフォンなら月額2,200円で、通話相手や回数、時間などに関係なく使い放題になりました。あとは、データ通信について必要なデータ量に合わせた「定額」プラン…「●GBまで定額、それ以上は●GBごとに追加●円」は定額制ではなく従量制だと思うのですが…を組み合わせて利用することになります。

…と書いてみたわけですが、上の段落は日付と電話会社を入れ替えるだけで「NTTドコモが」でも「ソフトバンクが」でもそのまま使えてしまう文章です。NTTドコモが最初に発表した音声通話完全定額プランですが、最終的には他社も全く同じ形で追随してきたことになります。各社とも、音声通話はこのプランに移行して、従来のプランは終了していく意向のようです。

しかし、かなりの衝撃を持って迎えられた音声通話完全定額プランではありましたが、実際にはユーザーに対してどのくらいのメリットがあるのかよく分かりません。既に、コミュニケーションの手段は電話回線での音声通話から離れ、LINEなどのSNSが提供するメッセージングサービスに移行が進んでいる…という見方もあります。少なくとも、個人的には既に音声通話の発信は妻への「帰るコール」くらいしかしていませんから、今回の新プランは単なる値上がりです。

データ通信については各社とも頭をひねってそれなりに違いを出してきたわけですが、音声通話については後から発表する側がさらに挑戦的な価格設定をできたにもかかわらず、完全な横並び。後出しじゃんけんなのに敢えてあいこ…というのは、ここで変に勝負を仕掛けてまた価格競争になるのを恐れたのか、音声通話の重要性が下がったところで体よく「値上げ」を成功させたNTTドコモに相乗りしたのか。見方によっては、これはカルテルではないか?という指摘を受けてもおかしくありません。

これまでの慣例で、旧料金プランで契約しているユーザーにはそれが継続して提供されるでしょうから、「当面は様子見する」という選択肢が採れるわけですが、こうなってくると、キャリアの乗り換えの判断は俄然難しくなってきます。正直なところ、タイミングを見計らって現在のソフトバンクから乗り換えることも検討したいところだったんですが…。

プラチナバンド

先日、ソフトバンクモバイルが900MHz帯の周波数を割り当てられることが決まりました。900MHz帯は、物陰などに回り込みやすく携帯電話での使用に適した周波数帯ということで、「プラチナバンド」と呼ばれ注目されていました。現在携帯電話サービスを提供する4事業者全てが割り当てを希望していましたが、既に近隣の800MHz帯を持っているNTTドコモやKDDIの優先順位が下がり、その上で現状のユーザー数を考慮した結果ソフトバンクに割り当てることになったのだろう…と容易に推測できます。自らが割り当てられて上機嫌の孫正義社長はともかく、今回の決定には他社も納得せざるを得ないでしょう。

900MHz帯を使ったソフトバンクのサービスは、早速今年7月から開始されます。現在発売されている製品の中では、iPhone4/4Sや一部のスマートフォンが既に900MHz帯に対応できるそうで、さらに今夏発売の新製品も全て対応するのだそうです。ソフトバンクユーザーの中で相当量を占めるであろうiPhoneユーザーが新周波数に移ることで、他のソフトバンクユーザーにも好影響があるかも知れません。

ソフトバンクにとっては長年待望していた新しい周波数帯なだけに、対応のアナウンスは実に迅速です。弟・ささっちを始めとして、ソフトバンクユーザーからの期待も大きいようです。未だiPhoneが発売されないNTTドコモユーザーの中からも、ソフトバンクに移ろうか…なんて声が聞こえてくるほど。今回のプラチナバンド獲得が、業界の勢力分布まで変えるのではないか?というほどの期待を感じます。

しかし、重要なのは単に特定の周波数帯が割り当てられることだけではなく、それをどう活用してサービスを展開していくかではないでしょうか。まずは、本当に宣言通りにサービスを開始した上で迅速にエリアを広げられるのかが問題になります。プロ野球球団を経営するほどの資金力があるソフトバンクですから、あとは実際にやるかどうかの問題。あの会社には、理想こそ高く掲げるものの、肝心の提供されるサービスの「質」という面で不信感を持っているんですが…さて、どうなるんでしょうか。

気になるFMV(2)

気になるFMV」の話をしてから、さらに気になってしまっていたのが、もう片方の「気になるFMV」ことWindows 7ケータイ・F-07C。どうしてもスッキリさせておきたくて、この週末はF-07Cの実働機に触れるためにドコモショップまで足を運ぶことにしました。

我が家周辺にも車で行ける距離にはドコモショップはいくつもありますが、今回の行き先はららぽーと磐田。ここは、ショッピングモールの中にドコモショップが出店している形態なので、単独店舗よりも入りやすいんですよね。特に、機種変更や修理などの明確なお願いがあるわけではない(今回だって目的は明確といえば明確なんですが)場合に、間口も広くふらりと立ち寄りやすい雰囲気があります。

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iとiは相容れない

NTTドコモが、株主総会の場で、かねてから話題になっていたiPhoneの販売について「ない」と断言したのだそうです。現在は国内ではソフトバンクモバイルが独占で販売しているiPhone。かつては、質問される度に「まだあきらめていない」というコメントを繰り返していましたが、ついにここに来て決別宣言、ということでしょうか。
独占して供給を続けたいソフトバンクや、自社主導で販売を進めたいアップル社との交渉がうまく進まなかった…という事情はあるのでしょうけど、NTTドコモが挙げたのはもう少し違う理由でした。iPhoneでは、iモードでこれまで提供してきたサービスを移行していくことが難しいのだそうです。
iPhone用のアプリが、アップル社で厳格に管理されていることはユーザーの皆さんならご存じかと思います。iモードで提供しているサービスの中には、高度にシステムと連携したソフトウェアが必要ではないかな?と想像できるものが結構ありますが、iPhoneアプリの規定の中では実現できないという判断になったのでしょうか。その点、Androidの方がソフトウェアに対してはかなリオープンです。実際に、ガラケーで提供していたサービスが、着々とAndroidスマートフォンに移行されてきています。
もともと業界で最大のシェアを持っているNTTドコモにとっては、iPhoneで新たな顧客を開拓する以上に、「iモード品質」の維持で従来のユーザーを離れさせないことが重要なはずです。私は、Android環境でそれが実現できるめどが立ったからこその「決別宣言」と受け取りました。
今年の年末には2年縛りが明け、スマートフォンへの移行を考えている私にとっては、これは重要な方針決定になります。かなりの確率で、次の私の携帯電話はAndroid機ということになりそうです。もちろん、まだ決めつけるべきではないとも思っていますけどね。

マイクの位置

本体側下端にはマイクはありません
私の携帯電話・F-03Bを見ていて、ふと不思議に思ったことがあります。それは、通話用マイクの位置。普通の電話機だと、ハンドセットの上端に受話用スピーカーが、そして下端に通話用マイクがあるのが普通です。しかし、F-03Bの筐体を見ると、スピーカーはイメージ通りの液晶画面のすぐ上あたりに付いているんですが、本体側の端っこを見ると、マイクらしいモノは影も形もありません。

マイクはヒンジ部のすぐ近くに
そして、マイクがある場所はヒンジ近くの小さな穴の中。見つけた直後には、どうしてこんな中途半端な場所に?と、最初は首をかしげてしまいました。しかし…

実はヒンジ部の方が口に近い
実際に電話を耳に当ててみると、実は口があるのはヒンジ近くあたりの高さになります。この方が、下端にあるよりも余計な雑音を拾うことは少なそうです。ちゃんといろいろ考えられているんだなぁ…と、妙に感心しました。
それと同時に、マイクはそこに付いているはずだ…と、固定観念でものを見ていることの危うさもちょっと感じましたね。頭がだんだん固くなっているのかも。普段から、いろんな角度で柔らかく物事を見ていくように気をつけましょう。

乗り換えてもいいよ、でも

NTTドコモから、「らくらくホン ベーシック3」が発売されます。4月から、端末の利用を自社回線だけに限定する「SIMロック」を解除できる仕組みを用意する…としていたNTTドコモにとって、これが初めての「他社回線でも使える端末」になります。もっとも、実際にこの端末でロック解除をしようとする人はほとんどいないでしょうけどね。
この「らくらくホン ベーシック3」には「使い方」と書かれたボタンがあり、これを押すと、何と使い方を教えてくれるオペレーターに電話がつながってしまいます。また、この端末を持っている人の状況を定期的にモニタリングできる「つながりほっとサポート」、音声メッセージを送れる「声の宅配便」という新たなサービスも提供されます。
SIMロックを解除してソフトバンクなどの他社回線用の端末として使うこともできますが、これらの新機能は使えなくなります。NTTドコモとしては、別に乗り換えてもらってもいいけれど、うちの会社で使ってくれればあんなことも、こんなこともできますよ…と、何とも余裕たっぷりの市場開放を仕掛けています。もっとも、肝心なのはスマートフォンに対しても同じような態度がとれるかどうか、ですが。
余談ですが、らくらくホンシリーズは富士通が製造している端末です。またしても富士通は新サービスの露払い役を買って出たことになります。未だに富士通はNTTドコモ以外には端末を供給していません。固い絆ですね。もちろん、お互いにとってプラスになるからこそ続いている関係なのでしょうけど。

初期不注意


相変わらず、Bluetoothヘッドセット・MW600のお話。通勤電車の中で快調に働いている話をしたところなんですが、私ともあろうことが、使用日数たった3日にして大失態をやらかしてしまいました。それは「丸ごと洗濯」。
シャツの胸ポケットに入れたまま洗濯カゴに放り込んでしまった私も、それを洗濯機に放り込んだ妻も、ポケットの中身に全然気が付かなかったんですよね。何しろ、ヘッドホンを合わせても重量は20gそこそこ。こんなアイテムの存在がまだ頭の中に刷り込み切れていない段階で、言ってみれば初期不良ならぬ「初期不注意」でした。
MW600には防水性能があるわけでもありませんから、そんなことをされてはひとたまりもありません。もっとも、強固な防水・防塵機能を誇るF-03Bだって、1時間洗濯機でゴロゴロかき回したら、やっぱり無事ではいられないでしょうけどね。
さすがにこれはもうダメだろう…と思いながらも、一縷の望みを託して丸2日かけて乾燥し、電源を入れてみました。電源は何とか入ったものの、スイッチ自体の接触が悪いのか、なかなか電源が入りませんし、逆になかなか切れません。また、通話スイッチが接触したままの状態になってしまったようで、ヘッドホンからは常に操作音が鳴り続け、画面もめまぐるしく切り替わります。要するに、もう使い物にならない…ということです。

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青歯と通う


先日入手したワイヤレスヘッドセット・MW600を持ち歩き、通勤電車の中で音楽を聴いています。歩いているときにも聴きたいと思うんですが、カナル型の密閉型ヘッドホンでは周囲の音がほとんど聞こえなくなってしまうので危険なんですよね。一方で、電車の中では音漏れしにくい密閉型の方が有利です。2台のヘッドホンを持ち歩くほどの余裕はないので、現在は基本的に電車の中で聴くことにしています。
使っていて気になるのは、音楽の演奏がしばしば中断されること。F-03B本体側の動作を見ていると、メールの受信時やiコンシェルのメッセージ着信時などに止まっているようです。それ自体に演奏を止める必然性はないわけで、携帯電話の限られたプロセッサ処理能力の中では仕方ないのかも知れませんが、少々ストレスが溜まる仕様です。
また、アラームが鳴るときにも演奏は止まります。止まったことで「何かが起こった」ことはわかり、本体の方を確認すればアラームの用は成すわけですが、このときにアラーム音がヘッドセット側で鳴ってくれると、さらに便利かつ効果が上がりそうな気がします。これはF-03Bの方で対応してくれなくてはどうしようもないのでしょうけどね。

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青歯で聴く


先日注文してあったワイヤレスヘッドセット・MW600が、私の手元に届きました。例によって楽天で発注したわけですが、先に現物自体は店頭でパッケージから見える外観を確認していました。品質のばらつきが少ない工業製品の場合は、こうして「店頭で確認→通販で購入」というパターンをとることが結構あります。


どうしても確認したかった理由のひとつが、本体色の仕上がり具合。MW600は、ブラックとホワイトの2色展開となっています。それぞれに味がある配色ではあるんですが、非常に気になったのが、ホワイトの有機EL画面が鏡面仕上げになっていること。洒落た処理ではあるのかも知れませんが、これでは屋外だとかなり表示が見にくくなりそうです。これが決め手となって、ブラックを選ぶことにしました。

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青歯の決定打か

今回は久々に「青歯」のお話。もちろん、私の歯を青く塗ったりしたわけではなく、これは近距離無線通信・Bluetooth(ぶるーとぅーす)のことです。既に私は5年前から熱視線を送っていたBluetoothなんですが、これまではなかなか環境が整わず、活用できているとはとても言いがたい状況でした。しかし、ついに状況が変わることになりそうです。
そもそも、Bluetoothはせいぜい10m程度の近距離で周辺機器との間の通信に使うことを狙った規格。当初から携帯電話での利用を強く意識していたのが、特徴のひとつです。現在の私の携帯電話・F-03BにもBluetooth通信は内蔵されています。ハンズフリー通話のためのヘッドセット、あるいはミュージックプレイヤーの音楽やワンセグ放送の音声などを再生するためのヘッドホンをワイヤレスで接続したり、パソコンからF-03Bをモデムとして認識させてネット接続したりすることができます。
Jabra BT800
これらの機能を活用するためには、F-03Bに接続するための機器が必要になりますが、なかなか決定打となるアイテムが見つからず、しばらく様子見をしていました。かつてP902iを使っていた頃に、超高機能ヘッドセットのJabra BT800を使っていたことがありますが、互いの機能がマッチングせず、全く生かせなかった苦い経験もあります。耳の内側になる場所にディスプレイがあっても、着用したままでは全然見えないんですよね(汗)。必要な機能を、適切に実装している必要があります。
昨年になって、「これだ!」と思える、なかなか面白そうな製品が登場していたんですが、今度は経済的な事情などもあり、なかなか購入への踏ん切りが付きませんでした。しかし、現在の自分の状況も考慮すると、これは十分活用できそうだ!と踏み、この度導入を決めました。

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