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オヤジたちが去っていく

日本プロ野球はペナントレースが終了し、クライマックスシリーズが始まっています。私は野球を見るのも結構好きなんですが、気がつけばSSK Worldでは野球の話題を取り上げることがめっきり減りました。

理由は、ひとえに中日ドラゴンズが近年低迷していることに尽きるかと思います。気がつけば3年連続のBクラス。発表されたときは「予想の斜め上を行く」と評して期待していた落合-谷繁体制でしたが、残念ながら今のところ成果は上がっていない…と言わざるを得ません。

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投げる伝説

プロ野球・中日ドラゴンズの山本昌投手が、金曜日・5日にナゴヤドームで行われた対阪神タイガース戦で先発登板。5回を無失点に抑え、勝利投手の権利を持って降板しました。その後はリリーフ陣も無失点でリードを守り切り、山本昌は今季初登板を勝利で飾りました。

1965(昭和40)年8月11日生まれの山本昌は、現在49歳。この試合で、プロ野球史上最年長登板、史上最年長勝利の両記録を更新しました。また、この日登板して試合が成立したことで、自らが持つ実働年数のリーグ記録も28年に延ばした(一軍戦に出場しないと「実働年数」にはカウントされないため)ことになります。

今シーズンは開幕から二軍暮らしが続き、私は「もしかするとこのまま引退してしまうのではないか?」という不安も持ちながら見ていたんですが、こうして一軍のマウンドに戻ってきて、相手の手加減があるわけでもなく、きっちりと試合を作ってしまうわけですから、やっぱりこの人はとんでもない人です。この内容なら、「記録を作るためによれよれで出てきただけ」とは言われないでしょう。

大昔から私の好きな選手ではあったんですが、まさかこんな伝説的プレーヤーになってしまうとは思っていませんでした。これからも、彼は試合に出る度に「史上最年長」「史上最長」の記録を作り続けることになります。さすがに、今後何十年も続くことではないはずですが、もうしばらくは「投げる伝説」であり続けることを期待しています。

1日契約

昨シーズン限りで現役を引退した、元中日ドラゴンズの山崎武司氏が、金曜日・21日の楽天イーグルスとのオープン戦に出場しました。イーグルスは、彼が再ブレイクを果たした球団ですし、星野仙一監督とはドラゴンズ時代も含めて数多くの思い出があるはずです。両球団でファンから愛されてきた彼にとって、最高の最後の花道になります。
山崎「選手」は、「4番・指名打者」で先発出場。1打席だけ打席に立ちました。残念ながら、結果はセカンドゴロ併殺打でしたが、全力勝負で最後の雄姿を見せてくれました。私は残念ながらリアルタイムでは観戦できず、夜のスポーツニュースで見ることになりましたが、それでもこんな場面を見られたのはとても嬉しかったですね。

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早速オレ流全開

日本シリーズが終わり、一応今季の日本プロ野球の日程は終了ということになりました。しかし、全ての選手にシーズンオフがやってきたわけではありません。台湾では、8日から今日まで「侍ジャパンの国際強化試合」なるものが行われています。
「侍ジャパン」とは国際試合に出場する野球の日本代表チーム全てを指す言葉だそうで、その中で、プロが戦う野球の国際大会・WBCに出場するのが、現役プロたちで構成されたトップチームということになります。大会直前にチームを編成するのではなく、サッカーの日本代表と同じように組織として常設し、継続して強化を図っていく…という目論見らしいですね。
そもそも、オリンピックの競技種目から外されたように、野球というスポーツのグローバル性にはかなり疑問はあるわけですが、それはともかくとして、本気で国際大会で勝ちに行こうとするのならば、従来の体制よりも良いとは思います。ただ、心配なのは選手たちが本来休息できる時期にまでフル回転することで身体を痛めてしまわないか…ですが。

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浜松の星

先週木曜日・10月24日に、日本プロ野球のドラフト会議が開催されました。近年は、日本シリーズの直前に行われるのが恒例になっていますね。
今年もいろんなドラマが繰り広げられたわけですが、なんと言っても私にとって今年最大の話題は、中日ドラゴンズが1位指名した鈴木翔太選手のこと。彼が通っている聖隷クリストファー高校は浜松市北区にありますが、それだけではなく、彼は小学校も中学校も浜松市浜北区内…という、生粋の浜松市出身です。
ドラゴンズは、谷繁元信監督・落合博満GMの体制で臨む初めてのドラフト会議。落合GMは、監督時代にはドラフト会議直前に指名選手を変更するよう要求したことが何度もあったと聞いています。今回そんな「ちゃぶ台返し」があったのかは定かではありませんが、あの人の眼鏡にかなったというのは大変なことだと思います。谷繁監督の「早く彼の球を受けてみたい」というコメントが良かったですね。いかにも選手兼任監督らしいメッセージです。
地元からこれだけ注目される選手が登場したのは嬉しいですね。あとは、プロの世界でさらに羽ばたいてくれることを祈るばかりです。彼のように「将来のエース候補」と呼ばれた選手は数多くいますが、誰もがエースになれたわけではありません。大事なのはこれからです。

予想の斜め上

日本プロ野球はクライマックスシリーズ(CS)のファーストステージが終了。両リーグともリーグ3位のチームがファイナルステージに進むことになりました。「下克上」という嫌なキーワードが、少しずつ現実味を持って近づいてきます。

今シーズンのリーグ優勝チームはどちらも、一見余裕の戦力で他を引き離していたように見えて、実は意外に危うさも抱えたチームのような気がしています。短期決戦の難しさもありますし、油断は出来ません。

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これも球団史上初

日本プロ野球パ・リーグでは、東北楽天ゴールデンイーグルスが球団史上初のリーグ優勝を達成しましたが、セ・リーグに目を移してみると、我らが中日ドラゴンズが、実に残念な「球団史上初」の実績を作っています。
2007年のシーズンから、ペナントレースの上位3チームの中から改めて日本シリーズに出場するチームを選ぶクライマックスシリーズ(CS)が導入されました。最初の年には、早速ドラゴンズがこのシステムに乗ってリーグ2位から「日本一」になったわけですが、あの年以来ずっとリーグ3位以内を維持していたドラゴンズも、今年は久々のBクラスが確定。球団史上初めて、CSに参加せずにシーズンを終えます。
早々に店じまいしてしまったのは残念ですが、来シーズンへの準備を上位チームより早く始められるのは良いことかも知れません。レギュラー陣の高齢化が進むと共に、故障を抱えた選手が多くなっていますし、うまく充電してほしいところです。肝心の、高木守道監督に代わる来シーズンの監督選びが未だに見えてこないのは不安材料なんですが…。


一方で、広島東洋カープが、球団史上初めてCSに駒を進めます。そもそもCSというシステム自体大嫌いな私ですが、出場チームがほぼ固定化されていることも、このシステムへの疑問を持つ理由の一つでした。ですから、カープの初出場は大歓迎です。
シーズンを勝ち越せるかどうかが微妙なカープが、CSから日本シリーズに進出してしまうかも知れないことを問題視する声もありますね。しかし、これには交流戦でセ・リーグが大きく負け越して、各チームの勝ち数の合計が負け数より20も少なくなっている事情もあります。リーグ3位のチームが「日本一」になる「下克上」を認めるどころかチヤホヤもてはやすシステムを採用している以上、気になる点にはとりあえず目をつぶりつつ、そこで行われる勝負は楽しみましょう。でも、やっぱり現状のシステムの見直しはしていただきたいと思いますけどね。

投げるたびに記録

プロ野球・中日ドラゴンズの山本昌投手が、火曜日・9日にナゴヤドームで行われた対東京ヤクルトスワローズ戦に先発登板し、6回を1安打無失点に抑え、今季初登板を勝利で飾りました。これでドラゴンズの連敗は3でストップ。今季は開幕からどうも波に乗れていませんが、反攻へのきっかけにしてほしいところです。

現役選手最年長である山本昌は、今年がプロ入りから実に30年目のシーズン。47歳7か月での先発勝利は、自らの持っていたプロ野球最年長記録を更新したことになります。また、この日の登板で最年長登板のセ・リーグ記録も更新。実働年数27年(一軍戦に出場しないと「実働年数」にはカウントされません)もリーグ最長記録です。今後も、彼は登板するたびにこれらの記録を更新していくことになるはずです。

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不思議なドラゴンズ

7月20日から、日本プロ野球のオールスターゲームが始まります。セ・パ両リーグの精鋭たちがそろい踏みして戦う、プロ野球界の夏祭り。もっとも、今年はその直後に始まるロンドンオリンピックへの注目度の方がずっと高くなりそうですね。オリンピックの競技種目から野球が外されてしまったのは、やっぱり残念です。
既に、ファン投票と選手間投票により選ばれた出場選手が発表されています。あとは、これに監督推薦の選手が加わって出場選手が決まるわけです。

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有終の美は飾れなかったが

プロ野球の日本シリーズは、中日ドラゴンズと福岡ソフトバンクホークスが3勝を取り合って、最終の第7戦までもつれ込みました。最初の2戦は福岡・ヤフードームでドラゴンズが2勝、次の3戦はナゴヤドームでホークスが3勝、そして第6戦は再び福岡でドラゴンズが勝利…と、ここまでホームチームが負け続ける展開。普通なら、ホームゲームは球場自体に慣れていること、多くのファンの声援がもらえることなど、有利になる点が多いはずなんですが、これらの条件がもしかすると逆にプレッシャーになってしまったのかも知れません。
もっとも、ホームチームが負けたとは言っても、圧倒的にたたきのめされたわけではなく、第6戦まではずっと終盤まで緊張感を保ち続ける、手に汗握る展開の試合が続きました。特に、ドラゴンズの薄氷を踏む勝ちっぷりはさすがの貫禄すら感じさせました。最初の2勝はいずれも延長戦で2対1、第6戦も2対1と全て1点差。最低限しか得点できなくても、それ以上に抑えれば何とかなるんだ…という、究極の守りの野球です。だからといって、貧打線でも良いのか?と聞かれれば、それは絶対違うと思いますが。
迎えた第7戦は、ホークスが3対0で勝利。8年ぶりの日本一となりました。この8年間は、リーグ優勝はするものの日本シリーズになかなか出場できず、ようやく巡ってきた日本一へのチャンス。シリーズでも苦しい戦いが続く中を何とか勝ち越しました。第7戦だって、決して楽な展開ではなかったはずです。並のチームが相手ならもっと大量得点になって良い場面で、それぞれ1点ずつしか奪えなかったわけですからね。リーグ戦の順位だけでなく、個々の成績でも12球団トップレベルの最強チームが、実力通りに日本一の地位を勝ち取ったんですから、これは当然のことです。おめでとうございます、そしてお疲れさまでした。
一方、事前の評価では圧倒的に不利が予想されていたドラゴンズも、最小得点差の試合で踏ん張り続け、野球の醍醐味を味わえる、しびれるような試合を見せ続けてくれました。日本シリーズの試合を7戦も見せてくれたことに、まず感謝したいですね。落合博満監督の有終の美は飾れませんでしたが、十分健闘したと思います。ありがとう、本当にありがとう(泣)。