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5(+1)台のレッツノート

1996年6月に初めての「レッツノート」・AL-N1が発売されてから、間もなく満20年を迎えますが、考えてみると、その20年のうち8割ほどの期間は、私もレッツノートと共に過ごしてきたことになります。

私はこれまでに、モバイルノートPCとして5台を購入していますが、他社のいろいろなタイプの製品と比較してみるものの、最後に「購入しよう」という決心にまでたどり着くのは、いつもレッツノートでした。皆さんご存じの通り、お値段は相当高価なんですが、損をしたと思ったことは一度もありません。今日は、私が使ってきたレッツノートを振り返りながら、ちょっと昔話でもしてみましょうか。

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Rが帰ってきた

パナソニックから、レッツノートシリーズの2014年秋冬モデルが発表されました。LX、MX、SXという従来のラインナップは、順当に基礎体力がパワーアップされました。そして、ここにもうひとつ新しく加わった新製品があります。

CF-RZ4は、B5判の大学ノートとほぼ同じフットプリントで10.1型・1920×1200ドットの高精細なIPS液晶画面を持つ、現行ラインナップではいちばん小さなレッツノート。かつてのAXシリーズや現行のMXシリーズと同様に、タッチパネル付きの画面が「360度開いて」タブレット形態でも使える…という、いわゆる2in1タイプの製品になります。

JEITA 2.0基準で約10時間という、まる1日使うには十分のバッテリーライフを持ちながら、重量はたったの745g。「コンバーチブルPCとして世界最軽量」だそうです。しかし、これだけ軽くても、きちんとレッツノート基準の耐久テストをくぐり抜けていますし、インターフェースはUSB 3.0×3ポートに有線のLANポート、さらにはHDMIだけでなくアナログVGA出力まで備えています。現物を見るまでは分からない…とはいえ、いつものレッツノートと同様、妥協のないビジネスモバイルとして開発された製品であることは間違いありません。

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ママのパソコンは3倍速?

1台のパソコンを私と妻とで共用するようになってから、もうすぐ1年になります。マルチユーザーでの運用自体には特に問題なかったんですが、同時にひとりしか使えないのは、やっぱりお互いにとってストレスになっていたような気がします。私も妻も家にいる夜は、どちらかが作業をしているともうひとりは待っていなくてはなりません。どうしても!というときにはレッツノートを引っ張り出せば良いわけですが、デスクトップの環境とはあまりに違いすぎて、最近はイライラすることも増えました。
私がパフォーマンスにこだわって作った自作デスクトップは私がそのまま使い、このたび妻のためにもう1台を用意することにしました。使い勝手を考えれば、やっぱりベターなのはデスクトップ機なんですが、妻からの要望はノートパソコン。話を聞いてみると、家の中で好きな場所に持ち運んで広げたいんだそうですね。
娘とふたりで家にいるときなど、面倒を見ながら片手間に…となると、机に縛り付けられているわけにはいきません。さらに、今年末には完成する新居では、彼女は店を開く離れと母屋の間を移動してパソコンを使うことになるはずです。「持ち運ぶ」と聞けば、私に選ばせればレッツノートがベストバイなんですが、この程度の移動だけなら、あれほどのモバイル性能は不要でしょう。むしろ、デスクトップを代替できるような大画面のノートパソコンが適していそうです。

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And…what’s the next?

500*375 pixels, 47.7KB

50,000アクセス記念のトップページに使っていたCGです。20,000アクセスのときのモデルと背景はそのままに、私の最新レッツノート・CF-R4がそれを遠目に見ている(?)姿になっています。一見、CF-R2とはずいぶんイメージが異なりますが、USB端子やPCカードスロット、キートップの形状だけでなく、実はバッテリーの断面も結構似ていたりして、思っていたよりも多くの形状データを流用することが出来ました。

今回は、せっかく苦労して作ったモデルをレンダリング段階で思いっきりぼかした画像にしてしまう…という暴挙に出ています。作業手順としては、鮮明な画像を計算した後にぼかしを入れるんですが、このときにShade 8 Professionalのプラグイン・DepthPlusを使っています。3次元モデルの中にピントの中心を決めて、そこからのZ座標の差とカメラ設定を元に、被写界深度を考慮してぼかしの量を決めます。ぼかしで画像の情報量が落ちているはずなのに、逆にリアリティは上がってしまうのが面白いところです。

今回も、20,000アクセスのときと同様に、壁紙用にXGAとSXGAのデータを作っています。トップページのものよりも高解像度の画像が見られます。良かったらお使いください。

XGA用壁紙(1024×768 pixels, JPEG, 385KB)
SXGA用壁紙(1280×1024 pixels, JPEG, 539KB)


通算50,000アクセス突破記念CGであるとともに、ようやく3次元モデルが出来上がった現役レッツノート・CF-R4のお披露目になった作品です。そして、XGAとSXGAで用意した壁紙は、ようやくまともに動くようになった自作タワーPCを使って、64bit版のShade 8 Professionalでレンダリングした最初のCGになります。

考えてみると、年賀状の図案以外はノートパソコンばかり作っていますよね。そればかりでもつまらないので、自分の持っているアイテムの中から、もうちょっと別のものをCGにしてみようかな?と思っているところです。何にしようか、いろいろと考えているところなんですが…。

意外に悩んだ4代目

意外な後押し

前回、レッツノート・CF-R2のバッテリーの劣化状況を確認しました。あの時点では「もう少し粘るか」なんて書いたわけですが、現実問題として仕事で使うのにも支障が出始めている状態ですから、その選択肢はありません。一度ヒモ無しで使う快感を覚えてしまうと、なかなかACアダプター付きの生活には戻れないものです。あとはバッテリーを買い替えるか、パソコン丸ごと買い替えるかの二者択一です。

CF-R2用のバッテリーは2万円程度で売られています。また、中身のバッテリーセルのみを新品に入れ替える作業を1万円程度で行うサービスも提供されているそうです(今回か前回記事のGoogle AdSenseに広告が表示されているかも)。これらを利用すれば、あと2年くらいは使える…ということになります。しかし、心配なのはバッテリー以外の部分の寿命。3年間使ったCF-B5の場合は、2年目以降に液晶画面キーボードに徐々に不具合が出始めました。通算4年間を使い切る…というのは正直なところ厳しいでしょう。

一方、完全に新型機に買い替えてしまうのなら、費用は25~30万円かかると考えられます。その代わり、例えばCF-R4を買うとすれば、ほぼ同じ重量でこれまでの2倍以上のバッテリー動作時間、大幅なパフォーマンスの向上、さらにコンパクトな筐体と、様々な改善点があります。幸い、現在の私はこの費用なら出せないこともないのですが、他にもいろいろ欲しいものはありますし、それ以前にそろそろちゃんと貯金もしないと老後に困るのでは?と思ったりして、出費にはかなり慎重になっていました。やはりバッテリー購入で乗り切るべきなのか…。

そんな状況の中、意外な後押しの言葉がありました。それは、「父の日晩餐会」にやってきた弟・ささっちが「家を買おうかと思う」という話をしたこと。去年結婚したばかりの弟なんですが、家賃を払うのと住宅ローンを返済するのを天秤に掛けると、後で手元に自分の財産が残る持ち家の方がいいんじゃないか?と思ったらしいです。

…どこが「後押し」なんだ?と思う方も多いかと思うんですが、家を買うには大量の資金が必要ですよね。基本的には住宅ローンで返すとしても、まずは頭金を貯める必要があります。自分がそんな状況になったら、パソコンなんか買っている場合ではないかも知れません。考えてみると、いつまでも自分ひとりだけの好きなようにお金が使えるとは限らないんですよね。それなら買えるうちに買っておこうかと…とはいえ、私には今のところ家を買う予定も結婚する予定もないんですが。要するに、こじつけでも何でもいいから理由が欲しかっただけかも知れません。

内輪で悩む

そんなわけで(どんなわけだ?)、新機種を購入する腹を決めた私。こういうときには、一度頭をリフレッシュして、メーカーにはこだわらずにいろいろな製品を吟味してみることにしています。しかし、私の「どこにでも持ち運んで使う」という利用モデルを念頭に置くと、どうしてもレッツノートが生き残ってしまうんですよね。特に、今回はハードディスクの性能に注目して選んでみた(理由はまた回を改めて)んですが、この点でも2.5型ハードディスクを採用しているレッツノートは有利です。1.8型ハードディスクの性能の低さは実感していますし。

現在は4機種となっているレッツノートのラインナップ。先の文章でもわかっていただけると思いますが、当初の第一候補は現在使っているCF-R2の後継となるCF-R4でした。しかし、店頭で実機に触れてみたら迷ってしまったんです。というのは、新設計筐体となったCF-W4とCF-T4のデキが想像以上に良かったから。「耐100kgボディ」を謳う筐体の剛性はレッツノートである以上当然だと思っていますが、ちょっと驚いたのは従来機のCF-W2/CF-T2よりも小さく見えたこと。寸法としては変わっていないのですが、天板などのちょっと丸みを帯びたデザインが要因なのでしょうか。

この2機種とCF-R4を見比べると、キーボードと液晶画面の大きさの差が際だちます。最近細かい文字が見にくくなって…とかいうことはさすがにまだありませんが、当然どちらも大きい方が使いやすいですよね。もちろん、それは筐体全体の大きさに跳ね返ってくるわけですが、あとはどのくらいの大きさなら持ち歩く気になるか?の基準の問題でしょう。この点でも小さく「見える」ということは意外に重要です。軽量化の方は実際にかなり進んでいますし。

結局原点に戻る

CF-R4との重量差がたったの200gで、DVDスーパーマルチドライブを内蔵し、駆動時間も遜色なく、液晶画面やキーボードは大きくゆったりしているCF-W4は、これ1台だけで何でもできる…という製品です。しかし、特に外出先でのことを考えたときに、私の場合DVDドライブを使う場面がどのくらいあるかはかなり疑問です。既に外付けのコンボドライブを持っていますが、これを一緒に連れ出したことは数回しかありません。移動中にDVDで映画を見るくらいならもっと他のことをしたいと思いますし。

バッテリーでの動作時間がカタログ値で12時間(実質的には8~9時間くらいでしょうか)に及ぶCF-T4のスタミナは驚異的です。しかし、CF-W4よりも重いという重量が問題。CF-R4なら同じ重量でACアダプターを一緒に持ち運べるんですよね。普通は宿泊地でAC電源を利用できることを考慮すると、どちらが有利か微妙です。あとは、画面とキーボードの大きさをどう評価するかでしょう。

そんなことを考えた後でCF-R4を見ると、やっぱり小ささが最大の魅力になっています。もはやA5ファイルサイズと呼んでも良い寸法は、見せるだけで多くの人が驚くレベルに達していると思います。CF-R2よりも11mm横幅が小さいということで、おそらくBOBLBEE SAMにも無改造ですっぽり収まりますし、それどころか普通のセカンドバッグにも入ってしまいそうです。もちろん、大きな鞄への収まりも有利ですよね。A4サイズの入る鞄になら、縦向きに入ってしまいます。画面やキーボードが小さいとは言っても、もう7年間も慣れ親しんでいますから問題は感じません。いろいろ迷いましたが、やっぱり私にとってはCF-R4が最良の選択のような気がします。

これも決め手

実はもう一つ決め手がありました。それは価格。CF-R4はその小ささのためかラインナップの中で最も安いんですよね。CPUなどの基本性能はCF-W4やCF-T4と同じですから、お得感があります。さらに、マイレッツ倶楽部でのオプションであるカラー天板も安価です。いろいろ積み上げていくと、結構大きな差になります。

カラー天板と言えば、選べる色のラインナップも決め手の一つです。CF-W4/CF-T4では、ファッション性にこだわった新しい10色がラインナップされていますが、どうも私の好みの色がありません。CF-R4なら、私のこだわりの色である赤が選択できるんです。パソコンは見た目で使うものではない…というのも確かに真実ですが、どこにでも持ち歩く以上は見た目も重要な要素です。そういえば、レッド天板のCF-R4なら「加護ちゃんノート」と完全にお揃いの外観になりますね。「こちら本池上署」は、TBS系列で月曜日午後8時から。ただいま第5シリーズが放送中です。

そんなわけで、私の4代目レッツノートとして、CF-R4の購入が決まりました。実は既に発注済みで、手元に届くのを待っているところです。楽しみですねぇ。

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バッテリーを計る

元気なつもりだったのに

先に速報を流したんですが、最近、外出先でレッツノート・CF-R2のバッテリーが予想外に早く消耗し、使えなくなってしまう…ということが立て続けに2回ありました。カタログ上では「5時間」と書かれているバッテリーでの動作時間ですが、これまでの経験から、外付けドライブを使わず無線LANも使わない状態なら最低3時間くらいは使えるかな?という感触を持っていました。しかし、今回は2時間半の会議の最後まで持たなかったんです。特にヘビーな使い方をしたわけでもないんですが…。

前回の記事で、まだバッテリーが元気だから…というのを理由にして新型機の購入を見送った私でしたが、実はバッテリーの劣化は意外に進行しているのでは?と心配になってきました。普段の使い方が使い方だけに、バッテリーの容量は生命線ですからね。

まずはリフレッシュ

昨年のレッツノートクリニックのときに、バッテリーの容量チェックをしてもらいました。結果は消耗度12%。つまり、1年間使った時点で既に新品よりも1割ちょっと容量が目減りしていたことになります。あれからもうすぐ1年が経ちます。容量はどのくらい減っているのでしょうか。

セットアップメニュー・リフレッシュバッテリー;拡大画像サイズ37.3KB

CF-R2のBIOSセットアップメニューには、「リフレッシュバッテリー」という項目があります。これは、バッテリーに保存されている容量の情報を更新するためのもので、一度完全に充電→放電を行います。メニューの項目名からすると、バッテリーの容量そのものが回復するのか?と思ってしまいますが、そういうものではないようです。

リフレッシュ中;拡大画像サイズ26.0KB

メニューを選択すると、すぐに画面が切り替わってリフレッシュが始まります。解説によると「満充電状態から完全放電するには約3時間かかります」とのことでしたが、今回は画面を見ていたら1時間45分6秒のところで放電が完了して電源が切れました。4割以上早く終わってしまったことになります。

微妙な数字

バッテリーの容量がこの時間差の通り4割以上少なくなっているとすれば、これはそろそろ寿命と考えなくてはなりません。バッテリーを買い替えるか、それとも新機種に買い替えるのか…という論議が再燃することになります。

MobileMeter

レッツノートクリニックで教えてもらえるように、バッテリ自身が1%単位で消耗度を把握しているのですが、BIOS画面や標準で付いてくるソフトではこれを知る手段がありません。そこで、今回はhexmagic氏のMobileMeterを使って消耗度を見てみました。本来は、こんな風にCPUの動作周波数や各部の温度、充電・放電電力を表示するフリーソフトですが、設定画面からバッテリーの詳細情報も見ることができます。

MobileMeter「バッテリ情報」;拡大画像サイズ15.6KB

見ると、現在の消耗度は22%。何とも微妙な数字です。まだ「寿命だ」と断ずるほどの消耗ではないのですが、最初に触れたような現状を裏付けるほどに容量が低下していることは明らかになりました。…さて、どうしたものか。もう少し現状のまま粘ることもできなくはありませんが、新機種に買い替えれば劇的に状況が改善するのもわかっているわけですし…かえって悩みは深まったような気がします。

バッテリー、やっぱり寿命?

最近、外出先でレッツノート・CF-R2のバッテリーが予想外に早く消耗し、使えなくなってしまう…ということが立て続けに2回ありました。ちょっと前には大丈夫だと思っていたんですが、もしかするとバッテリーは意外に劣化しているのかも。一度バッテリーリフレッシュをしてみた方が良さそうです。

Sonomaなレッツノート

遅れてきた本命たち

レッツノートの2005年夏モデルが発表されました。例によって、各社の夏モデルが出揃った後に満を持しての登場です。今回は、すっかりお馴染みのFlashによるティザー広告ではなく、ブログを使っての情報公開が行われました。個人Webサイト向けのツールとして注目されているブログですが、企業がユーザーの意見を集めたり、企業同士が広告手段として利用したりする場面が増えてきています。商業化が行き過ぎてしまうと、トラックバックが単なる広告リンクになってしまいそうでちょっと面白くないんですが。

これまでと同じ4機種のラインナップ。デビューから一度もモデルチェンジがなく、一部では「消えるのでは?」と噂されていたTシリーズは、12時間の超長時間バッテリー動作を看板に生まれ変わり、CF-T4となりました。同じく新設計筐体となったCF-W4と基本的には同じベースのようですね。100kgの荷重に耐えるタフボディや無線LANハードウェアスイッチの新設なども共通となっています。

残りの2機種、CF-Y4とCF-R4では従来の筐体がそのまま使われていますが、中身の方は一新されています。CPUやハードディスク、無線LANといったところは従来通りですが、全機種でチップセットは915GMSに変更。いわゆるSonomaプラットフォーム対応機になりました。「自作PCドタバタ日記」でも時々触れていますが、チップセットが更新されることにより得られる機能や性能の向上は非常に大きなものがあります。今回の場合、統合ビデオ機能の向上、メモリアクセスの高速化などにより大幅なパフォーマンスアップが見込めます。

今年初めに発表されたSonomaプラットフォームですが、その直後に各社から発表された今年の春モデルでは、レッツノートも含め軽量モバイルノートパソコンにはほとんど採用されませんでした。どうやら私の思ったとおり消費電力の大きさが原因だったようです。しかし、この夏の新製品では、ThinkPadDynabookといったモバイルパソコンの有名ブランドにもSonoma採用機が登場してきました。各社とも時間をかけて開発を進めていたんですね。

軽量・長時間動作は総合力

レッツノートのすごいところは、消費電力の大きなSonomaプラットフォームになっても、タフボディが進化しても、「軽量・長時間動作」という看板に全然妥協がなかったこと。CF-W4では、1,199gと先代のCF-W2から100g近くもの軽量化を実現した上で、バッテリでの動作時間は8時間に延長されています。CF-R4でもアンダー1kgとバッテリ動作時間の9時間は死守し、「最軽量のSonoma機」の称号を手にしました。CF-T4の12時間動作に至っては、開発陣の皆さんの執念すら感じます。

カタログを見ていくと、一つ重要なポイントに気づきます。それは標準バッテリーの仕様。CF-R4のバッテリーを見ると、形はCF-R3用と全く同じように見えるんですがCF-R4専用品となっています。もうちょっと細かく見ると、容量が7.2Ahから7.8Ahに増えています。重量も310gから320gに増えていますが、容量の増加分と比べれば抑えられています。

バッテリーでの動作時間を延ばすために、省電力化はもちろん大事だと思うんですが、最も手っ取り早い方法はバッテリーの容量を大きくすること。限られたサイズや重量の中で容量を大きくするために、レッツノートでは常に最新型の大容量バッテリーセルを採用している……と聞いたことがあります。製造コスト面では不利になるはずですが、大事なところでは妥協がありません。

松下電器は、グループ内にリチウムイオン充電池を作る部門を持っています。また、CF-W4に内蔵されているDVDスーパーマルチドライブも、グループ内で生産しているからこそあんなに無茶な(笑)軽量化ができるのだと思います。用途に合わせた各部品を他社から調達してきて、自分は組み立てるだけ…という、いわゆる水平分業型が多いパソコン業界ですが、自前の高度にカスタム化した部品を使う垂直統合的アプローチが、他社製品の追随を許さない製品を生み出しているのだと思います。

乗り換えのタイミング

これまで3台のレッツノートを使ってきましたが、最初のCF-S21は2年間、2代目のCF-B5Rは3年間現役として働き、今のCF-R2Aは購入してからもうすぐ2年になります。時期的にはそろそろ次世代への乗り換えを考えてもいい時期かな?と思っていました。

私がノートパソコンの乗り換えを考えるときの判断基準はいくつかありますが、重要視していることの一つがハードウェアの大きな変更。CF-B5Rのときには「トラックボール復活」というインターフェース面の変更がありましたし、CF-R2AのときにはCentrinoプラットフォームという内部構造の大変革がありました(私の買ったモデル自体はCentrino非準拠でしたけど)。考えてみると、ちょうど全体が入れ替わった時点で新機種を購入…という流れになっています。

私にとって、もし今回乗り換えるのなら対象はやっぱり筐体の小ささにこだわってCF-R4になると思いますが、CF-R2Aと比較するとCF-R3のデビュー時に筐体が変わってバッテリ動作時間が大幅に延び、今回のモデルチェンジでチップセットが入れ替わり…ということで、「ちょうど全体が入れ替わった時点」です。CPUクロックだけでも900MHzから1.2GHzと33%高速になっていますが、他の要素も考えると性能アップはそれ以上に大きいと考えられます。

最近の技術トレンドを見ると、少なくとも今後2~3年はこのクラスのパソコンに劇的な性能向上があるとも考えにくいですし、ちょうど買い替え時かも知れません。

今頃になって効果実感?

ただ、もう一つの判断基準の方で問題があるんですよね。それは、内蔵バッテリーの「へたり具合」。充電・放電を繰り返すとバッテリーは劣化してくるもので、日常的に持ち歩いてバッテリー運用をしている私の場合、1年?2年くらいで劣化が目立つようになってきます。バッテリーの価格はノートパソコン全体の価格の1割強くらいしますから、意外に大きな買い物です。新機種に乗り換えるのとどっちが満足度が高い?と考えたくなります。

これまでの経験だと、そろそろ目に見えてバッテリーが劣化してくる頃なんですが、今回はもうすぐ2年になるというのに劣化が実感できません。リチウムイオン充電池の技術が進んできたのかな?…と考えながら、ふと思い出したのが昨年試してみた「お助けシート」。当初は動作時間の延長を実感できず、貼り付けたまま存在をすっかり忘れていたんですが、もしかするとバッテリーの劣化防止にはちゃんと効果があるのかも知れません。

ともかく、こちらの判断基準からすると、まだCF-R2のバッテリーが十分現役なのに乗り換えるのはもったいないのでは?と思ってしまいます。ただ、裏を返すとまだ元気な状態のCF-R2を新機種のバックアップとして待機させることができて心強い…ということも言えるんですよね。思い切って買ってしまうのも一つの手かも知れません。まあ、いずれにしても最大の問題は資金調達なんですけどね。

5泊6日

強烈な肩透かし

レッツノートの2005年春モデルが発表されました。従来の筐体はそのままに、CPUをより高クロックのものに交換、ハードディスクもより大容量のモデルが用意されています。そして、違いはたったこれだけ。新Centrinoプラットフォーム採用などの劇的な変化はない、見事なまでの超マイナーチェンジです。正直なところがっかりしています。

前回の記事でも触れたとおり、コードネーム「Sonoma」で呼ばれた新Centrinoプラットフォームには、レッツノートのようなモバイルノートを意識した製品もラインナップされていますが、どうして採用されなかったのでしょうか。省電力性能や発熱の面で思った通りの性能が出なかったのかも知れません。もし同等の消費電力で動作するのなら、より高性能なこれらの製品を採用しない理由は考えられません。高い処理性能が実現できるのなら、作業にかかる時間が短縮できて、実質的により長時間使えることになります。

あと、採用されなかった原因として考えられるのはコストの問題。900番台のチップセットが高額であることも考えられますが、それよりも現行シリーズの設計コストがまだ売り上げでは回収できていない可能性があります。より良い製品が手に入るのなら、販売価格に転嫁しても許されると思うんですけどね。パソコンの購入基準は価格だけではありません。特に、モバイル志向のユーザーには目の肥えた方が多いと思いますし。

STOPエラーの読み方

さて、前回の記事の通りまともに動かなくなってしまったCF-R2を修理に出すことに決めた私ですが、最初に電話をした先は「お客様ご相談センター」。「故障かな?」と思ったときに相談する所です。まずは不具合の原因をはっきりさせておきたかったんですよね。もしかすると、原因は私のちょっとした勘違いで、電話のやりとりだけで直ってしまうかも知れませんし。

最初にわかったことは、パームレストを触ると再起動する場合があること。どうやらハードウェア側に問題があることは確実になりました。次にしたことは、問題の所在を明らかにするためにSTOPエラーの内容を読むこと。とはいえ、発生すると1秒も経たずにすぐに再起動されてしまう状態ですから、内容を読むことなんて到底できません。

起動と回復・設定;拡大画像サイズ13.4KB

そこで、何とかセーフモードでWindowsを起動し、システムのプロパティから「詳細設定」タブ→「起動と回復」ボタンとたどり、「システムエラー」セクションの「自動的に再起動する」のチェックを外して、STOPエラーの画面で止まるようにしました。

これでSTOPエラーの画面を見ることはできるようになりましたが、英文と数字の羅列が小さな文字で表示されている状態で、これでは訳がわかりません。こんなときにサポートの方から聞かれるのが、「STOP」と書かれた行に続く英数字。これが、実際にどんな理由でシステムが停止したのかを示しています。画面が止まるごとに内容は変わりましたが、例えばこんな感じでした。

STOP 0x0000004e (0x00000007, 0x00007abf, 0x0000f17e, 0x00000000)PFN_LIST_CORRUPT
STOP 0x00000050 (0xc2332b94, 0x00000000, 0x00000000, 0x00000000)PAGE_FAULT_IN_NONPAGED_AREA

電話で番号を伝えて調べてもらったところ、これらのエラーが出るときにはメモリに障害がある可能性が高いのだそうです。試しに増設しているメモリをもともと載っていたものに戻したり外してみたりしましたが、状況は変わりませんでした。ということは、どうやらメイン基板上に載っているメモリに不具合があるようです。これで工場修理行きが確定しました。1時間近く電話しても無料のフリーダイヤルはありがたかったですね。

最速なら2泊3日!

次に電話した先は「パナセンスカスタマーセンター」。修理の申し込みをするときの連絡先です。お客様ご相談センターでのやりとりを一通り伝えて、修理に出したい旨を伝えました。早速翌日に宅配便で取りに来てくれることになりました。その日は仕事でしたから、職場に取りに来てくれるようにお願いしました。レッツノートクリニックのときと同じ「パソコンポ」の箱を持って日本通運の配達員さんが来てくれました。

CF-R2を送り出した翌日の夕方、私の携帯電話に神戸のカスタマーセンターから電話が入りました。メインボードを交換したが、動作チェックがこの日の発送に間に合わなかったので、発送は翌日以降になってしまう…というお詫びの電話でした。ということは、裏を返すとこの日のうちに発送されて2泊3日で手元に戻ってくるという体制が整っているということになります。そういえば、レッツノートクリニックのときも一晩私からの連絡待ちがあった上で3泊4日でした。

ところが、この後が意外に手こずったようです。動作チェックをしてみたら、ハードディスクの方にも異常が見つかって交換。さらにその後の動作チェックでも電源が落ちてしまって再検査…となり、結局木曜日に発送したCF-R2は翌週の火曜日に戻ってきました。都合5泊6日ということになります。この間も状況を毎晩電話で連絡していただけたので、ストレスは溜まりませんでしたね。…まさか、そば屋の出前の「今出たところです」ではないでしょうしねぇ。

3年保証のありがたさ

同封されていた「納品明細書」には、「メインボードとHDDを交換しました」と書かれた横に部品価格が載っていました。メインボードは27,000円、ハードディスクには40,500円という価格が付いていました。やっぱり1.8型ハードディスクは高いんですね。これに技術料が1万円くらい(CF-S21のときはちょうど1万円でした)加算されると修理代…ということになるわけですが、今回は3年保証の期間内ということで、送料なども含め全て無償で修理していただけました。こういうときに保険や保証のありがたさを実感しますね。

ちゃんと起動することを確かめた後、前回取り外した無線LANを内蔵し直しました。これで壊してしまったら笑い話では済みませんから、作業では最近になく緊張しましたね。作業は無事成功し、また無線LANで使っています。さすがに分解、組み立てにもちょっと慣れてきました。

ところで、今回CF-R2を修理に出している最中に、出張先でPowerPointを使ったプレゼンをする仕事がありました。本来なら当然CF-R2を使う所なんですが、今回は仕方ないので先方にパソコンを1台貸してもらいました。普段はそれほどプレゼンをする機会が頻繁にあるわけでもないんですが、こんなときに限ってピンポイントで仕事が入っちゃうんですよね。面白いものです。

突然のブルースクリーン

ノートも9xx世代へ

昨日・1月19日に、Intel社から新世代のCentrinoモバイル・テクノロジが正式に発表されました。今回最大のポイントは、デスクトップ機と同世代の最新型・900番台のチップセットが組み合わされたことでしょうか。PCI Expressの恩恵はビデオ周り以外ではすぐには受けられそうにありませんが、CPUバスが533MHzに高速化され、メモリもデュアルチャネルのDDR2 SDRAMに変わることで帯域幅が劇的に拡大され、性能向上につながりそうです。また、DDR2 SDRAMは動作電圧(1.8V)がDDR SDRAM(2.5V)より低いので、高速になっても消費電力はそう上がらないはずです。

レッツノートなどの軽量モバイル系ノートに採用される低電圧版や超低電圧版のPentium Mでは、CPUバスは400MHzに据え置かれますが、Windows XP SP2の「データ実行防止機能」に対応し、セキュリティ性能が上がっています。また、915GMSという低電圧版/超低電圧版向けのチップセットも用意されます。これは、メモリがDDR2-400のシングルチャネルのみ(それでも従来よりは十分高速で、CPUバスとはつり合うことになるんですが)に限定されますが、27mm四方というこれまでよりも小さなパッケージで提供されるそうで、本体の小型化には役立ちそうです。

新Centrino仕様の製品が各社から発表されています。レッツノートはまだ発表されていませんが、マイレッツ倶楽部ではすでに在庫整理を済ませ、あとは発表を待つばかり…というところでしょうか。最近は恒例になっているティザー広告も出ていませんし、今回は筐体はそのままに中身を変えてくるのではないかな?と思いますが、どんな仕様に仕上がってくるか楽しみです。

久々にトラブル発生

大改造を敢行したにもかかわらず、最近はトラブル知らずで絶好調だったCF-R2なんですが、久しぶりにトラブルに見舞われてしまいました。実は今振り返ってみても何が原因だったのかよくわからないんですが、最初のきっかけになったのはハードディスクの空き容量が減ってきたことのような気がします。必要にして十分だったはずの40GBなんですが、欲張って何でもいろいろ入れてしまった結果、空き容量は2GBを切るところまで来てしまいました。このままでは安定動作にも支障が出てきます。

対策として、一部のファイルを圧縮することにしました。といっても、LHAなどで圧縮アーカイブしたわけではなく、Windows XP標準のファイル圧縮機能を利用したんですよね。これは、圧縮されていることを意識せずにファイルを扱えるので便利なんですが、その分ディスクアクセスは遅くなり、CPUにも負荷をかけることになります。ただでさえCPUパワーとハードディスク速度では不利なCF-R2ですから、今考えてみるとこれは私にとっては最悪の方法でした。

しかも、圧縮するファイルを選ぶのにこれまたWindows XP標準機能の「ディスククリーンアップ」を使ってしまったんです。これも、最近使っていないファイルをWindowsが選んでくれる便利な機能ではあるのですが、裏を返すとどのファイルが圧縮されるのかを自分では把握できません。実行ファイルを圧縮してしまうと動作への影響は特に大きいと思うんですが、このあたりの実態がどうなのか全くわからなくなってしまいました。

ファイルを圧縮してから、Windowsがたまに真っ青な画面のいわゆる「STOPエラー」を表示して、直後に再起動されてしまうようになりました。しばらくは我慢して使っていましたが、STOPエラーが出ると作業中のデータが消えてしまいますから、これでは困ります。自作機ではともかく、レッツノートではほとんどSTOPエラーなんか見たことがなかったんですけどね。いったい何が起こっているのやら。

さらに泥沼に…

仕方がないので、一度まっさらにしてハードディスクの中身を整理しよう!ということで、工場出荷状態へのリカバリーを行うことにしました。CF-R2の場合、リカバリー用のデータはハードディスク内の特殊なパーティションに保存されているので、CD-ROMドライブなどを用意する必要はなく、BIOSセットアップ画面のメニューから選択するだけで作業が行えます。個人的には、CD-ROMやDVD-ROMのメディアで用意されていた方が安心できるんですけどね。

ところが、リカバリーを済ませてみると状況はさらに悪化。今度は、電源を入れてから数分間使う間にほぼ確実にSTOPエラーに遭遇するようになってしまいました。再起動後に出るメッセージを確認してみると、どうやらタッチパッドがエラーを出している模様。「出荷直後の状態でエラーが出るなんて」と不思議に思いつつも、最新版のドライバを製造元のSynaptics社から入手してインストールしてみましたが、状況は変わりません。

ここでふと気がついたのが内蔵無線LANの存在。工場出荷時には存在していなかったものが装備されているわけですから、もしかするとこれが悪影響を及ぼしているかもしれません。早速CF-R2を分解し、無線LANモジュールを取り外して再度リカバリーを試みました。

これでタッチパッド関連のエラーは出なくなったものの、それでもSTOPエラーが発生する状況は改善されませんでした。それどころか、ログオン画面にたどり着く前に画面が青色に変わって再起動する場合すらあるという始末。これでは対処のしようがありません。何だか手を打つたびにどんどん状況が悪化していくような気が…。ここで自力での修復は断念。修理に出そうと腹を決めました。もし修理代があまりかさむようなら、しばらく我慢して新Centrino機に乗り換える手もありますね…って、費用はどこから出すつもりなんだか。

早速電話でパナソニックさんに連絡を取ったわけですが…この後どうなったかは、また回を改めてご紹介しましょう。