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ログハウスが気になる

秋のテレビドラマ「フリーター、家を買う。」に影響されたわけでもないんですが、最近、住宅に関する情報がとても気になります。自分の家を建てることについては、結婚してからはずっと頭にありました。弟のささっちが家を建てたこともあり、「いつかは自分も」という思いはあります。

しかし、いざ実行に移すとなると、考えなくてはならないことはあまりに多いです。相当な長距離の異動があり得る仕事をしていますから、本当はまず「どこに建てるか?」から話を始めなくてはなりません。まあ、妻・紫緒ご両親もいますし、浜松市かその周辺ということになるのでしょうけど。

その次にあるのが、「どんな家を建てるのか」になりますが、これについては紫緒とよく話をしています。家族が一緒に楽しく過ごせる家…という点では、私たちの意見は一致しています。個室は基本的に名前通りの「ベッドルーム」にして、遊んだり、勉強したり、趣味のモノづくりをしたりするのは、全員共有のオープンな空間にしたいと考えています。これを念頭に置いて、既存の建売住宅やマンションなどの間取りを見ると、要求を満たせるものはまずありません。「L・D・K+個室」というお決まりの設計パターンばかり。それなら建てるしかないか…となるわけです。


そんな私が、ちょっと気になっている住宅ビルダーがあります。その名はBESS(べす)。かつてはBIGFOOTと名乗っていた、ログハウスを中心に手掛ける、個性派のビルダーです。実は、最初に気になったのはログハウスではなく、同社の「ドームハウス」という商品。その名の通り、半球形のドームが2階建ての住宅になる、見た目のインパクト抜群の建物です。浜松市内にはBESSの展示場があり、ドームハウスの実物を見ることができます。ぜひ見てみよう!ということで足を運んでみました。

ドームハウス自体も確かに面白かったんですが、山中奥深くならともかく、住宅地ではどう頑張っても周囲の景観と調和するのは難しそうで、自分の家として建てるにはかなり勇気が要ります(笑)。むしろ気になったのは、ドームハウスの他に建てられていた4棟の住宅でした。どの家にも特徴的だったのが、階段を上ったところが広々としたロフトとして設計されていること。第2のリビングとして、あるいは私たちのイメージしている「みんなの仕事場」として活用できます。注文住宅でこんな図面を引くのは誰にでもできますが、こんな間取りが「標準」として提供されているのは、家に対して持っているイメージが私たちと近いからかな?と思いました。カタログには、「『住む』より『楽しむ』」と書かれています。

ログハウスに限らず、どの家でも内装に木がふんだんに使われていることも、私たちの趣味にぴったり合致します。展示場では係員がぴったり張り付いたりせず、家族で好きなように見て回れる雰囲気なので、初めて行ったときから、まるまる半日居座ってすっかりくつろいでしまいました。もし家を建てることになったら、ここにお願いすれば納得できるものを建ててもらえそうな気がしています。


ここで、ログハウスについてちょっとおさらいしておきましょう。ログハウスは、その名の通り丸太(Log)を組み上げて作られた建築物で、皆さんお馴染みのいわゆる「丸太小屋」の他に、角材などに加工された木材を組み上げて作られたものもこう呼ばれます。寝かせた木材を井桁に積み上げて箱形を作っていくのが普通です。

紀元前から存在する、非常に古い木造建築の形態です。日本の古い建築物の中では、東大寺正倉院の「校倉造(あぜくらづくり)」はまさにログハウスの一種と言ってよいでしょう。1,000年以上もの間風雪に耐えるだけの性能を持っているわけです。ちなみに「ログハウス」というのは和製英語で、本来英語では「Log cabin」。あるいはもっと大きければ「Log home」でしょうね。

そのあまりにも独特なビジュアルばかりが注目されがちなログハウスですが、実は機能的にもなかなかの優れものです。木材は大量に空気を抱え込んでいるため断熱性能が高く、断熱材など入れなくても室内は年中快適に保てます。また、ツーバイフォー住宅などと同様に、壁全体で強度を確保する工法で、しかもかなりの重量物である丸太が壁になっているため重心が低くなりますから、耐震性能でも有利です。


BESSからは、ときどき展示場でのイベントや住宅の完成見学会の案内が届きます。展示場にはないタイプの家がどんな雰囲気なのか、また施主さんがモデルプランを元にしてどんな家をオーダーしているのか気になって、結構頻繁に足を運んでいます。

先週末も、愛知県内で開かれた完成見学会に足を運びました。角材に加工したログを積み上げて作られる、「ファインカットログハウス」というタイプで、きつめの傾斜の大屋根、板壁のような平面の外壁、内装には板壁の他に一部白い塗り壁も入った欧風カントリーの洒落た雰囲気が特徴です。紫緒は一押し、私も気に入っているスタイルです。

この日の展示には施主さんも来場していて、どこをカスタマイズしたかなど、私たちとの間で話が大盛り上がりでした。特に、広く充実させた台所については意見が一致。紫緒からは「建て売りだったら今すぐ買いたい」という名言まで飛び出しました。まあ、先立つものが全然ありませんし、それ以前に地理的条件が全然合致しないんですが。

今すぐ家を買える状況ではありませんが、いろいろ勉強する意味でも、完成見学会などの機会は捉えて出かけてみようかと思っています。BESS以外のログハウス系のビルダーもちょっと見てみたいですね。


週に1度、日曜日更新を謳っている「Weekly SSK」なんですが、10日以上更新されないまま、今日はもう金曜日。なかなか原稿をまとめる時間が作れずに、こんなに遅くなってしまいました。しかし、私の中ではまだ「週一更新」はあきらめていません。次回は何とか明後日に、またお会いしたいと思っています。



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