有終の美は飾れなかったが

プロ野球の日本シリーズは、中日ドラゴンズと福岡ソフトバンクホークスが3勝を取り合って、最終の第7戦までもつれ込みました。最初の2戦は福岡・ヤフードームでドラゴンズが2勝、次の3戦はナゴヤドームでホークスが3勝、そして第6戦は再び福岡でドラゴンズが勝利…と、ここまでホームチームが負け続ける展開。普通なら、ホームゲームは球場自体に慣れていること、多くのファンの声援がもらえることなど、有利になる点が多いはずなんですが、これらの条件がもしかすると逆にプレッシャーになってしまったのかも知れません。

もっとも、ホームチームが負けたとは言っても、圧倒的にたたきのめされたわけではなく、第6戦まではずっと終盤まで緊張感を保ち続ける、手に汗握る展開の試合が続きました。特に、ドラゴンズの薄氷を踏む勝ちっぷりはさすがの貫禄すら感じさせました。最初の2勝はいずれも延長戦で2対1、第6戦も2対1と全て1点差。最低限しか得点できなくても、それ以上に抑えれば何とかなるんだ…という、究極の守りの野球です。だからといって、貧打線でも良いのか?と聞かれれば、それは絶対違うと思いますが。

迎えた第7戦は、ホークスが3対0で勝利。8年ぶりの日本一となりました。この8年間は、リーグ優勝はするものの日本シリーズになかなか出場できず、ようやく巡ってきた日本一へのチャンス。シリーズでも苦しい戦いが続く中を何とか勝ち越しました。第7戦だって、決して楽な展開ではなかったはずです。並のチームが相手ならもっと大量得点になって良い場面で、それぞれ1点ずつしか奪えなかったわけですからね。リーグ戦の順位だけでなく、個々の成績でも12球団トップレベルの最強チームが、実力通りに日本一の地位を勝ち取ったんですから、これは当然のことです。おめでとうございます、そしてお疲れさまでした。

一方、事前の評価では圧倒的に不利が予想されていたドラゴンズも、最小得点差の試合で踏ん張り続け、野球の醍醐味を味わえる、しびれるような試合を見せ続けてくれました。日本シリーズの試合を7戦も見せてくれたことに、まず感謝したいですね。落合博満監督の有終の美は飾れませんでしたが、十分健闘したと思います。ありがとう、本当にありがとう(泣)。



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