ブルーレイレコーダーがやって来た

先週は、ボーナスで何を買おうか迷っていた私ですが、家族と話し合った結果、この冬の目玉商品が決まりました。

我が家に届いたのは、パナソニックのブルーレイレコーダー「DIGA」・DMR-BWT550。それまで我が家で働いていたのは、同じDIGAの大先輩になるDVDレコーダー・DMR-XW31で、テレビもパナソニック製品ですから、新しい相棒としては無難な選択…というところでしょうか。

ラインナップとしてはローエンドに近いところになりますが、それでも3波対応チューナー2基を搭載し、ハードディスク容量は500GBあります。しかも、ネット通販・実店舗ともにこれが約4万円で購入できるという大バーゲン中です。12月になってから、我が家と同じようにボーナスで購入…という人が多かったのか、売り切れになっている店も多いようですね。

XW31は今年で7年目になりますが、ハードディスクが音(ね)を上げることもなく、十分現役で活躍中でした。しかし、ついつい番組を録り溜めてしまい、最近は録画するためにどれか消さなくては…と考え込み、録画しながら別番組を見て消化する…ということもある自転車操業。この状況を何とか打破したい!というのが最大の動機になります。

ハードディスクの容量はXW31で320GBだったのと比べると大して増えていないんですが、ブルーレイディスクに書き出せたり、ハイビジョン画質のまま圧縮できるMPEG-4 AVC/H.264形式が使えるようになったり、USB端子にハードディスクを増設できたり…と、画質を保ちながら多くの番組を保存できる手段が充実しています。XW31の頃は、ハイビジョンのままハードディスクに録れたものの、圧縮したりDVDに書き出したりするとSD画質に落とされてしまいましたからね。


テレビ放送のデジタル化と共に、オーディオ・ビジュアルと言うよりも情報機器としての色彩が強くなったテレビレコーダー。機器の進歩の速さもIT業界のそれに近いものになり、6年も経つと全く別物に進化しています。

DMR-BWT550(上)とDMR-XW31外見をちょっと見比べるだけでも、6年の時の流れを感じることができます。並べてみると驚くのが、BWT550の劇的なまでの小型化。XW31でさえ59mmと超薄型だった筐体の厚みは、BWT550では41.5mmと約7割にまでシェイプアップされています。

奥行きは3分の2以下しかありませんしかし、それ以上に衝撃的なのは奥行きが大幅に短くなっていることでした。XW31では奥行きは332mm(突起部含む)あって、実は現在使っているテレビボードの棚に収めると裏側に全然余裕がなく、ケーブルも無理矢理押し込んでいる状態だったんですが、BWT550の奥行きはたったの199mm(突起部含む)。3分の2以下にまで短縮されて、背面には10cm以上の余裕ができます。また、密閉空間になるテレビボードの棚の中で、筐体の占める体積が減れば周囲の空間が相対的に広がるわけで、熱を持ちやすい精密機器にとっては放熱面でも有利になるはずです。

もちろん、小さくなったからといって機能は何も犠牲になっているわけではなく、それどころかあらゆる面で大幅にパワーアップしています。個々の内容については追々触れていくことにしようと思いますが、最大のポイントになるのはコンピューターとしての演算性能が大幅に上がっていること。基礎体力があってこそ多彩な機能を提供してもらえる訳なんですが、それをこの小さな筐体に押し込められるようになった半導体技術の進歩こそが、この6年間で最も劇的だったのかも知れません。


i.LINK接続でダビング中我が家に宅配便で届いたBWT550。簡単に接続を済ませた後でまず最初に進めている作業が、XW31に録画された番組のダビングです。ビデオデッキの時代とは違い、多くの番組が内蔵ハードディスク内に記録されていますから、何らかの移行作業はどうしても必要になります。

先にも触れたとおり、XW31の録画データを外部に運びだそうとすると、ハイビジョン画質を捨てなくてはならないのが通常なんですが、唯一そのままの画質で外部に運べるインターフェースがi.LINK(あいりんく)です。パソコン用やデジタルビデオカメラ用としても使われた、IEEE1394規格準拠のインターフェースで、現在でもCATVのセットトップボックスなどと接続する用途で使われています。BWT550にもi.LINK端子は装備されているので、これを使うことにしました。10年以上前にビデオ編集用に使っていたi.LINKケーブルが、久しぶりに日の目を見ました。

しかし、このi.LINK経由のダビングで頭が痛いのが「等速ダビング」であると言うこと。リアルタイムで再生しながらデータを移行していきますから、実際に録画してある長さと同じだけの時間がかかってしまいます。i.LINK自体は、デジタル放送のビットレートよりもずっと高い400Mbpsの転送能力を持っているのですから、もう少し何とかならないのか?と思ってしまうのですが、これが仕様なのですから仕方がありません。画質の劣化が全くないだけでも感謝しなくては。

毎晩寝る前に、一晩分の時間になるように見繕った複数番組を一括指定してダビングを指示してから、布団に潜り込んでいます。等速とはいえ、基本的にデジタルデータのコピーということで、綺麗にダビングができています。年内には何とか全ての録画データが吸い出せそうです。XW31の方は捨てたり売ったりすることはせず、お義父さんとお義母さんに使っていただこうかと思っています。


これまた先に触れているとおり、BWT550にはUSB2.0端子が1つ装備されていて、ここに外付けハードディスクを増設することで録画用に使えるようになっています。巷では、「テレビ用」「レコーダー用」などと銘打たれた製品が結構出回っていますが、従来のパソコン用と比べるとやや高めの価格設定になっているようです。調べてみると、これらの製品はパソコン向けよりも耐久性や信頼性の基準を高めに設定しているようですね。サーバーと同じように常時稼働させる可能性がありますから、納得できる仕様ではあります。

それでも、USB自体は統一規格なのだから、どれでも一応使えるのだろう…と思い、かつてバックアップ用に購入したポータブルの容量1TBのハードディスクを接続してみました。最初は全く認識してくれなかったものの、BWT550からフォーマットをし直したら1TBの領域を正常に認識し、録画データを本体から転送することもできました。外付けであるとは言え、そのことを意識させないほど快適に再生やチャプター移動、早送りや巻き戻しが可能です。

しかし、ときどき電源を入れた後でUSB-HDDの認識に失敗した旨のメッセージが表示され、全く中身が見られなくなることがあります。ポータブル向けの製品でバスパワー駆動をしているので、動作が不安定になっているのかも知れません。やっぱり専用製品を用意した方がよいのかな?という気もしていますが、しばらくは様子を見てみましょう。



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