ポストコロナのいろいろ

10月になりました。この週末は、浜松市の中心街・肴町を舞台にした雑貨市「まるたま市」が開催されていました。妻の店も、このイベントが始まった頃に何度か参加しましたが、私にとっては、車が横付けしにくくて搬入・搬出がとてもタイヘンだ…というイメージが強かったイベントです。最近は参加していませんでしたが、今回で14回目を重ねているとのことで、イベントとしてはすっかり定着。街は賑わっていたようです。

先週私たちが参加したイベント同様に、こちらも屋外会場のみでの開催となったほか、各エリアでの消毒、体温測定など、新型コロナウイルス対策に気を遣っていたようです。一度検温を済ませた方にはステッカーを渡し、他のエリアではステッカーを見せれば入場できる…というシステムになっていました。

イベントでの販売は妻の店を支える収入源のひとつですから、早く他のイベントも復活して欲しいな、と思います。もちろん、身の危険を冒してするものではないと思いますから、対策は手を抜きすぎることなく、必要十分に行われるべきです。

この「必要十分」というところが大事で、本当にがんじがらめにされる生活では、さすがに疲れてしまいます。どこで気を抜いて良いのか、どこはしっかり守らなくてはならないのか…というあたりをそれぞれの立場で考えていき、取捨選択されて一般常識として固まっていくことになるのだと思っています。先週も書いたことではありますが、新型コロナウイルスの流行がある程度収まった後、「ポストコロナ」の暮らしがどう組み立てられていくのかが気になっている昨今です。


気がつけば、この夏は毎日マスクを付けての通勤を続け、それが当たり前に思えるようになってきました。マスクを忘れるのは、服を着ないで外出しているのに近いくらいの感覚になっています。実は、私にとっては帽子もそれに近い感覚のアイテムになっているのですが、慣れさえすれば、最初は面倒だった行動でも、意外に苦もなくこなせてしまいます。

もっとも、マスクの中が蒸れてしまい、口の周りの皮膚にちょっと違和感が出ることもあるのは新たな問題です。夏場のマスク装着の不快感を解消するべく、皮膚に触れるとひんやりと感じる「接触冷感」の生地を使ったマスクが出ていて、私もこれを使ってみました。確かに装着したときに気持ちいいのですが、これでも蒸れは解決できるわけではありません。

そもそも、真夏にマスクを付け続けるという「生活習慣」自体が、私たちには未体験ゾーン。これまではまず起こり得なかった問題で、こうした問題もひとつひとつ解決していくことになります。マスクを作っているメーカーも今年になってずいぶん増えているようですが、多くの方々がこうした課題に取り組んでいるはずで、あっと驚く新製品が出てくるかも知れません。


そうした新製品がお披露目される展示会や発表会も、様変わりしています。そもそも一箇所に多くの人を集めてイベントを開催すること自体が避けられるようになっているわけで、オンラインのみでの発表という形が増えています。

今年に入ってからも、特に情報通信系の機器やサービスで、新製品発表をオンラインイベントとして見せていただく機会がいくつかありました。数年前から、リアルな会場で行われている発表会をオンラインでも中継してくれることが増えたので、この手法自体は既にかなり身近です。というよりも、会場に入れるような立場ではない私たちでも見られるオンライン中継は、実にありがたい存在なのです。

ただ、この「オンライン発表会」に対する考え方が、企業によってずいぶん違うような気がします。例年9月になると、Apple社が新型のiPhoneを発表するイベントを開催してきましたが、今年の9月のイベントはオンラインのみの開催でした。もっとも、肝心のiPhoneはそこでは発表されず、そのまま10月を迎えたわけですが。

この「オンラインイベント」を見せてもらいましたが、実によく作り込まれた映像で、発表会というよりも、ひとつの「作品」を見せていただいた…というイメージでした。少なくとも、これはもう「発表会」という表現で語ってはいけないモノです。

それに引き換え、日本企業では今までどおりの「発表会のオンライン中継」をやっているのが目立ちます。会場まで来る人がいないのだから、Appleのようなやり方で全然構わないはずで…というより、この方がはるかに効果的です。そもそも、どうして従来のやり方でなくてはならないのか、誰も疑問を持たなかったのでしょうか。こういうところからして、もはや彼らにはかなわないのかも知れません。


4月の政府緊急事態宣言の頃に始まった、私の職場での暫定的な在宅勤務導入は、一応現在まで継続しています。私自身は職場にある機器を使わなくてはならないこともあるので、現在はほとんど出勤していますが、オンライン会議の開催されるときなどは、在宅勤務を選択肢に入れます。

職種や個人の感覚にもよると思いますが、在宅というより、どこでも働けるリモートワークがプラスに働く場面は確実にあります。さすがに現在の「個人持ちのPCでの勤務OK」というゆるゆるのシステムのままで正式に制度化されるとは思っていませんが、せっかくなら職場でリモートワークが可能なインフラはしっかり整えた上で、制度的にはもっと推進してほしいと思います。

情報部門の担当には、アンケートに対して相当長文のメールを返し、プレッシャーを掛けてあるのですが…予算も厳しいでしょうけれど、ポストコロナはもう確実にそちらの流れなのだから、動くしかない!と。あまりガッカリする回答が来たら、転職でも考えようかしら(笑)。



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