てんこ盛りケータイ

年に一度のご挨拶?

またも1年ぶりにこのコーナーに帰ってきました。この1年間で何事もなかったのか?と聞かれるとそう言うわけでもなく、例えばこの春に504iシリーズが登場したときには機種交換を検討しました。504iシリーズではiモードの通信速度が9,600bpsから3倍の28.8kbps(下りのみですが)になり、これにともないiアプリの容量も拡張され、より高度なプログラムを実行できるようになりました。また、パソコンを中心に据えてモバイルライフを実践する私としては、503iSまでは出来なかったDoPa(どぅーぱ;インターネット接続に使えるドコモの無線パケット通信ですね)での通信が、この速度そのままに使えるようになったことも気になっていました。

ただ、503iシリーズが登場した頃に端末の不具合が多発した事も考えると、番号が変わったときはちょっと危ないか?(OSのバージョンアップと同じ論理ですね)と思い、このときは乗り換えは見送りました。まだ端末を新しくしてから半年少々しか経っていなかったので、機種交換の費用が高すぎるという事情もありましたが。前回の交換から1年を過ぎて秋になる頃には細部の改良された504iSシリーズが出てきて、性能的にも安定するだろう…と踏んでいました。

ところが、期待していた504iSには予想外の劇的な仕様変更が行われてしまったんです。それは端末へのカメラの装備。この件については改めて触れなくてはならないと思っていますが、「カメラ搭載」が携帯電話の重要なスペックとなってきた中で、504iSはiアプリもカメラも使える最高クラスの製品として登場することになりました。当初のビジョンとは状況が変わってしまいましたが、それでも504iSに機種変更することにしました。カメラにもちょっと興味はありましたし…って、結局のところ新しもの好きが最大の要因なのかも。

N503iSとN504iS・開いた状態

NECの意気込み

先々代、先代と「折りたたみのN」を愛用してきた私。今回もN504iS(写真右、左はN503iS)への機種変更となりました。一足先に登場したP504iSも実機を見て検討し、先進的な機能も多くて良い端末だと思ったんですが、最終的にN504iSを選ぶ決め手になったのはいかにもNらしい外観。ボタン配置も全く変わりません。これならすぐにでも使いこなせそうな気にさせてくれます。

N503iSとN504iS・閉じた状態

N504iSでは、カメラが搭載されたことに併せて、ファインダーとして使うために背面ディスプレイがカラー化されています。また、カメラに本体付属のマクロレンズを被せてOCRで電話番号やアドレスを読み込んだり、赤外線通信ポートを活用してテレビやカラオケのリモコンに化けてしまったり…と、実に多彩な機能を盛り込んでいます。ここまで来るともはや電話機能は数多くある機能の中のおまけ的存在なのかも知れません。

N503iSとN504iS・厚みの比較

実は、最も驚くべき事は、これだけ多くの機能を詰め込んだのにもかかわらず、従来よりも大幅に薄型化していること。アンテナの位置の関係か、外観ではP504iのような「平べったさ」は感じませんが、手で持ってみると驚くほどに薄さを実感できます。カメラ搭載端末では出遅れた…と言われているNECがこの機種にかける意気込みを見た気がしました。厚さ以外のサイズではN503iSとほとんど同じなんですが、薄いせいかN504iSの方が少し大きく見えます。

ところで、今回はこれまで使っていたシルバー系から本体色を変えてみました。この「プラネットブルー」は外側が紺色のメタリックに自動車のボディのような光沢のある表面仕上げ、内側がシルバー基調というツートンカラーになっていてなかなか洒落ています。ただ、手の油などが付いたのが目立ってしまうのは少々気になります。持ち歩きながらハンカチなどでこまめに拭いてしまいそうです。

第一印象は

まさに「てんこ盛りケータイ」となったN504iS。取扱説明書のボリュームも並ではありません。ついに「基本編」と「機能解説編」の2分冊になりました。しかも機能解説編は600ページ以上。早くも完全読破は諦めました。実際には、これまでのNシリーズと共通の部分も多いはずで、本当に読まないとわからない部分はそれほど多くないのかも知れませんが。

N503iSとN504iS・画面の比較;拡大画像サイズ25.4KB

液晶画面は一回り大きくなりました。そして、それ以上に大きな違いは画面のドット数が多くなったことでしょう。表示される文字数は増えていませんから、一文字あたりに使われるドット数が増えていて格段に読みやすいです。ただ、iモードサイトなどで使われる画像の構成ドット数は変わるわけではないので、画面上ではこれまでよりもやや小さく表示されます。また、iアプリの中には不具合が出る物もあるようです。

メニュー構成や操作方法などはこれまでのNシリーズと基本的に同じなんですが、そんな中で新しく追加された物の一つに、かな文字の入力方法であるT9があります。ちょうどローマ字入力の子音だけを打って単語を予測する感じなんですが、ちょっと使ってみたところ、自分の慣れと端末の学習が進めばかなり速い文字入力が出来そうな印象です。ケータイのメールは打ちにくい……というイメージがあってあまり端末からは打たなかったんですが、もしかするとそんなイメージをちょっと変えてくれるかも知れません。カメラを活用していくためには端末で文字を打つことも必要になってきますし、まずは「習うより慣れろ」でやってみようかと思います。



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