電源、再強化

またも電源不足?

前回導入した「玄箱」は、古いNASと置き換えてデータのバックアップに使うことにしました。玄箱には250GBのハードディスクを組み込みましたから、これと完全同期させるなら自作タワーの側にも250GBの容量が欲しくなります。

そこで、もう一つハードディスクを増設しました。Maxtorの6B250S0はシリアルATA接続の最新型ですね。16MBの大容量バッファも魅力的です。これまでデータ用に使っていたハードディスクは、いつものパターンなら売りに出すんですが、今回はそのまま接続しておいて作業領域に使う計画です。新しいマザーボードは4系統のシリアルATAインターフェースを持っていますから、接続には問題ありません。

ところが、接続直後から異常が発生。3次元CGのベンチマークを走らせると電源が落ちるようになってしまったんです。一見脈絡のないトラブルのように見えるわけですが、リアルタイムの3次元CGがビデオカードに大きな負荷をかけることを考えれば、この現象の原因は単純明快。電力オーバーで電源の保護回路が働いたんですね。

24ピン仕様のマザーボードに20ピン仕様の電源

9xxチップセット世代のマザーボードでは、メインの電源端子が従来の20ピンから24ピンのものに強化されています。20ピン仕様の電源を差し込んで使うこともできるようになっているので、とりあえずはこれまで使っていた電源を流用していたわけですが、どうもこのままではまずいようです。考えてみると、ビデオカードへの電源供給もマザーボードが行うわけですから、必要な電力が増えているのは当然です。

Antec Neo480

ありそうでなかった電源

問題を解決するために、半年前に換えたばかりの電源をまた新調することにしました。今回購入したのは、これまで使っていたのと同じAntec社製のNeo480です。もともと、True430には品質上の不満は全くありませんでしたからね。その名の通り総合480Wと出力がアップしているわけですが、特に+12V出力が大幅に強化されてCPU用とそれ以外の2系統に分かれているところは、今どきのパソコン電源事情をきっちり押さえた仕様です。

電源仕様よりも際だった特徴が、その形態そのもの。電源の箱から出ているのは24ピンのメイン電源とCPU用の4ピンだけ。それ以外の電源は4個設けられている6ピンのコネクタに付属のケーブルを接続して利用するスタイルになっています。従来の電源だと、使わないケーブルはケース内に束ねておくことになり、これが結構邪魔だったりもしますが、このNeo480の場合は内部構成に合わせて必要なケーブルだけをつなげばいいわけで、無駄がありません。

背面ファンはありません

外観上のもう一つの特徴が、背面の排気ファンが装備されていないこと。その代わり、底面には120mmの大型吸気ファンが装備されています。排気は、メッシュ状の背面パネルから押し出されるように出てくることになります。

ファンという回転する部品が減ることで、機械的なトラブルを減らすことができます。また、ケース外側に向いたファンがないことは静穏性に貢献しそうです。もちろん、これも冷却性能に問題ないことが前提なんですが、今のところは過熱していることもありませんし特に問題なさそうです。

電源ケーブルはこれで十分

すっきりが一番

私の自作タワーに必要な電源はハードディスク3個分、DVDスーパーマルチドライブ、そしてCPUクーラーのファン用とポンプ用に1つずつの計6カ所となる(ケース前面のファンはマザーボードに直結ですからこれには含みません)わけですが、Neo480につなぐケーブルは2本だけで事足りてしまいます。電源周りにはよけいなケーブルは全くありませんから、こんなにすっきりしてしまいます。

筐体内もすっきり

ケース内全体を見ても、必要最低限の電源ケーブルしかありませんから、見た目は非常にすっきりしました。ケース内の見通しが良くなるので、組み立ては非常にやりやすくなり、ミスも少なくできます。また、ケース内で広い空間が確保できますから、冷却性能も改善するはずです。まさに良いことずくめ。どうしてこれまでこんな電源が商品化されてなかったんでしょう?

最後に一番肝心の電力供給なんですが、これも全然問題なし。3DMark05などの超ヘビーな3次元CGベンチマークを走らせても、突然落ちるようなことは全くなくなりました。もちろんS3スタンバイからの復帰も確実。ようやく安心して使える自作デスクトップPC環境が手に入ったような気がします。…まあ、さんざん回り道したのも自業自得なんですが。

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