白い知床

2000年10月3日(火)

行程

屈斜路湖畔~ウトロ~知床峠~羅臼~知床五湖~ウトロ泊

走行距離

190.1km(通算1,164.0km)
※地図の複製は禁止します。


相変わらずの悪天候

この日の目的地は知床。小樽を出て以来久しぶりに海岸に出てきました。でも、今度見えている海は日本海ではなくオホーツク海。思えば遠くに来たものです。天気の方は相変わらず荒れ模様。知床に着くまでは激しい雨が降り続きました。

そして、知床で私たちを待っていたのはやっぱり霧。晴れていれば羅臼岳や遙か国後島も望めるはずの知床峠も、見てのとおり真っ白でした。

試しにウトロから峠を越えて羅臼の側にも抜けてみましたが、やっぱり見えるのは霧ばかり。羅臼では、海岸道路で何も見えない海の方向に矢印を向けて「←国後島 28km」(数字がちょっとあやふやですが)と書かれた道路標識が立っていました。ちょっとした茶目っ気と共に、北海道の人たちの北方領土への想いを垣間見た気がしました。私たちにとってはどこか遠くのことのように感じていましたが、ここの人たちにとってはごく身近な問題なんですね。

クマの里

知床と言えば有名なものの一つがクマ。知床半島は、野生のクマの生息密度が世界的に見ても非常に高いのだそうです。クマが多いからこそ、こんな張り紙もしてあったりします。そう言えば、北海道土産としては結構有名なブランド物の一つである「熊出没注意」シリーズもよく見かけましたね…まあ、これはあまり関係のない話ですが。

知床半島では、クマに限らず野生生物の保護に熱心ですが、今やメジャーな観光地でもある知床では野生生物と人間の遭遇する機会が増えているそうです。知床自然センターのすぐ近くに、知床鳥獣保護区の管理センターがありますが、ここで展示物を見ていたら突然事務室が大騒ぎ。猟銃らしき物を持った人が部屋を飛び出して行った後私たちも外に出てみたら、大きな4駆車がもの凄いスピードで飛び出して行きました。どこかでクマでも出たんでしょうか?

一番美味しい食事?

ところで、この旅行中の昼食はガイドブックなどに載っている店の中で「これは!」と思った店に適当に入る…というパターンを続けているのですが、この日目に付いた店名はその中でも異彩を放っていました。その名も「漁協婦人部食堂」。

この漁協婦人部食堂は、ウトロ漁港に建つ漁業協同組合の建物の脇に張り付いた小屋でした。本来は漁師さんたちが食事をするためにある食堂のようで、インテリアもいかにも味も素っ気もない大衆食堂の雰囲気で、カウンターには円椅子が並べられ、メニューには定食モノがずらりと並んでいました。しかし、その隣にはちゃんと「ウニ丼」「イクラ丼」といった観光客向けのメニューが。せっかくなので、ここではイクラ丼を食べることに決定。…もちろん最初からそれが目的で入ったんですけどね。

実は今でもイクラ丼の写真を撮ってこなかったのが心残りなんですが、ご飯が見えないくらいたっぷりとイクラの載った丼でした。イクラの醤油味も薄すぎず濃すぎず、とても美味しかったですね。そして、これまた美味しかったのが丼に付いてきた味噌汁。鮭や白身魚がたっぷりの野菜と共に煮込まれ白味噌で味付けされたものが大きな丼の中に入っていて、濃厚な旨味がもうたまりませんでしたね。イクラ丼のおまけにしておくにはもったいない味でした。…Web上では、味や香りを正確に伝えるのは不可能で、非常にもどかしさを感じますね。

この日の夕食は、思いっきり奮発してカニづくしということにしました。旅行中には他にもいろいろと食事を楽しむ機会があり、どれも美味しいモノばかりでしたが、見た目の豪華さはともかく、もしかしたら最も記憶に残った料理はあの味噌汁だったかも知れません。


Mobile Check!

知床・ウトロの街でもPHSは使えませんでした。携帯電話は一応使えましたが、この日はホテルのロビーにあったグレ電を使用。無難にメール&Webチェックを済ませました。こう言うときにはいろいろと設備の整った大きなホテルが頼もしいですね。小さな民宿に泊まった場合でも、こうした場所まで来ればいいわけですから。

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