Let’s eXPerience(1) ~OSインストール編

話題の新OS

前回、無事ハードディスクの交換を終えたLet’s note CF-B5R。前回もちょっと予告らしいことを書いておきましたが、ここに入れるOSとして私が選んだのはWindows XP Professionalでした。このWindows XP、日本語版パッケージの発売は11月16日と言うことになっていますが、10月下旬からWindows XPがインストールされたパソコンが店頭に並び始めました。これと同時に、自作機にインストールするためのいわゆるOEM版も店頭で買えるようになったんですよね。OEM版は、特定のPC用パーツと同時でなければ購入できません。そこで、B5Rに内蔵するハードディスクを買ってきたときに、ついでにこのOEM版を購入してきた…というわけです。

ここで、Windows XPに至るまでのWindowsの流れを簡単に振り返っておきましょう。現在のWindows 95→98→Meというのは、かつてのMS-DOSという文字ベースのOSに改良を加えながら続いてきたんですが、そのために動作が不安定なことなどいろいろと無理が出てきています。一方、Windowsアプリケーションの動く全く新しいシステムとして開発されたのがWindowsNT。動作の安定性は格段に上なんですが、一部互換性に問題もありました。しかし、これもバージョンアップと共に改善され、後継OS・Windows 2000では懸案になっていたゲームの動作などもかなり良くなりました。

それでもWindows 9x系はDOS時代からの互換性を考慮しながら続いてきましたが、今どきDOSを使ってる人も特定の用途を除いてはほとんどいません。そこで、このたびWindowsをNTの流れを汲むものに統一することになりました。その記念すべき第1弾がWindows XP。私が2年前からWindows 2000を追い続けてきたのも、来るべきこの日のため…という言い方もできます。

現在売られているものにはHome EditionとProfessionalがありますが、OSとしての基本部分は全く同じで、ビジネス向けとされるProfessionalにはいくつか追加機能があります。OEM版の販売価格は、Home Editionが1万円台前半、Professionalは2万円弱。私が購入したのは、Professionalに追加機能パッケージのPlus!が同梱されているもので、さらに500円ほど高いものでした。実は、Plus!の追加機能にはB5Rでは使えない、またはほとんど使わないであろうものが多い(3次元CGを使ったものなんかは動かせませんから)んですが、パッケージ版は数千円で売られる予定らしいので、それがこの価格差で付いてくるなら安いものです。

覚悟はしていたんですが

私は過去何度かCF-B5RにWindows 2000をインストールしています。このときに壁になったのが、私の持っているDVD-ROMドライブをWindows 2000のインストーラから認識させるドライバが存在しないこと。このため、インストールするときにはCD-ROMの内容をハードディスクにコピーして、ハードディスクからWindows 2000のコマンドプロンプト版インストーラ「winnt.exe」を実行する…という変則的な手段を使ってきました。

アップグレード版をクリーンインストールする場合、インストール中に旧バージョンのメディアを要求されますが、インストーラがCD-ROMドライブを認識できないため、結果的に私の環境の場合アップグレード版のインストールは非常に困難です。その点、今回購入したのは新規インストールが前提のOEM版。Windows XPはWindows 2000の直系の後継OSですから、これまでと同じ方法で楽勝か…と思われたんですが、意外に手こずりました。

Windows 2000のときと同じように、CD-ROMの「\i386」フォルダ以下をハードディスクにコピーしてからWindows 98SEの起動フロッピーで起動し、ハードディスク上の「winnt.exe」を起動しました。ところが、「インストールに必要なファイルが見つからない」というエラーが出て、そこから先に進めません。

次に、起動用フロッピーディスクを作ってこれから起動してみることにしました。Windows XPのパッケージには起動用フロッピーが付属せず、Windows 2000のようにCD-ROM内にフロッピー作成ツールが入っているわけでもありません。フロッピー作成ツールは、Windows XPのホームページからダウンロードする…という形になっています。作成ツールで6枚の起動用フロッピーを作成し、これから起動してみましたが、予想通り私のDVD-ROMドライブ・LK-RV624DZは認識されませんでした。

ダメで元々…と思い、CD-ROMドライバを組み込んだWindows 98SEの起動フロッピーで起動し、CD-ROM上の「winnt.exe」を実行してみました。すると…あっさり起動、その後も特に問題はなくインストールが完了してしまいました。インストーラの起動直後にかなり長い待ち時間がありました。Windows XPのインストーラは、DOSで起動した段階で必要なファイルをすべてハードディスクにコピーしてしまうようです。

結局、一番単純な方法で上手く行ってしまいましたね。ただ、そこまでたどり着くために数時間の遠回りをしてしまいましたが。

ドライバの対応は?

新しいOSを入れたときに気になるのが、周辺機器のドライバがちゃんと整備されているかどうか。特に、特殊な内蔵デバイスがあったりするノートパソコンの場合は気になるところです。今のところ、PanasonicさんからはCF-B5R用のWindows XP対応ドライバは公開されていません。ただ、Windows XPの場合、基本的にはWindows 2000用のドライバが使えることが多いそうなので、それほど心配はしていませんでした。

まずは、内蔵デバイスについて各種ドライバ等の対応を調べました。結果は動作確認一覧表にまとめてみました。こうして見ると、Windows 2000用のドライバを活用することで、ほぼこれまで通りに使うことができます。Windows XPに添付のドライバが対応する…というデバイスも増えました。おそらくパッケージ版の発売される頃にはPanasonicさんからも正式にWindows XPに対応したドライバが公開されるのでは?と期待していますが、この現状なら十分実用レベルです。

個人的には、赤外線通信が4Mbpsの通信に対応していないのが気になります。ノートパソコン同士でのデータのやりとりには結構便利なデバイスなんですけどね。あと、ICカード公衆電話でもこのデバイスが利用できないのはちょっと不満です。

内蔵デバイス以外の周辺機器や各種アプリケーションの動作状況については、また追って報告したいと思っています。もうしばらくお待ちください。



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