一見地味なCG超大作

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を見に行きました。11月1本目、今年22本目の新作映画になります。昭和33年の東京を舞台に、普通の人々の暮らしを生き生きと、力強く描いた作品です。背景で少しずつ伸びていく東京タワー(この年に完成したんですね)に、当時の人々が抱いていた未来への希望が重ね合わされます。たくさん笑って、ときどきほろりと涙する、とても温かい気持ちになれる作品でした。

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50年近く前の東京をスクリーンに再現するために、巨大なセット、ミニチュア、CGを組み合わせた特殊撮影技術が駆使されています。東京タワーも、その手前に見える町並みも、走っている車も、ときには歩道を歩いている人たちまでもCGで作られていたりします。一見地味ながらも、実はCG超大作なんですよね。映画中でのCGも今更珍しくないんですが、実は一番難しいのは、「スターウォーズ」や「ロード・オブ・ザ・リング」のような壮大なおとぎ話の世界よりも、今作のようにまだ記憶に残っている人が多い過去の現実世界を忠実に再現することではないでしょうか。違っていればすぐバレますからね。

それにしても、私が生まれるよりもずっと前の、全然知らない時代の話のはずなのに、どうしてこんなに懐かしいのでしょうか。特撮によるリアリティも重要だと思いますが、やっぱり登場人物たちがその世界の中で生き生きとしていたからではないかな?と感じました。子供たちも含め、出演俳優たちの演技が光っています。

私が感じたものは、懐かしさというよりも、彼らに近づきたい…という一種の憧れなのかも知れません。ただ、彼らの抱いていた情熱は、50年が過ぎて一種閉塞感の漂う世界に生きている今の私たちも、きっと忘れていないはず…そう信じています。



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