パソコン整備士

SSK Worldの営業休止中に、資格を取りました。といっても、以前に話題に出した簿記などの、メジャーなものではありません。それは「パソコン整備士」。…誰ですか?「いかにもあなたらしいですねぇ」と画面に向かって言っている人は。私もそう思います(笑)。

パソコン整備士は、内閣府認証のNPO法人パソコン整備士協会が認定する資格です。パソコンのハードウェア、ソフトウェアに関する知識やネットワーク管理、トラブルシューティング、セキュリティなどの知識を問われます。「うまく動かないパソコンを整備する」能力を評価してくれるわけで、パソコンのメンテナンス業やユーザーサポート、パソコン教室のインストラクターなどを想定しているようです。

この手の資格も他にいくつかあるようですが、特定のメーカーに依存しない(とは言っても試験範囲にMacは入らないみたいですが)のがポイントでしょうか。もう一つ特徴的だと思うのは、個人情報保護の倫理が資格条件として大きく取り上げられていること。パソコンはその名の通り個人情報の固まりですから、これを整備する人間にはとても大事な心構えといえます。個人情報を覗き見ようと思えば、簡単にできてしまう立場なんですから。


パソコン整備士には1~3級の試験があり、私は5月に3級と2級を同時に受験して(必ず3級から順次受けなくてはならない規定になっているので)、無事両方合格しました。まさにトラブルシューティングの日々を綴った「自作PCドタバタ日記」の他、「レッツノートのある暮らし」「SSK meets Broadband」などのコーナーを持っているくらいの私ですから、パソコンに関する知識は既に相当量蓄積されている自負がありました。試しに2級と3級の公式テキストを取り寄せてみたんですが、一通り目を通してみたところ、これなら2級でも合格できそうだ…と感じました。3級のテキストは、試験範囲を確認しただけでほとんど読みませんでしたね。

2級も多肢選択の問題ばかりだし、これならかなり楽だろう…と思って試験に臨んだんですが、実際に受けてみると意外に骨がありました。試験範囲として、一定割合の応用問題が出ることが明示されていますが、この応用問題が結構考えさせられるんです。現場で普段からパソコンのトラブルシューティングに携わっている人なら大丈夫そうですが、公式テキストを勉強しただけで臨んだ人では歯が立ちそうにありません。もっとも、2級以下は応用問題以外が完璧に解ければ合格できる配点にはなっているんですが。

2級合格により認定された資格名は「パソコン整備副士」。どうも「副」の字が気になって、あまり良い響きじゃありませんね…3級なら「パソコン診断士」なんですが。「副」が付かない「パソコン整備士」になるためには、1級に合格しなくてはなりません。1級では、私は普段は使っていないUNIX関係の問題が出ますし、記述式の問題も、実技試験もあるようです。私にとって、一気にハードルは高くなります。おまけに名古屋まで試験を受けに行かなくてはならないようですし…それでも、取ってみたい気持ちはあります。合格したら、IT業界に転職しましょうか?(笑)

名古屋といえば、7月に合格者を対象にしたセミナーが開かれたので、これに出かけてきました。試験は地元の浜松で受けられたんですが、セミナーは行われない…ということで、合格率はそれなりに低いようです。会場では、認定証やライセンスカード、倫理規定が書かれた「整備士手帳」などが渡されました。

セミナーの基調講演では、IT企業の社長さんが1時間くらいお話をしました。正直なところ、全然別世界の話で感銘は全く受けませんでしたね。自分が実際に同じ業界に身を置いていれば、それなりに得るものがあったのかも知れませんが…。それでも、「稼ぎたかったら自分に投資をしろ。後でちゃんと返ってくる」という話だけは頭に残りましたね。業界を問わず、真理を突いている気がしました。

その後、協会から説明のビデオが上映される…はずだったんですが、これがなかなか始まりません。ビデオは、持ち込まれたノートパソコン上に動画ファイルとして保存されているものを再生し、プロジェクターで投影する予定だったようですが、メディアプレイヤーで再生しても、出てくるのは音声だけで画面は真っ黒…という状態。もしかして?と思い当たる節はあったんですが、「パソコン整備士協会なんだから、トラブルシューティングは大丈夫だろう」と思い、そのまま待っていました。

ところが、何分経ってもビデオは始まらず、結局時間切れで上映は中止になってしまいました。パソコン整備士協会の技術レベルに一抹の不安を感じてしまう出来事でしたね。結局、このビデオは後日協会のWebサイト上で公開され、これを見て出席者はレポートを出すという形で処理されました。後始末はパソコン関連の資格認定団体らしかった…といえそうです。

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