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やっぱり気になる夏スマホ

携帯電話各社から、この夏の新機種が発表されていますね。正式発表の前から情報自体はいろいろ流れていましたから、劇的な驚きがあるわけではないんですが、それでも正式に表に出てきて初めてわかる話もあります。


NTTドコモの2011年夏モデルの中では、やっぱり「防水MEDIAS」のMEDIAS WP N-06Cが一番気になります。薄型で頑丈、しかも防水仕様の筐体に、現状のスマートフォンとしてはほぼフルスペックの機能を備えています。私が今買うのなら、この機種が最有力ですね。
ただ、ちょっと困ってしまうのはあまりにも女性向けに振りすぎたマーケティング。ゴールド・ピンク・ブラウンという色選びといい、健康管理などのプリインストールソフトの作りといい、男には使わせたくないのでは?というくらいの気合いの入り方です。機能てんこ盛りのハイスペックモデルは、どちらかと言えば男性へのアピールが強いと思うんですが…もうちょっと私たちのようなマニアックなオヤジの割り込む隙を残しておいてほしいところです。
実際に私がスマートフォンの購入を考えるであろう今年末くらいには、これに代わる後継機種が出ているはずです。デザインテイストがどう変わっているかは、そのときまでのお楽しみにしておきましょう。それ以前に、現状の最有力候補が、ずっとその地位で居続けられるどうかは全くわからないんですけどね。


Windows 7 Home Premiumが動いてしまう「変態」端末・LOOX F-07Cも気になります。実際に動くものを見てみないと何とも言えませんが、ケータイとしてというよりも、シンプルに世界最小のWindows 7パソコンとして面白そうです。むしろ、iモードが使えるケータイがおまけに付いている…という感覚でしょうか。
ひとつ気になっていたWindows 7モードでの通信料金は、外部のパソコンからつないだ場合と全く同じ扱いで、音声端末用のパケット定額プランだと上限10,395円がかかってしまいます。この機種用の特別な料金プランなどは用意されないようで、予想通りではありますがちょっとガッカリです。
そういえば、ほとんどのスマートフォンで用意されるテザリング機能(パソコン等の外部機器を無線LAN経由でつなぎ、モバイル無線LANルーターとして使います)でも、料金体系は従来と同様の扱い。どうも、NTTドコモはテザリングを一応用意はしたものの、サービスとして前面に押し出そうとは思っていないようです。
この点を取り上げて、深い失望を表明している人が多いようですが、おそらくNTTドコモでは次世代サービスのXi(くろっしぃ)との組み合わせで本格的にテザリングを開放したいと思っているのではないでしょうか。回線容量の余裕を考えると、その方が確かに得策ではあります。
そもそも、なぜテザリングしたいのかを考えてみると、その端末のみではできないことがあるからで、もしスマートフォン1台だけで全てのニーズに応えられれば、そもそもテザリングなんか必要ないことになります。NTTドコモに限らず、そんな強力な端末とサービスが提供できれば文句はないわけですが…多様化したニーズのある中で、全ての人が納得するのは不可能でしょう。どこまで行っても不満は残りそうです。


auのラインナップでは、やっぱりG’zOne IS11CAが気になりますね。防水・防塵、耐衝撃性能というオンリーワンの魅力を付加している割には、大きさや重量への負担は意外に小さいようです。
かつて一世を風靡したオシャレな端末・INFOBARのブランドを冠したスマートフォンも登場しました。懐かしくも新しい外観だけでなく、中身も最先端の仕様で固められていて、かなりヒットしそうな予感です。
この2機種に限らず、auのスマートフォンはおサイフケータイやワンセグ視聴、赤外線通信などの日本向け仕様を積極的に取り込んでいますね。また、私が最も重要だと感じているソフトウェア面のサービスの移行も、最も速いペースで進めてきています。
auのスマートフォンは全てAndroidベース。レディー・ガガや嵐を起用したCMといい、Googleと心中するつもりなのか?というくらいの意気込みを感じます。個々のユーザーが選ぶかどうかはともかく、日本をリードする企業の選択としては危うさも感じるんですが…。


ソフトバンクから登場するAQUOS PHONE THE HYBRID 007SHは、いかにもガラケーそのものの2軸折りたたみ型、テンキー付きの筐体を、Android 2.3で動かしている…という、なかなか面白いポジションを狙った製品です。スマートフォン経験が豊富なシャープらしい、ありそうでなかった「シャープな」切り口ですね。
自社の戦略をiPhoneやiPadにどっぷりと依存しているのかと思いきや、意外に自由奔放に多彩なAndroid端末もラインナップしているのが、ソフトバンクの面白いところです。以前はWindows Mobile機にもかなり熱心だったのがこの会社。海外メーカーの製品の採用も結構多いですよね。端末メーカーにあまりハードウェアやソフトウェアの仕様を厳格に要求せず、自由にやらせているような印象も受けます。
NTTドコモとソフトバンクの端末は、同じ方式の電波を使っているので、SIMロックが解除されれば相互に使用が可能です。シェアが少ないという立場上、ソフトバンク側がSIMロックを大々的に解除することはあり得ない気がしますが、もし実現すれば意外に楽しいことになりそうです。特にスマートフォンなら、ソフトウェア次第で違いがかなリカバーできるはずですしね。



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