今年2月から使っている私のスマートフォン・Pixel 8。もうすぐ使い始めてから1年を迎えようとしています。普段やりたいことはストレスなくできていますし、Google Tensor G3プロセッサーの能力を活用したローカルAIもしっかり働いて、日々の暮らしの役に立っています。
以前紹介した「この曲なに?」は、役立つというよりも日々を楽しくしてくれるローカルAIの活用ですが、音声を録音するレコーダーアプリが通信せずに文字起こしをしてくれる機能は、おカネをいただく仕事で実に重宝しています。打合せ直後に文字起こしを見直し、自分の手元のメモを修正したりもします。議事録をまとめるのは、実は録音データのままクラウドのAIに投げちゃった方がずっと楽なのですが、自分のアタマでも整理しておきたいところです。AIはテキトーにその場を繕うことも結構あるので、それを直せる力は必要ですよね。
…というのはともかく、今日の夕方、ThinkPadに向かいながら、すぐ横に置いてあったPixel 8を確認すると、微妙な違和感がありました。画面が、本体から浮き上がっているように見えます。最初は分厚い保護ガラスフィルムのせい?とも思ったのですが、見直してみると明らかに、物理的に浮いています。

横から見てみると、アルミ製の外周フレームから、ディスプレイのガラス部分だけが外れて、1 mmほど持ち上がった状態になっています。軽く押し込むと、元の位置に納まりはするのですが、しばらく放置しておくと、また同じくらいの高さまで浮き上がります。

横から覗き込んでみると、裏側にある基板やパーツらしきものが見えています。これは、どう考えてもアウト。少なくとも、これでは防水性能は全く担保できていないでしょうし、それ以前にそのうち空中分解でもしないか不安です。

画面は全く乱れなく表示されていますし、タッチパネルも問題なく操作できているようなのですが、ひとつ動作上の問題が発生しているらしいのが、画面消灯時…とはいえ、最近のOLED搭載機の常として、常時点灯で最小限の情報は表示されているのですが、このときに指紋認証が起動しないらしいこと。画面上の光学式指紋認証で、所定の場所に触れるとその辺りの画面が明るく光るのが正常な動作なのですが、全く反応しません。
画面を押し込んで戻した状態では反応するので、浮き上がったことの影響で発生している不具合と判断して良さそうです。実際には、サイドボタンを押して画面を点灯させれば、先に顔認証が反応してロックが解除できるので、とりあえずあまりストレスを感じずに済んでいますけどね。
もちろん、これは修理に出さなくてはならないのですが、これが結構アタマの痛い話になりそうでした。Pixel 8は、IIJmioから未使用品を中古扱いで購入しています。IIJmioのサポートページによると、新品なら1年間のメーカー保証が付いているのだそうですが、中古品の場合は基本的に初期不良交換のみ。保証対象となる30日間は、とっくに過ぎています。


IIJmioからは保証が受けられないとなると、Pixelの販売元のGoogleに修理をお願いするしかない…という話になります。Google Pixelのサポートサイトから修理申込のページにアクセスすると、最初にIMEI(モバイル機器にユニークに割り当てられるシリアルナンバー)を入力する画面が出てきますが、既にGoogleアカウントでサインインしていれば、そのアカウントが紐付けられているPixel端末は表示されています。
私のPixel 8は、2026年2月16日までメーカー保証が有効なのだそうです。これはウレシイ知らせです。まずはこのPixel 8を選択して次に進み、修理内容をカテゴリー選択と自由文の説明で入力します。「デバイスを正確に診断できるよう、既知の問題を全て報告してください」とのことなので、私は以下のように説明しました。
ディスプレイの左半分が、アルミのフレームから1~2mmほど持ち上がり浮き上がったようになっている。軽く押し込むと元の位置に納まるが、しばらく放置しておくとまた浮き上がる。
Googleストアの修理受付フォームへの入力
電源は入った状態のままで、タッチパネルでの操作は可能な状態だが、指紋認証が反応しないことがある。
端末の落下等の衝撃を与えた結果ではなく、通常の使用中に気が付くと画面が浮き上がっていた。タッチ操作をしようとしたら画面が押し込まれるような動きをしたので、異常に気が付いた。


「次へ」ボタンを押すと、「ご報告いただいた問題は、保証の対象となる場合があります。」というメッセージが表示されます。文章の内容はおそらくAIで読んで判断しているのでしょう。さらに「店頭での修理」「郵送修理」という選択肢が示されます。お見積もり額が「¥ 0」となっているのは、保証内の修理で済む可能性がある、ということでしょう。
「店舗での修理」を選ぶと、あとは店舗と直接やりとりして進めていくようになっています。浜松市内にも、修理拠点があるのですね。もう営業時間は過ぎてしまっていたので、また明日連絡してみようかと思います。IIJmioにしろ、Googleにしろ、基本的に実店舗がないサービスなので、郵送するんだろうなぁ…と覚悟していましたが、対面で修理をお願いできるのは、非常に気分が楽です。

郵送修理の際の代替端末として使おうと思い、ちょっと久しぶりにAQUOS sense7を引っ張り出しました。ソフトウェアのアップデートが大量に溜まっていたので、なかなか通常モードになりませんでした。こんなこともありますから、定期的に触っておいた方がよいですね。
ただ、Pixel 8は何とか普通に動作はする状態ですし、郵送はしなくても済みそうなので、今回は代替端末への引っ越しまでするのは止めようかと思います。LINEとか、Google Mapsのタイムラインとか、結構面倒ですしね。
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