まだまだ我慢?

新・レッツノート登場

9月中旬からPanasonicのパソコン総合ホームページで「新・Let’s note開発宣言」と銘打ったティザー広告が続いていましたが、昨日・10月9日についにその全貌が明らかになりました。発表された新機種は、R1のコンセプトそのままに12.1インチ画面とフルピッチキーボードを装備して、プレーンなモデルでは重量999gと意地で1kgを切ったCF-R1の「兄貴分」・CF-T1シリーズ。無線LAN内蔵モデルの1,070gでも十分に世界最軽量のはずなんですけどね。そこはさすがに「数字」にこだわる松下電器です。

ティザー広告の中でちらりと見えた本体写真はこのCF-T1だったわけなんですが、前回私が「CF-R1そのもの」と思ってしまったくらいデザインはよく似ています。液晶画面のサイズが大きくなった分キーピッチも広がったので、2台が並んでいないと一体どちらがどちらなんだか…って、もちろんよく見れば違いはちゃんとわかるんですが。

CF-R1よりも大きくなったとはいえ、CF-B5Rと比べてみると横幅が1cmほど広いだけで、薄くなっていることも考えればよりコンパクトだと言えそうです。しかも重量は3分の2しかありません。画面サイズやキーピッチの変更されたおかげで快適さは向上していることが予想されます。仕事に使うことを考えると、変換ケーブル無しで外部ディスプレイがつなげられるのもプラス要素です。スタイルとしてはなかなか魅力的な製品ですね。あとは筐体の強度を確かめてみたいところですが。

中身で勝負、ですね

同時にCF-R1のマイナーチェンジモデルも発表されました。外見上は実に変わり映えしないこの2機種なんですが、スペック表を見ると、実は中身にはかなり大胆な改良が施されていることがわかります。これなら「単なるマイナーチェンジ」とは呼べませんね。キーポイントは、チップセットが440MXから830MGに変更されたこと。440MXは非常に省電力性能の高いチップセットなんだそうですが、残念なことに設計が非常に古いんです。CF-R1に対する不満の一つであった「メモリの最大搭載量が256MBに制限されている」というのはまさにこの440MXの制限事項だったんですが、830MGの採用によって今回のシリーズでは最大512MBまで増設可能なモデルがあります。

他にも830MGの採用によって変わったところがあります。先ほどメモリの話に触れましたが、これがPC100 SDRAMからPC133にクロックアップしていますし、ビデオ機能も830MG内蔵のものになっています。PCI接続しかできなかった440MXに対して、830MGでは内部的にはAGP4Xで接続されているはずなので、全体的なパフォーマンスアップが期待できるかも知れません。最大48MBのVRAMをメインメモリから確保できますから(このため搭載メモリは多くせざるを得ない面もありますが)、これまでは動かせなかった3次元CGの表示改善にもちょっとだけ期待しましょう。

そして、830MGのアドバンテージとしてもう一つ決して無視できないのがハードディスクのパフォーマンスの向上。830MGならばUltraATA/100インターフェースが統合されていますから、最新のハードディスクの性能を十分に発揮できます。440MXではもはや過去の遺物(?)のUltraATA/33だったんですよね。特に、ハイバネーションにもUltraATAの能力を使うWindows XPではこの差は大きくなりそうです。メモリ搭載量も増えましたし。

ただ、これら数多くのパフォーマンス向上の代償として、バッテリーでの駆動時間は少し短くなってしまったようです。いろいろな考え方はありますが、全体として見れば私はプラスに評価したいところですね。短くなったとはいえカタログ値で5時間ですし。

それでも待ちたい…けれど

さて、前回と同じ質問を自分に向けてみましょう。この新・レッツノートを購入するの?…と。それでも、やっぱり答えは変わらず「絶対買わない」でしょうね。確かに魅力的なモデルチェンジなんですが、何しろあと半年も待てばBanias搭載機が登場するわけですから。

前回、Baniasによってパフォーマンスが向上する…と書きましたが、それは別にCPUの計算能力だけではありません。メモリにはDDR SDRAMが使われるようになりますし、チップセットに統合されるUSBインターフェースもより高速なUSB2.0になります…USB2.0については現時点でも各社で別チップを載せて実現しているわけですが。さらに、無線LANは標準機能になるのがほぼ確実です。しかも、IEEE802.11bだけではなくより高速なIEEE802.11aとの両用になる可能性が高くなります。

ただ、問題なのは現在使っているCF-B5Rに本格的に疲れが見えてきていることですね。液晶画面の両端はかなり暗くなってきていますし、最近ではバッテリーでの使用時間が目に見えて短くなっています。どちらも修理したりバッテリーを交換したりすれば直る話ではあるんですが、そのための費用も決して安くはありませんからね。思い切って買い換える手もあるのかも…と思ったんですが、どちらにしても現状では新しい本体を購入するだけの経済的余裕がありません。とりあえずは交換バッテリーを購入して乗り切るしかなさそうです。



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