サービスパック導入も楽じゃない

期待していいの?

先週あたりから、Panasonicのパソコン総合ホームページで「新・Let’s note開発宣言」と銘打ったティザー広告が始まっています。ティザー広告というのは製品が登場するよりも前にわざと情報を小出しにして行うもので、これがユーザーの期待感を煽ったりします。ところが、これまでに2種類の広告が公開されていますが、最後にちょっとだけ見える本体画像はどう見てもCF-R1そのもの。しかも、公開された広告の内容、耐衝撃性やバッテリーライフも既にCF-R1でずいぶん頑張ってくれた項目です。

まさか、CF-R1の単なるマイナーチェンジモデルにこんな派手な広告を打つとも思えないんですが、松下電器さんはいったい何を考えているんでしょうか?。この後2度更新される予定のティザー広告、そして来月中旬までには明らかになる新・レッツノートの全貌。とんでもない隠し球を見せてくれることを期待しておきましょう。隠し「球」なだけにトラックボール?…という予想もどこかで聞きましたが。

ただ、この新・レッツノートを購入するの?と訊かれたら「絶対買わない」と答えますね。Intelが来年前半に市場に投入する予定の新型CPU・開発コードネーム「Banias」は、レッツノートのようなモバイル性能重視のノートパソコンに劇的なパフォーマンスの向上をもたらすはずです。もうしばらくは現在のCF-B5Rを使い、おそらくあと2世代先の新・レッツノート…そこには超低電圧版Baniasが搭載されているはずです…が私の次世代モバイル環境の最有力候補の一つになることでしょう。もちろん、CF-B5Rにアクシデントが発生すればこの限りではありませんけどね。

Windows XP Service Pack 1;拡大画像サイズ23.6KB

OSはサービスパックが出るまで待て?

今回の話題はWindows XP Service Pack 1(以下SP1と略)。サービスパックは、ソフトウェアの数々の不具合を修正したモジュールをひとまとめにして提供されるものですね。また、ソフトウェア自体の機能拡張が行われることもあります。Windows XP SP1の英語版は既に一般公開されていて、日本語版が公開されるのは今月末ということになっていますが、この度「おそらく一般公開版と同じ」というSP1が入手できたので、CF-B5Rに適用してみることにしました。「おそらく」ということで、一般公開版と動作が違う可能性もあることをご承知置きください。

通のパソコンユーザーには「OSのバージョンアップはSP1が出てからがいい」と言う人が結構います。大規模なバージョンアップが行われた直後はどうしてもプログラム内部に不具合が残っていますから、それらの修正が一通り済んだ後の方が安定して使える…というのは当然のことで、私も理解しています。それでも、過去の記事を読み返すまでもなく、私自身がそこまで我慢できるはずもないわけで…。

Windows XP自体、最初から深刻な不具合の少ないOSだったような気がします…もともとがWindows 2000からのマイナーバージョンアップということもあると思いますが。また、Windows Updateというオンラインでの更新が積極的に活用されて、重要なアップデートは逐次ダウンロードできるようになっていましたから、SP1が登場する前に解消されていた問題もいくつかあります。そう言う意味ではこれまでよりサービスパックを待つ必要性は薄れたかも知れません。もちろん不具合の修正だけではなく機能拡張も行われましたから、これらの機能が必要な人にとっては重要なわけです。このあたりについてはまた改めて触れたいと思っています。

ドライバがブロックされた?

SP1のファイルサイズは134MB。インターネット経由で入手しました。ブロードバンド環境の恩恵を受けている…という言葉もSSK Worldではもう使い古されつつありますね。むしろパソコンを取り巻く環境全体がブロードバンドを前提にしたものになりつつあるような気がします。インストールの手順自体は至って簡単。ダウンロードした実行ファイルを実行すれば、あとはインストーラの指示通りにするだけで作業が進みます。15分少々ハードディスクが黙々と働き続けるのを待った後、この手の作業の中ではお決まりの再起動を求められて終了です。

このドライバの読み込みはブロックされています;拡大画像サイズ27.6KB

再起動した後、私が確認してみたのはデバイスマネージャ。これまでのサービスパックの適用でもOS標準でないドライバは標準のものに置き換えられていることがありましたが、今回も例に漏れずサウンド関係のドライバがAC’97標準のものに置き換えられていました。そこで、Windows XP動作確認一覧表の通りWindows 2000用のドライバをインストールしてみたところ、見慣れないメッセージが出てきました。…えっ、「このドライバの読み込みはブロックされています」?

このバージョンのWindowsと互換性のないドライバ;拡大画像サイズ20.8KB

インストール中にも表示されるんですが、このWindows 2000用ドライバはSP1との互換性がない…ということになっているようです。実は、CF-B5Rにも使われているYAMAHA製AC-XGサウンドチップのドライバがインストールできない問題は既に明らかになっているようで、実際にこれに対応したドライバを公開しているメーカーもあります。

しかし、まだPanasonicでは公開されていないようなので今回はWindows Updateを利用しました。…と言ってもWindows Updateの自動認識ではドライバがインストールできないので、「Windows Update のカスタマイズ」から「Windows Update カタログ」を表示させます。このWindows Update カタログではWindows Updateに登録されている全てのファイルをダウンロードできますから、ここで「ハードウェアデバイス」→「サウンド」とたどりYAMAHA用のドライバを探してみます。

どのAC-XGを選ぶ?;拡大画像サイズ36.9KB

例えば「Yamaha Corporation Media Driver Version 6.13.10.2152」をダウンロードし、このドライバをインストールしようとすると、こんな風に「YAMAHA AC-XG Audio Device」がずらりと並びます。とりあえず一番上のものを選んだら、「非対応ドライバである」と警告が出るものの、省電力機能やXGハードウェア音源も含めて正しく動作しているようです。どれを選ぶかによって、このハードウェア音源機能やデジタル出力機能の有無が変わってくるようですね。

今回のSP1でも、単なる不具合修正にとどまらず、いろいろと機能拡張や仕様変更が行われているようです。実は、これまでもこうしたマイナーバージョンアップで重要な仕様変更が行われたことがあるんですよね。振り返ってみるとFAT32形式のフォーマットも、USBも、IEEE1394も、サポートはマイナーバージョンアップのときに追加されました。

(追伸)
その後、Panasonic PCのホームページからWindows XP SP1用のサウンドドライバの提供が行われています。このドライバをインストールすれば問題なく動作しますので一応報告しておきます。

あと、この記事のときに使用した「おそらく一般公開版と同じ」SP1なんですが、実際に一般公開されたSP1と全く同じ物だったようです。ファイルの日付もサイズも全く同じでした。



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