パケ死は脱したのか

iアプリ版ファイナルファンタジー

FF、始めました。

まずは前回ちょっと話題に出したiアプリ版「ファイナルファンタジー」の話から。予定通り4月1日にダウンロードしてプレイを開始しました。今回はサーバーが混雑していることもなく、あっさりと導入できました。通勤中の電車の中などで進めているところですが、「ドラゴンクエスト」のようにすんなりとは話が進みません。最初は主人公たちがどうしようもなく弱いので、しばらくはひたすらモンスターを倒して経験と軍資金を得るという地道な作業が必要なんですよね。

iアプリ版ファイナルファンタジー

しかも、その弱さの上に全滅すると即ゲームオーバー、最後にセーブした時点からやり直し……ということで、結構緊張感があります。確かに厳しいんですが、ドラクエの「経験やアイテムはそのまま、所持金半額没収、王様の前からやり直し」の方こそが甘やかしすぎで、こちらの方がまだ現実的な気がしますね。もっとも、ファミコン時代のドラクエ1はパスワード入力方式(「ふっかつのじゅもん」ですね)だったので、入力の手間を考えればこの方が良かったのでしょう。それ以前に、本物の人生にはセーブもロードもコンティニューもありませんが。

毎日チェック

ケータイをFOMAに切り替えてから1ヶ月が過ぎました。ケータイと言えば、NTTドコモの立川社長が最近いろいろな場で「携帯電話はカタカナ書きの『ケータイ』になった」と発言されているそうですね。最近の携帯電話の電話を超えた多彩な機能を考えると、これはなかなか言い得て妙です。ゲームや動画をダウンロードしたり、カメラでいろいろ撮影してメールで送ったり……と、私の使い方はかなりケータイ的な部類に入ると思います。

料金案内iアプリ・一覧表示

そんな使い方をしていると気になるのが利用料金。iモード公式サイトでは、毎日の利用料金を確認することができますが、さらにこのデータを毎日自動的にダウンロードして保存し、グラフまで描いてくれるiアプリが提供されています。iアプリは派手なゲームも楽しいんですが、こうした便利なツールとしての使い道もあります。

料金案内iアプリ・グラフ表示

通話だけでなくパケット通信でマルチメディア系の大量のデータをやりとりする今どきのケータイでは、思っている以上に通信料がかさみます。iモードサイトのコンテンツをいろいろ楽しんでいる人には、毎日チェックすることをお勧めしたいですね。私も、結構こまめに起動して利用履歴を確認しています。

パケット通信料は減ったけど

この利用料金iアプリを使って、N504iSを使っていた1月とN900iに替えた3月の利用料を調べてみました。

mova(2004年1月分) FOMA(2004年3月分)
前提条件 音声通話プラン おはなしプラスBIG プラン39
9,100円
(無料通信6,600円分)
3,900円
(無料通信750円分)
パケット割引プラン パケットパック40
4,000円
(無料通信4,000円分)
パケット単価 0.3円/128バイト 0.05円/128バイト
実績 通話料 429円 115円
デジタル通信料 30円
パケット通信料 2円
iモード通信料 7,701円
(26,072パケット)
3,542円
(70,833パケット)
デュアルネットワーク
通話料
56円
デュアルネットワーク
iモード通信料
15円
通話・通信料計 8,130円
(無料超過分1,530円)
3,760円
(翌月繰り越し分990円)
iモード情報料 300円 1,600円
iモード基本料 300円 150円
留守番電話 300円 300円
デュアルネットワーク 300円
利用料試算 10,568円 9,938円

※利用料試算には5年以上の長期継続割引(-15%)、デュアルネットワーク+留守番電話のセット割引(-100円)およびeビリング割引(-100円)を適用、消費税5%を含む。

大容量のiアプリや動画をダウンロードして、ほとんど手加減はせずに使った結果、パケット量は2.5倍以上になりました。それでもパケット通信料が半額以下になるのは、パケット単価がmovaの6分の1になるパケットパック40の威力ですね。ちなみに、音声通話料の差は単に3月の電話発信が少なかっただけで、私の利用している両プランを比較すると、定額料金が安いFOMAの方がちょっとだけ通話単価は高くなります。

それだけパケット通信料が安くなったのに、利用料の合計はほとんど下がっていません。これは、まずFOMAの方が無料通信分を使い切れていないことが大きいんですが、他のプランの組み合わせを考慮してもこれが一番安いパターンになります。残った無料通信分については翌月に繰り越されるので、とりあえず「損はしていない」ことになりますね。また、長期継続割引が適用されるのは音声通話プランのみでパケットパックは対象外なので、その分FOMAの方が割引額が小さくなって、価格差が吸収されます。そして、もう一つ大きな理由があったんです。

払う先が変わった

実はその「もう一つ」というのはiモード情報料の差。コンテンツのほとんどは有料になっていますから、ダウンロードしたものが増えるごとに情報料も加算されます。せっかくの高速・大容量なので、いろいろとダウンロードしてみようかな?と思った結果が数字に表れたわけです。逆に、これまではパケット通信料があまりに高かったので、有料サービスの利用は極力抑えていたんですよね。これだけパケット通信料が抑えられるのなら、有料サービスの利用を増やしてみようかと思っています。

通信料が安くなることにより、通信ができることそのものよりも、受けられるサービスの内容が重視されるようになったという見方もできると思います。この考え方をさらにもう一歩推し進めてくれるのが通信の完全定額制。既にauがCDMA 1X WINで先行していますが、NTTドコモもかねてからの噂通り「パケ・ホーダイ」サービスを6月から始めます。パケットパックの変更も行われ、今回の試算も変更を余儀なくされるのですが、このあたりの話はまた改めてということにしましょう。



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