昨日は、長い連休の締めということでちょっとお出かけ。浜名湖ガーデンパークに行ってきました。
浜名湖に突き出た庄内半島の先端にあるこの公園は、5年前の2004年に「浜名湖花博」が開催された場所。あの頃には全期間入場券で足繁く通ったんですが、博覧会が終了してからは一度も足を運んでいませんでした。ここに行くのは実に5年ぶり…ということになります。公園として整備されたとは聞いていましたが、いったいどんな風になったのか、ずっと気になっていました。
ガーデンパークでは、5月1日~10日の期間で浜名湖フラワー&ガーデンフェア2009が開催されていました。浜名湖花博から5年が経ち、「その理念・成果を継承し、さらなる発展を図るため」に開催されたのだそうです。久しぶりに訪れるきっかけになりました。
花博の期間中は、会場には駐車場がなく、自家用車での来場者は周辺に確保された駐車場からシャトルバスや船などで会場に向かう仕組みになっていました。現在のガーデンパークには約1,800台の大駐車場が整備され、横付けできるようになりましたが、今回はイベントの開催中。大渋滞が予想されると言うことで、臨時駐車場が用意されていました。シャトルバスで5分ほどで会場に到着です。
花博の正面入口「ときめきゲート」があった辺りは、建物がなくなってすっかり真っ平ら。そして、その東側一帯はだだっ広い芝生の広場になっています。朝は一目散に奥に向かっていく人が多かったんですが、帰ってくるときにはボール遊びなどを楽しんでいる人も見かけました。
橋を渡ると、ちょっと懐かしい景色が戻ってきます。花博会場の様子が、比較的そのままに残されています。合唱団で歌い全国中継されたステージも、ちゃんと残っていました。
入口のところでは、エッフェル塔と巨大な招き猫が出迎えてくれました。これは「モザイカルチャー」といって、骨組みを組んだ上に草花を植え込んでいって形を作るものです。立木を刈り込んで作るトピアリーとはちょっと違います。
今年の秋には、ガーデンパークのすぐご近所のはままつフラワーパークで、浜松モザイカルチャー世界博2009が開かれます。「浜名湖立体花博」というネーミングはちょっとどうかと思うんですが(笑)、できれば一度は見に行きたいですね。
花博期間中は登るのに苦労した「きらめきタワー」こと展望塔も健在。さすがに今ではそこまで混み合っているわけでもなく、300円の入場券を購入してすんなり登ることができました。展望塔の上からの景色も懐かしかったですね。
様々な植物を並べて展示している百華園も、そのまま残されている施設です。さすがに花博の期間中ほど手を掛けるわけにも行かないのでしょうけど、いろいろな花を見ることができます。花博の目玉展示の一つだった「生きる化石」ジュラシックツリーも元気でした。5年間でずいぶん背が伸びた気がします。
花博当時の雰囲気をもっとも色濃く残しているのが花の美術館ではないでしょうか。フランスの印象派の画家・モネが造った庭園(この庭の睡蓮を描いた絵が代表作の一つですね)を再現した…という、花博当時は看板展示の一つになっていた場所です。咲いている花も多く、手入れも一番行き届いていて、人出も一番多かったですね。
先にも触れた芝生広場や、噴水が吹き上がる水遊び広場など、家族で楽しく遊べるスペースも用意されています。無料で入れる公園にしては内容が盛りだくさんの、お得に遊べる公園になりましたね。家が近くなら、四季折々に足を運んでみたい場所です。
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