仙台を一番

東北楽天ゴールデンイーグルスの新しい監督に、星野仙一氏が就任することになりました。彼がプロ野球の監督を務めるのはずいぶん久しぶりです。昨日・27日に、就任の記者会見が開かれましたが、「東北を熱くする。それが私の仕事だ」と、20年以上前に中日ドラゴンズの監督に就任した頃と変わらない、情熱に溢れた宣言を聞かせてくれました。

以前から星野氏と親交があったというオーナーの楽天・三木谷浩史会長は、「『仙台を一番』、星野仙一となるよう支援していきたい」と、もう何年も前からこの日のために!と温めていて、腐る寸前に納屋から出してきたようなコメントを出していました。星野氏は、阪神タイガースの監督を退いた後も、シニアディレクター(日本語で言うなら「特別顧問」といったところでしょうか)という職に就いていましたから、いつかは星野監督で!と思いつつ、なかなか表立って引っ張ってこられなかったのでしょうね。…まあ、「仙台を一番」には座布団一枚くらいはあげても良いかも知れません。

ドラゴンズ、タイガースをリーグ優勝に導いてきた星野氏ですが、北京オリンピックで日本代表監督を務め、結果を残せなかった後は、あまり表舞台で見ることがなかった気がします。どうもあれ以来、もう星野氏の時代は終わったのでは?という空気が流れていたような気がしますが、周囲がきちんとサポートする気になれば、まだ決してそんなことはないと思っています。人の心を掴んで動かしていく術は、そう簡単に時代に流されて変わっていくものではないはずです。

楽天側は複数年契約を打診したそうですが、星野氏側が「これまでも1年1年が勝負だと思ってやってきた」と1年契約を希望したのだとか。まあ、楽天の監督の「複数年契約」が嘘っぱちで、実質的には1年契約と変わらない…ということはこれまでの歴史が証明していますし、これでよいのではないでしょうか。選手を育成しつつ、勝ち続けることも求められる大変な立場ですが、どうなっていくのか注目しましょう。まさか、簡単に結果が出ないからといって、楽天も今回ばかりは本当に1年契約のみでクビにはしないと思っていますが。


その星野新監督は、今日・28日に行われたドラフト会議にも早速登場。くじ引きにも参加していました。今年のドラフト会議は人材豊富で、いろいろなところが気になっていました。まだ全容を把握していないので、詳しくはまた機会があれば何か書きたいと思っています。

ともかく、ひとつほっとしたのは、早稲田大学の斎藤佑樹投手との交渉権を、北海道日本ハムファイターズが1巡目で4球団競合のくじ引きの末に引き当てたこと。彼が、大学野球での4年間でも色あせずに、プロからの注目を浴びる選手で居続けてくれたことには、素直に賞賛の拍手を送りたいと思います。

これで、かつて甲子園で熱い戦いを繰り広げたライバルで、今はイーグルスの頼れる柱に成長した田中将大投手との投げ合いを、私たちはこれからも何度となく見せてもらえそうです。来季の楽しみが一つ増えました。



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