先日注文してあったワイヤレスヘッドセット・MW600が、私の手元に届きました。例によって楽天で発注したわけですが、先に現物自体は店頭でパッケージから見える外観を確認していました。品質のばらつきが少ない工業製品の場合は、こうして「店頭で確認→通販で購入」というパターンをとることが結構あります。

どうしても確認したかった理由のひとつが、本体色の仕上がり具合。MW600は、ブラックとホワイトの2色展開となっています。それぞれに味がある配色ではあるんですが、非常に気になったのが、ホワイトの有機EL画面が鏡面仕上げになっていること。洒落た処理ではあるのかも知れませんが、これでは屋外だとかなり表示が見にくくなりそうです。これが決め手となって、ブラックを選ぶことにしました。


MW600のパッケージ注文の翌々日には、早くも荷物が我が家に届きました。先にも触れたとおり、パッケージはブリスターパックで本体だけが外から見える仕様になっていて、現物を見て確認することができます。

MW600 : パッケージ内容物箱の中には、取扱説明書の他に充電用のACアダプター、カナル型のステレオヘッドホンが同梱されています。このヘッドホン、ソニエリの有機的なデザインのエンブレムが強力に自己主張しているんですが、作り自体はチープと言わざるを得ません。普通のφ3.5mmステレオミニジャックにつなぐ仕様になっていますから、気に入らなければ換えてしまえばいいんですけどね。

また、ACアダプターの本体側へのインターフェースはmicroUSBになっています。パソコン等のUSB端子から充電できるケーブルも市販されているので、充電の利便性は結構高いのではないでしょうか。おそらく、単なる充電端子ではなく、ファームウェアのアップデートなどに使える仕様になっているのでは?と思います…というよりも、期待してしまいます。

MW600と単三乾電池箱から取り出して改めて見ると、やはりそのコンパクトさが際立ちます。本体は単三乾電池をちょっと長くしたくらいのサイズ、そして重さはそれよりずっと軽量です。これで音楽再生8.5時間と、十分まる一日動作するスタミナもあるところが、まさにソニーらしさですね。


この製品の購入理由を考えれば、最も気になるのが音楽再生の音質です。純粋に音質を評価しようとすると、再生環境もいろいろ考えなくてはならないんですが、今回は実際の使用環境を使って確認するということで、まずはF-03Bのミュージックプレイヤーを使えるようにセットアップしました。

Windows 7に認識されたポータブルデバイス・F-03BF-03BのUSBインターフェースを「MTPモード」に切り替えてWindowsパソコンにつなぐと、「ポータブルデバイス・F-03B」として認識され、音楽を転送することができるようになります。Windows 7の画面では、チタニウムブラウンのプレミアムな筐体を描いたアイコンが表示されています。本体色によってアイコンは異なるのでしょうか?

Windows Media Playerで同期中Windows Media Playerから転送したいプレイリストやアルバム、楽曲等を選んでドラッグ&ドロップした後で「同期」すれば、F-03B本体のmicroSDカードに音楽が転送され、聴けるようになります。

F-03Bのミュージックプレイヤーは、プレイリストやアーティスト、アルバムを選択してリピートやシャッフルでの演奏が可能で、「Windows Media Playerのケータイ版」といった趣です。プリセット8モードのイコライザと、音場生成機能のDolby Mobile(どるびーもばいる)が使えます。Dolby Mobileの効果はかなり強力で、ヘッドホン使用時の特徴である「頭の中で鳴っている感覚」がほぼ一掃されます。


MW600でF-03Bの音楽を聴くために、最初に必要なのがBluetoothのペアリング。これは、取扱説明書が読めれば簡単に行えます。MW600の場合、複数の機器とのペアリングが可能なんですが、有機ELの画面を見ながら切り替えが行えるので、かなり楽にできそうです。

同梱ヘッドホンとMDR-EX51SP(下)とりあえず同梱のヘッドホンをつないで聴いてみましたが、どうも鳴っている音に立体感がなく「薄っぺらい」印象になってしまい、私にはもの足りませんでした。そもそも大幅に圧縮が掛けられたWindows Media形式のデータなのだから、あまり贅沢を言ってはいけないのだろうな…と思いつつ、試しにヘッドホンを以前から使っていたMDR-EX51SPに交換してみたところ、音域が高低ともに広がって、音の解像度が上がった気がしました。音の善し悪しは多分に主観的なものですが、少なくとも明らかに鳴り方が違うのがわかります。

MW600+MDR-Z500DJそれなら…ということで、今度はヘッドホンを私が楽曲制作時に使っているお気に入りのDJモニター・MDR-Z500DJにつなぎ替えてみました。しかし、こちらの場合は音が不安定に揺らぎ、とても鑑賞には堪えません。ヘッドホンとしての素性の良さは折り紙付きなんですが、さすがにこれだけデカいものを鳴らしきるだけのパワーがないのは仕方ないでしょう。

ヘッドホン側を交換することで音質が変わることは確認できましたから、もうちょっとグレードが高めのヘッドホンに変えてみるのも面白そうです。またちょっと探してみましょう。


自宅でミュージックプレイヤーの動作は確認できました。次はいよいよMW600と一緒に通勤…ということになりますが、続きはまた回を改めての報告、とさせていただきます。しばらく使い続けないとわからないこともあるでしょうしね。



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