レンガ敷きのアプローチ

2月19日、水曜日。もちろん、本来なら私は仕事に出かける日です。しかし、この日は職場に休暇を申請。今週中には再び襲ってくるかも知れない雨(もしかすると雪?)に備え、先週末にやりかけとなっていたレンガ敷きのアプローチ作りを、何としても完成させよう!と思っていました。先週末のような暴風雨になったら、せっかく掘って砂まで埋めた穴が崩れてしまいますからね。

しかし、実際にその日が近づいてみると、天気はすっかり落ち着き、雪どころか雨すら降りそうにない状況に。それでも、せっかくやりくりして作った休日ですから、予定通り庭仕事に励むことにしました。


レンガを買ってきました まずは、朝イチで近所のホームセンターに出かけ、レンガを買いました。1個約1.4kgのレンガを、今回のアプローチ以外に使う分も含めて計225個。総重量は300kg少々ということになり、我が家のデリカD:5でも何とか運べるかも知れないんですが、それでも一応店の軽トラを貸していただき、家まで持ち帰りました。

相当まとまった個数の購入とはいえ、1ロット分をまとめてというわけでもないので、レンガの取り扱いはどうしても1個ずつ単位になります。積み下ろしは面倒で、体力的にもかなりキツい作業になりますが、ホームセンターでは店員さんに、家ではお義父さんに手伝ってもらい、ずいぶん助かりました。


改めて砂を水平面に仕上げますさて、砂を敷いた上にレンガを並べていくことになるわけですが、砂を敷いたまま数日間置きっ放しだったので、平面がずいぶん狂っています。風で砂粒が流された様子も見受けられましたが、最大の影響は我が家の犬が遊び場に使ってしまったこと。砂の上ということで、ご丁寧に用まで足してありました(涙)。まあ、彼女にとってはまさにおあつらえ向けの環境になっていたわけで、仕方ないところではありますが。

そこで、まずは砂の面を綺麗に水平に仕上げ直しました。水準器を載せた板や2×4材を滑らせながら、状況を確認していきます。もっとも、もともと丁寧に作ってあったので、修正にはそれほど時間もかからず、すんなり真っ平らな面が出来上がりました。

外周のレンガから並べていきますその後に、いよいよレンガ並べの作業に入ります。先に作ってあった配置図を見ながら、まずは外周の部分を並べていきます。並べてみると気づくのが、穴の縁の部分が雨などの影響で崩れ、穴の中に土がかなり落ちていること。おかげで、想定していた個数のレンガがすんなり収まらず、随時スコップで削りながら修正していくことになってしまいました。

曲尺を当てて直角を確認しながら、要所では内側にもレンガを仮置きして寸法を合わせていきます。もちろん、1個1個のレンガの表面が水平に設置された上で、隣接するレンガとの間に段差ができないように注意します。もともと大きさが不揃いなアンティークレンガを平面に並べていくのは意外に面倒なんですが、歩きやすさに大きく影響しますからね。1個ずつ水準器を当てながら丁寧に並べます。


今回は、レンガが互い違いに並ぶ「ストレッチャーボンド」という並べ方にしていますが、この場合、どうしてもレンガを半分に割る必要性が出てきます。グラインダーにダイヤモンドカッターを取り付けて使えば、レンガでも容易に真っ二つになるのだそうですが、今回はもっと簡単で経済的な方法を使いました。

レンガタガネ 「レンガタガネ」と呼ばれる工具があります。へらのような形状の先端に刃が付いているものですが、本体はずっと頑丈な分厚い鋳鉄製。今回はこれを使うことにしました。何しろ、1,000円未満で買える工具ですから、グラインダーを使うよりはずっとお得です。しかも、ちゃんとできれば仕上がりにも全く遜色はありません。

レンガタガネでレンガを叩いて割りますレンガを割りたい位置にレンガタガネを当てて、1周回るようにぐるりとタガネの跡を付けながら、徐々に切り込みを深くしていきます。あまり深い溝にしなくても、上手にレンガタガネが打ち込めれば、自然に綺麗な平面で真っ二つに割れる…はずなんですが、慣れないうちはなかなか思い通りの場所で割れません。

とはいえ、単に互い違いに目地が並べばよいだけなら、割れた一組を両端に詰めれば済む話。正確にど真ん中で切れている必要はありません。L字に折れ曲がっている部分には、正確に1/2の正方形になっている必要がある部分もありましたが、たまたま上手に割れたものを優先的に配置して、それ以外の場所では正方形にはあまりこだわらないことにしました。結果的に、これはこれで味が出てきます。不揃いの味を狙ったからこそのアンティークレンガですしね。


目地に砂を掃き込んでいきます四苦八苦しながらも、2時間ほどかけて200個弱のレンガを敷き詰めました。次は、レンガの上から砂をかけて、これを箒やデッキブラシで掃きながら目地に流し込んでいきます。
この作業には、目の細かい「珪砂」が使われることが多いんですが、普通の川砂でもどんどん間に入っていきます。水をかけると砂が下に落ちて隙間ができてしまうので、また間に砂を入れていく…という作業を2、3度繰り返しました。

レンガ敷き完了!最後に、残った砂を掃いて取り除けば完成。カッコいいレンガ敷きのアプローチが出来上がりました。よく見ると、レンガが真っ直ぐ並んでいなかったり、一部完全な平面になっていなかったりするのが気にはなりますが、素人の作業にしては上出来…と自画自賛です。

レンガ敷きは出来上がりましたが、周りはまだ整地しただけ。奥に張るつもりの芝生も、まだ巷にモノが出回っていませんし、次はアプローチ周りにもう少し格好をつけてみようと思っています。



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