本屋のDNA?

ここ数か月、ネット通販での買物はAmazonからの購入が多くなっています。壁掛けテレビ一式はすべてAmazonから調達しましたし、その前のスマートウォッチもそうでした。

ネット通販で様々な商品を扱う「バーチャルショッピングモール」としては、日本ではAmazonと楽天市場が双璧だと思うんですが、両者には決定的に違うところがあります。楽天市場の場合、決済のシステムこそ楽天が提供しているものの、決済そのもの、あるいは商品の発送については、基本的に出店している個々の店舗に任されています。Amazonの場合、たくさんの店舗が出店しているのは同じなんですが、決済や商品の発送のかなりの部分をAmazon自身が一括して処理しています。Amazon自身が取り扱っている商品の種類も多いですし、ショッピングモールと言うよりは「ネット百貨店」と呼ぶ方が近いかも知れません。

これが、複数の買物を並行して行う場合に決定的に効いてきます。複数の店舗から購入しても、荷物としてはひとつにまとめることが可能です。荷物自体は個別になってしまう場合でも、配送状況は一元的に把握できて便利です。そして、大量の物流を扱っているからこそ、原則的に送料無料…というシステムが提供できます。もっとも、それを請け負っている運送業者はタイヘンな目に遭っていそうですが。


Amazonでは、ユーザーの購入履歴や閲覧履歴を参考にして、様々な商品を「オススメ」して来ます。これも、様々な商品を自社のシステム上で一括して取り扱っているからこそ出来ることといえます。

オススメの商品は、参考になることもそれなりにありますが、どちらかというとトンチンカンなものを勧めてくるなぁ…というイメージがあります。購入した商品と同一ジャンルの商品を勧めてくることが結構あるんですよね。例えば、テレビを購入した後に、またテレビを買おうと思う人がどのくらいいるでしょうか?分波器を買った後に、また分波器を買おう!と思う人なんかいると思ってるんでしょうか?スマートウォッチも然り。

どうしてこうなってしまうんだろう?と考えてみると、Amazonの出自に思い当たります。もともと、Amazonは「インターネット書店」からスタートしたんですよね。本を薦めるのなら、確かにその思考パターンは有効なんです。でも、それが通用しないジャンルは結構多いんですよね。例えば電化製品も、楽器も、ファッション関係もそうだと思うんですが。

あまりに顧客が多すぎて、そのあたりのサポートがテキトーになっているのかもなぁ…と思いつつ、それでも同じモノが安く買えるのが嬉しくて、ついAmazonを頼る自分がいます。お互いが「それでいいや」と思っていれば、それで良いのでしょうね。

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