大きいことはいい、こともある

CF-SV8(左)とCF-RZ4(右):フットプリントはこのくらい違う

先日我が家に届いた新しいレッツノート・CF-SV8。これまで使っていたCF-RZ4と並べてみると、かなり大きさが違うのがわかります。明らかに、CF-SV8はひとまわり以上大きいですね。

とはいえ、これでもフットプリントはA4用紙サイズの中に収まります(幅283.5mm×奥行203.8mm×高さ24.5mm)から、巷の大画面モバイル13型クラスを主戦場とする日本勢と比べても、相当コンパクトな部類ではあります。A4ファイルが収まるビジネスバッグだと、隙間ができて困りそうなくらいです。

CF-SV8(左)とCF-RZ4(右):厚みもかなり違う

横から見てみると、厚みがずいぶん違うのもわかります。一番手前側の部分で、既に5mmほどCF-SV8の方が厚いわけですが、基本的にほぼフラットなCF-RZ4とは異なり、CF-SV8は奥の方がさらに厚い、くさび形の形状に見えます。

バッテリーの部分だけが出っ張っている

もっとも、そう見えるのはヒンジ付近でバッテリーが出っ張っていて、この部分にちょっと高めの足が付いているため。本体の底面形状自体はほぼフラットで、机などの上に置くと、下に空間ができることになります。底面には吸気口があり、機構デザインとしてこの空間を活用しているとも言えます。

持ち運ぶときにちょうど指が掛かって安心?

奥が高くなることで、キーボードに角度が付いて打ちやすくなるほか、裸の状態で持ち運ぶときには、ちょうどこのバッテリー部分に指が掛かり、持ち手の役目も果たします。

改めてバッテリーを見てみると、往年のCF-R2あたりの形状と非常によく似ていると感じます。固定用ラッチあたりも、CADから同じパーツのデータを持ってきたのでは?というくらいにそっくりです。案外、こういうところにレッツノートの遺伝子は引き継がれているのかも知れません。



CF-SV8(左)とCF-RZ4(右): 開いて見ると画面の大きさもかなり違う

画面を開いてみると、そのサイズの違いもかなりのものになります。画素数はフルHDより縦がやや多い1,920×1,200ピクセルで両者全く同じですから、その差はスペック表の数値のとおり12.1型/10.1型の比になります。長さでほぼ20%、面積なら約44%広い画面ということになりますね。

この解像度、この大きさの画面で、ドットバイドットの表示にしてしまうと、さすがに文字が小さすぎて読めません。…というわけで、CF-RZ4では150%、CF-SV8では125%の拡大表示が標準設定になっています。この設定だと、画面に表示されるものの大きさはほぼ同じ。そして、CF-SV8の方が1.5倍近くの情報を表示できることになります。

画面との距離はほぼ変わらないので、CF-SV8の方が視野の広い範囲にディスプレイを捉えることになります。このクラスのレッツノートは初めて使うわけですが、情報量の増加が嬉しいだけでなく、この没入感の変化もちょっと新しい感覚です。



CF-SV8(左)とCF-RZ4(右): キーボードのサイズもずいぶん違います

並べてみると、キーボードのサイズもずいぶん違うのが実感できます。CF-SV8のキーボードは、横方向のキーピッチが19mm、縦方向は16mmという長方形のキーが基本です。CF-RZ4も同様に横長のキーで、これもそれこそCF-R1の頃からのレッツノートの伝統的な設計になっています。

横方向のキーピッチはデスクトップ用標準キーボードとほぼ同じ

横方向のキーピッチ19mmは、デスクトップPCなどに使われている標準的なキーボードと同じです。モバイルノートPCの場合、特に右側の方にある記号キーがかなり小さく設計されているものが多いのですが、CF-SV8の場合は最上段右端の2個がやや狭くなっているだけ…と、変更は最小限に留めています。

それよりも、半角/全角キーがEscキーの右隣にあったり、FnキーとCtrlキーの配置が他社製品と違ったり…といったあたりが気になる方も結構多いそうですね。レッツノート歴が長い私の場合は、コレがすっかり普通になってしまいましたが。

縦方向のキーピッチはかなり狭い

一方で、縦方向のキーピッチは、正方形のキーが並ぶキーボードと並べるとかなり狭いのがハッキリわかります。これを根拠にレッツノートのキーボードを酷評する方もいらっしゃいますが、私は全然違和感を覚えたことがありません。これも、長年使っているので慣れてしまったのかも知れませんが。

前回の記事から、全てCF-SV8を使って文章を打っていますが、使い始めて実質的にまだ2日目なのに、タイプミスはほとんどありません。キーストロークが2mmと結構深く確保されていることもあってか、実に気持ちよく打てるキーボードだと思います。


ちょっと持ち上げただけでも、ついCF-RZ4と比べてしまい、「大きくて重いなぁ」と思ってしまうCF-SV8なんですが、こうしたユーザーインターフェースの関係では、大きくなったことで手に入れられるものが多いと感じます。

「重い」とは言ったものの、小さくてももっと重いレッツノートを持ち運んでいた時代もあるわけですしね。コレだけで光学ディスクも読み書きできることを加味すれば、荷物を軽くスッキリできる場面もあります。

大きく、重い(という形容詞を使うのは明らかに間違っているのですが)CF-SV8で私が手に入れたものは、他にもまだあります。また改めてご紹介しますね。


親指でホイールパッドをくるくる

ちなみに、有楽町のビックカメラで教えていただいた「小指でCtrlキーを押しながら親指でホイールパッドをくるくる」も試してみましたが、結構スムーズにできますね。さすがにホームポジションに手を置いたまま…とまでは行きませんが、ピンチイン/ピンチアウトよりも正確に思ったところで止められますし、かなり使える操作です。

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