ポストコロナのイベント出店

この週末は、妻の店のイベント出店の手伝いで、2日間出掛けていました。毎年、春と秋は週末になるとイベントの予定が入ることが結構あったのですが、新型コロナウイルス感染症の広がりを受けて、例年行われているイベントも今年は軒並み中止に。実は今回が今年初めてのイベント出店ということになります。そして、今のところ今後の予定もなく、今年はもうこれで最後になるかも知れません。

先日も少し紹介しましたが、こうしたイベントを主催しているのは、企業のプロモーターよりも、自ら小さなショップを経営しているオーナーさんが結構多いようです。感染症のクラスターとなってしまうリスクを考えてしまうと、責任を背負いきれない…という不安もあるのでしょうけれど、それ以前の問題として、会場側にNGを出されてしまい開催のしようが無くなる事態も起きています。誰もが、見えない敵を恐れています。

大型イベント開催の制限が徐々に緩和されている中で、こうした物販イベントでも、屋外で開催されるものについては、少しずつ復活しつつあるようです。これも、今後の新型コロナウイルスの広がり方次第でまだ流動的ですが、少しずつでもこうして楽しめる時間が増えてくると良いな、と思っているところです。


タープ同士の間がかなり空いています

今回のイベントも、屋外で各ショップがタープテントを広げる形で行われました。ただ、これまでと違うのは、隣のタープとの間に3mほどの間隔を空けて枠が設けられていること。いわゆる「ソーシャルディスタンス」確保の一環ですね。

しかし、こうしてしまうと、同じスペースに出店できるショップ数はどうしても減ってしまいます。実際にどのくらい少なかったのかは数えていませんが、半分くらいになっていたのではないでしょうか。出店者数が減ることは、イベントの集客力にも影響する可能性があるわけで、このあたりは主催の皆さんも悩まれたところだったのではないでしょうか。

それでも、寂しい感じは全く受けませんでした。お客様も、閑古鳥になるのではないか?と心配していたのですが、思っていたよりもたくさんの方々にご来場いただけて、会場には賑わいが生まれていました。お弁当やケータリングで美味しい食事もいただけましたし、自分自身も楽しませてもらうことができました。イベントに関わるすべての皆様の努力の賜物でしょう。ありがたいことです。


結構いろいろあるコロナウイルス対策

とはいえ、もちろん今までと全く同じことをやっているわけではありません。新型コロナウイルスの感染を拡散しないための対策は、各店でも行っています。店頭にアルコール消毒のジェルが置いてあるのがいちばん目立つ対策で、これは主催者側からも依頼があって実施しているものです。商品はいろいろな方が手に取る可能性があるので、先にキレイにしていただきたい…という意図ですね。

当店では、他にもいくつか気を遣っている点があります。現金のやりとりのために、従来もトレイを用意してしましたが、これを積極的に使うようにしています。直接お客様と手を触れ合わないようにするためです。また、PayPayやSquareなどのキャッシュレス決済への対応は、もともとはコロナウイルス対策で導入したわけでもないのですが、不特定多数の手に触れることになる現金を使わない…という点で有効な対策です。

トレイは、途中何度か除菌ウェットティッシュで拭きました。このあたりは、どこまで有効なのかはよくわからないところもありますが、こうした部分を気にされるお客様はいらっしゃるはずで、できることはする…という考え方ですね。


私は、店番では基本的に現金はトレイに置いていただくようにお願いし、お釣りもトレイに乗せてお渡しするようにしていましたが、このやりとり自体はお客様にも抵抗なく受け入れていただけたようです。もともと行われていたことですし、他の小売店でもすでに徹底されているところが多いですからね。ただ、直接おカネを手渡してくる方に対して、あえてトレイに乗せてもらうようにお願いすることまではしませんでした。そのことでけんかになっても困ってしまいますしね。

PayPayでお支払いされた方も、何人かいらっしゃいました。店舗での営業でも、キャッシュレスでの支払いは増えているそうです。もっとも、これはコロナ対策というよりは特典狙いだったり、もともとキャッシュレスが当たり前の生活をされていたり…という要因ではないかと思いますけどね。

一方で、店頭に出しておいたアルコール除菌のジェルは、使っていない方もかなりあったような気がします。間口を広く取って、なるべく多くの方に手に取ってご覧いただく…というポリシーでディスプレイしている中で、徹底しにくかったところはありました。また、今や当店の主力製品となってしまったマスクについては、個包装されているので、そこまで気にしない方が多いのかも知れません。袋を介してだってウイルス感染は起こるはずなのですが…。

一方で、手提げバッグの購入を検討されている方が、直接手に取るのを避けて、私に取り出して見せてほしい、と依頼してきた例もありました。購入には至りませんでしたが、もしお買い上げされたとしたら、その際にどんな対策をしなくてはならなかったのか、今振り返ってみると少々不安です。このあたりの意識の仕方には、かなり個人差があるのでしょう。


今後のことは全く見当は付きませんが、こうしたイベント開催も含めて、すべての生活が完全に以前のように戻るのは難しいのではないかと思っています。いつまでも厳戒態勢の生活を続けるわけにもいかず、どこかで折り合いを付けて暮らしていくことになるはずで、それを「コロナウイルスと共に生きる」という意味で「Withコロナ」なんて表現されることもあります。いくつかこの手の表現はありますが、私は「ポストコロナ(コロナ後)」という表現が結構しっくりきて,よく使っていますね。文化が変わる…という響きがします。

そんな新しい生活パターンも、今はまだどこまで厳密にやるのかを探っている状態と言えそうです。多くの人々の間にある程度の共通認識ができて、あまり意識しなくても行えるようになれば、ポストコロナの生活様式もそのうち普通のことに(「ニューノーマル」なんて言い方もされますが)なっていくのでしょう。それまでもうしばらくは我慢です。

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