私のスマートウォッチ・Galaxy Watch4で、17日からシステムアップデートの配信が始まっています。更新される内容はかなり多岐にわたるようですが、特に健康管理に関する部分は、何日かのデータを蓄積することで有効になるものが多いようで、しばらく使ってみないとよくわからないところです。エクササイズや睡眠追跡など、いろいろ面白いアップデートが行われたようで、今後使ってみたいと思っています。
更新の手順自体は特に難しくはありません。私の場合は、気がついたら既に「インストールする準備ができている」と通知があり、ボタン一つ押すだけでインストール開始。再起動を経て、アップデートが完了しました。とりあえず、新たな不具合などは出ていないようです。
すぐに確認できて、しかも実用的なポイントが、「向き」の設定が加わったこと。Galaxy Watch4は、普通の腕時計と同じように、右利きの人が左手首に装着することを前提にしたハードウェアとソフトウェアのデザインになっていますが、手首とキーの位置を設定することで、これを変更できるようになります。
私は左利きなので、普段は腕時計を右手首に巻きます。右手首からGalaxy Watch4の体組成計測機能を使うためには、キーが左側にあった方が都合が良いのですが、これまでは不自然な姿勢を余儀なくされていました。これでずいぶん使いやすくなります。バンドも簡単に交換できる構造になっているので、この際上下逆に付け替えてしまえば、装着時の不自然さも全くありません。
まあ、やっていること自体は画面表示を180度反転させているだけなんだろうなぁ…と思っていたのですが、実は結構しっかりと対応しています。キーが右側にあるときは上が「ホームキー」、下が「戻るキー」なのですが、表示を反転させてキーが左側に来るように装着しても、上下関係はちゃんと維持されたままで上がホームキーになります。
体組成計測アプリの画面にも手が入れられています。「右手首に装着・キーは左側」に設定すると、ちゃんと左手の中指と薬指でキーに触れるイラストが表示され、キーのある左側に矢印が表示されます。
さらに、「左手首に装着・キーは左側」と設定を変更すると、ウォッチのキーが手に向く側になる右手に付け替えるように指示されます。そうなると、私がこれまでしていた「指を曲げてセンサーキーにタッチする」という計測法は、Galaxy Watch4的には推奨されていない…ということになりますね。まあ、もうする必要は無くなったわけですが。
このアップデートに先立つSamsungのプレスリリースでは、Googleアシスタントが数ヶ月以内に使用可能になるなど、さらなるアップデートも予告されています。積極的な動きが見えるのは嬉しいことで、今後が楽しみになってきます。
Galaxy Watch4でのWear OS 3は、UIの操作性が従来のGalaxy Watch寄りだったり、Google謹製アプリとの統合が不十分(そもそもGoogleアシスタントが使えていない)だったり…と、まだTizenとの統合は途上にある感じです。とはいえ、Galaxy Watch4が早々にデビューしたことで、両社の本気度は見せていただきました。とにかく市場に出して、後から少しずつ調整していくつもりだったのでしょうね。修正はオンラインで何とでもなる時代ですし。
それよりも、私にはGalaxy Watch4で一刻も早く「封印」を解いていただきたい機能があるのですが…これについては回を改めて。
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