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Galaxy Watch4、まさかの5年目にアップデート

現在私が使っている腕時計は、2021年の年末に購入したスマートウォッチ・Galaxy Watch4です。私にとっては3代目のスマートウォッチになるわけなのですが、使い始めてから5年目に突入しています。初代のMoto 360 Sportは約2年、2代目のTicWatch Proは約3年使って次に乗り換えているのですが、代が替わる度に長持ちしていることになります。

切り替えたときの記事を読み直してみると、Moto 360 SportTicWatch Proもバッテリーの充電周りの問題で乗り換えを余儀なくされています。これと比べると、Galaxy Watch4は、現在でも入浴中に充電しておけば問題なくまる一日を走りきれるくらいで、バッテリーの劣化は問題になっていません。レッツノート・CF-SV8もバッテリーが驚異の粘り腰を見せてきましたが、5~6年くらい前に、バッテリーの劣化を防ぐ充電管理には何かしらブレイクスルーがあったのだろうな、と思っています。

TicWatch Proのときには、充電器の接点が劣化して充電不能になってしまったのですが、Galaxy Watch4の充電器はMoto 360 Sportと同様に無接点式ですから、ここも問題ありません。総合的に、当時から良くデキた製品だったのだろうな、と思います。


そんなGalaxy Watch4に、昨年末にアップデートが配信されてきました。説明書きによると、「One UI 8.0 Watch」へのアップデートらしく、データのサイズは2 GB近くありました。なかなかダウンロード及び時計本体へのセットアップに成功しなかったのですが、ようやく年明けの1月4日にインストールが済みました。

One UI 8 WatchはSAMSUNGの提供するGoogle Wear OS向けのUIの名称で、Wear OSとしてのバージョンは6.0、そしてAndroidのシステムとしてはバージョン16ということになります。何重にも覆い被さっている形で、バージョン番号もバラバラでわかりにくいのですが、構造上仕方ないところではあります。

そもそも、Wear OS 3がデビューしたときには「SAMSUNGとGoogleが協力して」という形でしたが、ベースになったのはハードウェアのGalaxy Watchを既に売っていたSAMSUNGのシステムでしょうからね。SAMSUNGには「俺たちこそがオリジナルだ」くらいの矜持はあるのだろうな…と思います。


Galaxy Watch4については、発売から半年ほどが経った2022年2月に、Galaxyスマートフォンと同様の長期サポートを保証することが表明されました。OSのメジャーアップデートは4年間行われることになっています。

ただ、グローバルに見ると2021年8月から販売されているGalaxy Watch4にとっては、今年はもう5年目に突入していることになるわけで、今回のアップデートは異例とも言えます。ベースになっているAndroid 16の登場タイミングとの関係で、4年以内に収まらなくなってしまっただけなのかも知れませんけどね。

もうひとつ、Galaxy Watch4のサポートが延長されているように見えることに、影響していそうな要素があります。2024年にGalaxy Watch7が発売されたときに、廉価版モデルとしてGalaxy Watch FEが登場しました。これが、使われているSoCや搭載センサーなどのスペックを見ると、おそらく中身はほぼGalaxy Watch4と同じじゃないかな?と思うんですよね。FEをサポートするつもりなら、4もついでにリストに並べておけばイイじゃん…という状況なのかも知れません。


…と、それはともかく、One UI 8 WatchではUIの外観がかなり大幅に変わっています。 例えば、アプリドロワーや設定メニューの画面など上下スクロールが仕掛けられた部分では、中央から上下に外れると小さく表示され、ちょうど腕時計を巻いた腕に沿って円筒形にメニューが並んでいるような動きをします。動きとしては凝っていて自然でもありますが、動作はちょっと重い感じです。

ウォッチフェイスから左右にスワイプすると表示されるタイル画面は、個々のタイルの左右が完全に丸まった形状になりました。デザイン的にはキレイに収まっていると言えるのかも知れませんが、有効な表示スペースを上手に使い切れていない印象があります。カレンダーの縁がごく一部とはいえ見切れているのは、実用上の問題は無いのですが微妙にストレスを感じます。

ウォッチフェイスの中では、「デイリーダッシュボード」というのが気になって使ってみています。時間帯によって背景の色が切り替わる「ダイナミック」設定は、最初は面白そうだと思ったのですが、時間帯によってはグラデーションの背景と白い文字とのコントラストが低く、正直なところ読みにくい場面が結構あります。真っ黒な背景の方がまだマシで、これなら、以前からある、時間帯別の歩数等のグラフが表示できる「ウルトラインフォボード」の方が良いかも知れません。

1年前にOne UI 6.0 Watchに更新されたときにも、外観が大きく変わった印象を受けました。ただ、あのときには画面が見やすくなった印象を持ったのと比べると、今回はかえって視認性が悪くなったような気がしてなりません。タイルの背景に微妙にグラデーションが掛かっているのも、マテリアルデザインの一環ではあるのかもしれませんが、明るい屋外で見ることも多いウォッチのUIとしては、コントラストを確保しにくく不利な気がします。

充電中画面には、グラフが表示されます

充電器に吸着させたときの画面は、これまではシンプルに文字のみの表示だったのですが、今回は電池容量を示すグラフが表示されるようになりました。これについては、直感的に充電状況がわかり、とても良い改善だと思います。


総じて、改善点よりは不満の方が結構目立つOne UI 8 Watchなのですが、Galaxy Watch4のライフサイクルを考慮すると、さすがにもうメジャーアップデートが提供されることは考えにくいでしょう。とはいえ、古いバージョンを使い続けるのはセキュリティー面の問題もありますし、これに慣れていくしかないのかな、とは思っています。

結局、心電図や血圧の計測機能は公式に日本で使えるようにしてもらえませんでした。さすがに、これ以上待っても使えるようにはならないでしょう。せっかくハードウェアとしては搭載しているのに、何とももったいないですね。期待もしていたのですが…。

ウォッチ本体は傷だらけですし、バンドは切れて何度も交換していますし、さすがに見た目は劣化が目立ちます。乗り換えるとしたら、Pixel 8との連携が強力なGoogle Pixel Watch 4あたりでしょうか。キチンと日本の厚生労働省でも認可してもらい、心電図が使えるようになりましたしね。

とはいえ、先立つモノがありませんので、動いている限りはGalaxy Watch4にお供をしてもらうことになりそうです。どこまで頑張ってくれるかな?



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