10年以上前の一眼カメラ・α55を使い続けていることを話題にしたところですが、こうして長期間同じモノを使い続けていると、どうしても劣化してしまうのがバッテリーです。本体を購入したときには、専用バッテリー・NP-FW50が1個付属していましたが、かなり電池の消耗が早いと感じたので、追加で2個購入し、整理番号を付けて3個を順にローテーションしながら使っていました。
しかし、3個ともさすがにすっかり劣化し、バッテリーの残量表示が当てにならなくなってきました。それどころか、3個中2個は微妙にサイズが大きくなってカメラの中にすっぽり収まらず、無理に押し込んでしまうと今度は取り出すのに四苦八苦…という有様。一昨年の時点でもう限界でした。
純正バッテリーのNP-FW50をそのまま買い換えれば良いわけですが、今回は「互換バッテリー」というのを買ってみることにしました。最大の理由はその価格。NP-FW50は1個あたり5,000 円台で売られているようですが、昨年購入した「Vemico」というブランドの互換バッテリーは、バッテリー2個に加え充電器とUSBケーブル、さらにこれらが収納可能なポーチまで付いてAmazon.co.jpで3,480 円(10%税込)でした。
オレンジ色の派手な外装が印象に残ります。充電器がUSB接続というのも、充電手段を幅広く選べるので使い勝手が良いですね。この充電器は2個同時に充電可能で、しかも結構充電速度が早いです。NP-FW50純正の充電器はAC電源のコンセント直結で、1個ずつをゆっくりとしか充電できませんでした。
NP-FW50互換を謳っているからには当然なのですが、α55のバッテリーの代わりにピッタリとスペースに収まります。互換バッテリーだとバッテリー容量の%が表示されなかったり、そもそも認識されなかったり…なんて話も聞いたことがありますが、この製品の場合は、一応純正品と同様に動いているようです。
1つ気にしておきたいのが、純正品よりも電池の容量が大きいこと。スペックとしては2割弱の差があります。元のバッテリーが消耗しきった後で新しいモノに交換していますから、本当に純正品より長持ちしているのかはよくわからないのですが、そこには期待したくなります。
巷で売られている互換バッテリーの中には、純正バッテリーよりも大容量のスペックを持っているものが結構多いような気がします。互換バッテリーの方が後発で登場するのが普通でしょうから、より新しい世代の、高密度のバッテリーセルを使うことができます。
現時点で1年ほどこのバッテリーを使い続けていますが、今のところはアヤシい動作や不具合などには遭遇していません。とはいえ、本体のメーカーとしては、「純正バッテリー以外は使わないでね」と言いたいところでしょうし、ましてや一市民の私がオススメするなんて怖くてできません。「自己責任で」ということで、ダメでもともと…と試してみるのはアリかもしれません。
ちなみに、Vemicoでは他にもいろいろなカメラ用のバッテリーを販売していますが、2024年2月現在では、NP-FW50互換の製品は販売されていないようです。現行製品にも使われているバッテリーなのに、どうしたのだろう?と思うところですが、もしかすると一時的に欠品しているだけかも知れません。
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