「楽天Edy」タグアーカイブ

囲い込みか、連携か

10月1日から、楽天市場などの楽天のサービスで共通に使われているポイントサービス・楽天スーパーポイントが、リアル店舗でも使えるようになりました。「Rポイントカード」というカードが発行されて、加盟各店の窓口でポイントを貯めたり使ったり出来る他、ネット上の楽天スーパーポイントと紐付けることが出来ます。また、スマホ用アプリで表示させたバーコードを店頭で見せると、Rポイントカードと同じように楽天スーパーポイントに加算できる仕組みも用意されています。

Rポイントカードの加盟店はコンビニのサークルKサンクスミスタードーナツPRONTO、百貨店の松坂屋大丸出光興産のガソリンスタンドなど、参加業者数はまだそれほどでもないものの、意外に多岐にわたります。もっとも、既に40,000以上とされる楽天市場に出店している店舗が利用しているわけですから、この意味では参加業者数はとんでもない数になります。

私も早速Rポイントカードのお世話になっています。先日はサークルKで弁当を買ったときにRポイントカードアプリのバーコードを店員さんに見せてポイントを貯めましたし、ミスタードーナツでもドーナツを買い込んでアプリからポイントを貯めました。ただし、注意しなくてはならないのが、アプリのバーコード提示でポイントを貯められるのは加盟店全てではないこと。アプリ非対応の加盟店では物理カードが必要になります。まだ私は物理カードは持っていませんが、1枚は持っておいた方が良いかも知れません。

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8%に慣れよう

4月1日から、私たちが店頭などで支払う消費税の税率が8%になりました。前々からわかっていたことではあるわけですが、それでもいざ増税されてみると、やっぱり気分の良いものではありません。
今回は、「消費税分還元セール」の類が禁止されていることもあり、小売店ではきっちりと従来の消費税5%を前提とした価格設定から約3%分(厳密に言えば105分の3、ですね)を値上げしている例が多いようです。しかし、消費税率5%の内税でキリのいい価格に設定されていたところから、105分の100を掛けて税抜き価格を算出し、そこに8%を加えれば、とんでもなく中途半端な数字になるのは当たり前。先月まで1,980円で売られていた商品が2,036円になっていたりするわけで、レジでは今まで以上に1円玉が乱れ飛ぶようになっています。造幣局では、しばらく製造を中止していた1円玉を久しぶりに作ったのだそうですね。
こうなってくるとありがたみが出てくるのが、小銭のやりとりが不要になる電子マネー。私の場合は、昨年末にグリーンスタンプと交換して以来、楽天Edy(えでぃー)を活用しています。レジに「Edyでお願いします」と伝えて、おサイフケータイのAQUOS PHONE Xx 206SHを所定の場所にタッチするだけで「しゃり~ん」と音が流れれば決済完了。実にお手軽です。
Android向けに提供されている楽天Edyアプリでは、現在の残額を画面で確認できるだけでなく、オンラインでチャージしたり、利用額に応じて楽天スーパーポイントや他社の各種ポイントを貯められる連携設定ができたり、さらには楽天スーパーポイントとの相互交換ができたりします。楽天のユーザー囲い込み戦略に乗せられているのは自覚できますが、確かになかなか便利です。せっかくなら、レジで手渡されるレシートも、端末に電子データで取り込まれると面白いんですけどね。紙資源の節約にもなりますし、家計簿管理にも役立ちそうですし。

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タッチして読み書き


先日、こんなアイテムを購入しました。ソニーの非接触ICカードリーダー/ライター、PaSoRi(ぱそり) RC-S380です。これは、その名の通り、巷に出回っている非接触ICカードのデータを読み書きできる周辺機器。日本国内では普及が進んでいるFeliCa(ふぇりか)の他、国際標準として今後普及が進むであろうNFCにも対応しています。
一時期は、VAIOノートがパームレスト部にFeliCaポートを標準装備していたこともありましたが、最近ではすっかり見かけなくなりました。RC-S380はUSBで汎用的に接続できるデバイスで、VAIOだけでなくほとんどのパソコンに接続して使うことが出来ます。私の自作タワーも例外ではなく、Windows 8用のソフトウェアをダウンロードする必要はありましたが、セットアップ自体は問題なく行えました。


我が家の非接触ICカードたち
早速試してみよう…と思い、財布の中を調べてみると、意外にいろいろなカードがあるものです。東京に出掛けたときに作ったSuica一時期通勤定期に使っていたTOICAイオン銀行のキャッシュカードなどに組み込まれたWAON。ビッグエコーのカラオケ会員証にはEdyが組み込まれています。
RC-S380にタッチすると自動でそれぞれの対応アプリが起動し、電子マネーの現在のチャージ額や、Suicaなどでは交通機関の利用記録を画面上で確認できます。地元・遠州鉄道のICカード乗車券・ナイスパスは、対応ソフトが存在しないので中身は見られないものの、一応FeliCaカードとして認識されています。
そして、もちろんAQUOS PHONE ZETA SH-02Eも読み書きできるデバイスのひとつ。もっとも、SH-02Eの場合は、直接画面上で内部データを確認したり書き換えたりできますから、FeliCaの読み書きにはあまり意味がなく、むしろこれをキーにしてパソコンのロックを解除したり、NFCでデータを転送したり…という用途が考えられますね。
RC-S380を購入したのは、単に電子マネーの中身を確認したかったからではありません。もっと明確な目的があって購入したものなんですが、それについてはまた改めて話題にしたいと思います。何しろこの時期ですから、皆さんももうお察しのことかとは思いますけどね(笑)。
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ケータイ、おサイフになる

ケータイのインターフェース

しばらくご無沙汰でしたが、今回もP902iの超てんこ盛りな機能の中からのお話です。携帯電話に限らず、私たちが使う道具について語るときに、切っても切れないのがインターフェースの話。こうしてカタカナ語で言うと何だか煙に巻いているようになってしまうんですが、要するにあるモノとそれ以外をつないでいるものは全て「インターフェース」です。

携帯電話で見てみると、まず忘れてはならないのは電話としての根幹になる受話スピーカと送話マイク。電話番号をダイヤルしたり、通話の制御を指示したりするためのボタン類は、最近ではむしろメール打ちやゲームなどの操作のための出番の方が多いかも知れません。そして、操作結果を表示するための画面。最近は、着信音やネット上のコンテンツのために専用の高性能なスピーカーが付いた端末も増えています。これらはみんなケータイと人とをつなぐインターフェースですよね。カメラもメールへの画像添付やテレビ電話に使えばここに含まれますが、ちょっと違った使い方もあるので、分類は微妙なところです。

一方で、ケータイと他の機械をつなぐためのインターフェースもあります。一番大事なのは基地局との間で電波を送受信するアンテナで、とりあえずこれさえあればたいていのことには困りませんが、最近のケータイは他にもいろいろなインターフェースを備えています。メモリーカードのスロットもそうですし、以前に取り上げた赤外線通信やBluetoothもそうですね。そして、現在最先端かつ多くの人が利用しているのが、今回取り上げる非接触式ICカードです。

P902iの「おサイフ」はここ

おサイフの仕組み

非接触式ICカードについては、以前に他のコーナーで触れたことがありますが、その名の通り金属端子等の接触なしでデータ通信が可能なICカードです。基本的には読み書き機に押し当てて使うことになります。P902iの場合は、本体側ヒンジ近くの底面にICカード機能のチップが内蔵されています。この部分にだけ衝撃や傷への対策に透明のゴムが貼り付けられているのは気が利いていますね。

内蔵されているのは、ソニーが開発したFeliCa(ふぇりか)という非接触式ICカードです。FelicaはJR東日本のSuicaなどにも採用されているシステムで、もともと1枚のFeliCaの中に多数のサービスが相乗りできる構造を持たせてありました。1枚でいろいろ使える便利なカードが作れるわけですが、今回のように「1枚」に相乗りせざるを得ない場合にも対応できる、良くできた仕組みです。

初めてFeliCaが内蔵されたNTTドコモの製品では、電子マネーのEdy(えでぃ)が使えるようにあらかじめセットアップされていました。「おサイフケータイ」という愛称は、このEdyと、既に対応が決まっていたSuicaを意識したんでしょうね。一番びっくりしたのは、後発のauボーダフォンも、この「おサイフケータイ」の言葉をそのまま使ってキャンペーンを展開したこと。QRコードを巡るバラバラの対応からは想像も付かない連係プレーです。

ICカードアプリ一覧

おサイフに入るのは小銭だけじゃない

NTTドコモの端末では、FeliCaサービスの追加はiアプリで行う仕組みになっています。この方法なら、後からユーザーが簡単にサービスを追加できますよね。P902iのメニューの中には、現在インストールされているFeliCaサービスの一覧が見られる画面がありますが、ここでサービス名を選ぶと、対応するiアプリが起動します。

現在、Edy以外に3種類のFeliCa用iアプリを入れています。いずれも認証機能を活用するサービスです。TOHOシネマズの座席予約サービス「vit」では、おサイフケータイで予約すると、店頭の発券用端末ではケータイをかざすだけ…という、実に快適なサービスが受けられます。シネマイレージのサービスまでは統合されていないのがちょっと残念ですが、複数座席を予約したときの処理を考えると、統合してもあまりメリットはないのかも知れません。あと、予約したチケットの決済にEdyが使えないのも何だかちぐはぐな印象を受けますね。金額的には十分守備範囲なんですが。

最初は「おサイフケータイ」という言葉から電子マネーのイメージばかり強く受けたんですが、考えてみると定期券も、レンタルDVD店やカラオケボックスの会員証も、映画のチケットも、みんな財布の中に入れるものですよね。これらが一つの携帯電話の中に入ることで、確かに「おサイフケータイ」に向かっているのかな?という気がします。ただ、彼らが真におサイフケータイになれるのは、「リアルおサイフ」を別に持ち歩かなくても済むようになったときだと思いますけどね。

Edyアプリのメイン画面

つながっている良さ、切り離されている良さ

Edyのiアプリを起動すると、爽やかな水色の画面が出てきます。この画面から、Edyの現在の残額や利用履歴を確認できるほか、あらかじめ登録しておいたクレジットカードからのチャージ(入金)もできます。普通のカード型のEdyだけでは、現在の残額を確認することすら出来ません。広い表示画面と通信回線を持つ携帯電話に統合されることで、使い勝手は確実に変わったと言えるでしょう。

ただ、電子マネーは個人情報をやりとりしないお手軽な使い勝手が魅力のはずなのに、それをクレジットカードを使ってネット経由でチャージ…という考え方にはどうも馴染めません。私は、Edyアプリにはクレジットカードを登録せずに、サークルKやサンクスの店頭でチャージしています。現金を使わずに買い物するためにレジに現金を持って行くのも、これまた変な感覚ではありますが、これはもう落としどころをどこにするかの問題ですね。

ところで、FeliCaへのサービスの追加にはiアプリのインストールが必要ですが、実際にFeliCaを使うときにはiアプリを起動する必要はありません。何も考えずに読み書き機にかざすだけ。コントロールは全て読み書き機の側から行われます。普通の非接触式ICカードを使うときのことを考えたら、これは全く当たり前のことなんですが、これまではケータイで何かするときにはケータイを操作する…というのが当たり前でしたから、ちょっと意表を突かれた感じです。

普通の非接触式ICカードでは、自身の電源も読み書き機から発せられる電波から得ますが、おサイフケータイでもこれは同じ。実はアプリ起動どころか電源が入っている必要すらありません。1月の東京でこれは実験済み。…というより、P902iのバッテリーが切れてしまい、小銭入れもホテルに置いてきてしまった状況で、どうしてもコンビニで買いたいものがあったので、サンクスを探して乗り切ったんですが。

おサイフケータイのシステムは、携帯電話と非接触式ICカードのそれぞれの利点を上手くつないだサービスになっていますね。P902iを購入する前に思っていたよりも、ずいぶん活用しているような気がします。あとは、これで地元・遠州鉄道の電車やバス、さらにはタクシーにも乗れてしまえばほぼ完璧なんですけどね…まあ、残念ながら実現してもこれは全国初にはならないんですが。既に愛媛県松山市で伊予鉄道が実現しています。

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