モバイルの夏、日本の夏

北海道で、自衛隊機の機関砲が突然発射され大騒ぎになっています。我が家の近所にも航空自衛隊の基地があるだけに他人事ではなく、全く笑えない話です。自衛隊についてはいろいろな意見を持っている人もあるわけですが、災害時の救援活動など、私たちではどうしようもない事態が起きたときには自衛隊の皆さんが体を張って活躍してくれていることがわかります。だからこそ、普段こうした問題が起きないようにしっかりして欲しいところなんですが。


そろそろ夏のボーナスを手にした人もいる季節です。私の手元にも、去年よりは少々減額されたものの、無事ボーナスが支給されました。ちょうど去年の今頃は、「復活したトラックボール」ことLet’s note B5Rを購入してちょっと舞い上がっていた頃です。そのちょうど2年前には先代のLet’s note S21を購入しました。ちょうどこの時期には、こうした小型のノートパソコンが各社から発表されて盛り上がりますね。そして、今年もそれは例外ではないようで、なかなか個性の強い小型ノートパソコンが登場しています。

スタイルで大きなインパクトを与えたのはIBMのThinkPad s30でしょうか。普通のノートパソコンは上から見ると長方形をしている訳なんですが、このs30の場合はキーボード部だけが5mmほど左右に飛び出しています。カタログ写真を見ると非常に気になる出っぱりなんですが、実物を見るとそうでもありませんね。この出っぱりのおかげでほぼ標準サイズのキーボードを実現している…というのはいいと思います。他にも、液晶パネル裏がまるでピアノのような光沢のある仕上げになっていたりして、「所有する喜び」の演出にも抜かりはありません。基本性能としても、無線LANを内蔵するなどいろいろとセールスポイントの多い商品です。

もう一つ、スタイルで強烈にアピールしているのがSHARPのMebius MT1。何と本体の厚さが一番薄い部分でわずか16.6mm。一番厚い部分でも19.6mmだそうで、デザインで薄く見せている他社の機種とは大きな違いです。手に取ってみるとあまりに薄すぎて持ち歩くのがちょっと怖いくらいです。意外に剛性はあるんですが…。液晶部分を開くと、キーボード部分が持ち上がってきてキーストロークを確保する仕組みになっています。これまた壊れそうでちょっと怖いですね。

この2機種を見て、かつてIBMが液晶開閉に連動して折り畳まれたキーボードが開く仕掛けを採用していたのを思い出しました。「より小さく」「より軽く」と言う要求と、「より使いやすく」と言う要求を同時に満たすために、昔からいろいろと考えられています。


東芝は、伝説のミニノート・Librettoのネーミングを復活させましたね。VHSのビデオテープよりちょっと大きかったくらいの元祖からすると、Let’s note B5Rよりも1cm以上広い横幅は巨大だとすら思えますが、キーボードも打ちやすくなりましたし、より実用を考えた形だと思います。お値段も10万円台半ばとなかなかリーズナブル。ただ、10インチで横1280ドットのディスプレイはさすがに細かすぎるような気が…。

SONYのVAIOノートは相変わらず元気です。私がLet’s note B5Rを購入したときの気になるライバル・SRシリーズはあの頃の姿のままですが、全く古さを感じさせません。やっぱり、当時から先進的なデザインだったんですね。他にもミニノートのC1、「パソコン内蔵カメラ」のGTなど、小型ノートの中にも様々なバリエーションがあり、他社の機種にはない魅力になっています。

Crusoe CPUが発売されたときに反射型液晶を使った野心作を発表したNECは、今回は「微透過液晶」の新・LaVie MXで勝負します。基本的にはバックライトの要らない反射型液晶として使い、いざというときにはバックライトを点灯させて使えます。「とりあえず作ってみた」雰囲気の強かった先代から改良を加え、ようやく「使える」機械になってきました。

我らが松下電器のLet’s noteもがんばっています。この夏登場したA2は、ボディサイズはそのままにこれまでより一回り大きい11.3インチの液晶画面を装備し、さらにPHS・H"の機能を内蔵しています。このH"-inモジュールがオレンジ色なのはデザインセンスを疑っちゃいますが。また、30cmの落下試験に耐える耐衝撃性能を持っています。


実は、B5Rのバッテリーが少々くたびれてきたので、そろそろ買い換えも考えようかな?と思っていたのですが、それでも今年はさすがに買い換える気が起こりませんね。どの製品もなかなか面白い魅力があると思うんですが、気になるのは、去年購入したB5R(Pentium3-600MHz)よりもCPUの処理能力の高い製品がほとんど存在しないこと。Crusoeや超低電圧版Pentium3の登場でバッテリーによる駆動時間は確かに延びているんですが、特に超低電圧版Pentium3ではバッテリ使用時のクロックが300MHzまで下がっちゃいますしね…。とりあえずは、新しいバッテリーを購入してきてまだまだB5Rとつきあっていこうと思っています。



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