ETCで超ディスカウント

先週末は、弟を連れてゲレンデに出かけました。日曜日の早朝に弟の家まで車で迎えに行って、そこから二人で出かけました。引っ越したばかりの弟の新居には初めて行きましたが、真っ暗な深夜にもかかわらず道には全く迷いませんでした。このあたりは番地まで含めた住所でピンポイント検索ができるカーナビのおかげです。

出かけた先は、私にとっては今やホームゲレンデの一つであるホワイトピアたかす。週末は午前5時から滑れる早朝営業が売りの一つです。私たちが到着したのは朝6時。ちょっと一服して7時前から滑り始め、昼過ぎに帰ってきました。日曜日ということでゲレンデには人が結構多く、しかもリフトの1つが故障中でリフト前の行列は5分強待たされる状態でした。それでも私にとっては「ちょっと混んでるな」程度だったんですが、弟にとっては大混雑なのだとか。仕事柄平日に休みになることもある彼は、ゲレンデに来るのは平日が多く、週末にはあまり滑りに来ないらしいです…うらやましいなぁ。

ところで、彼の出で立ちはキスマークのボードウェア一式にバートンのブーツ、そして国産品のバーゲンセールで買ったボード。板は初心者らしくまとめている代わりに、身につけるものについては超一流ブランドで固めています。いかにも見た目にこだわることでは私以上という彼らしいんですが、一流ブランドにはそれを裏打ちする意匠だけでなく機能性が伴っているからこそ相応の価格がつけられているわけで、そういう意味では「本物志向」と呼んであげるべきかも知れません。


名古屋近郊に住んでいる弟の家から最寄りのインターチェンジは東名三好IC。私が浜松の自宅を出て、浜松西ICでETCゲートをくぐったのは午前2時でした。どうしても3時半には彼の家を出られるようにしたかったんです。というのも、前にも紹介したとおり、日本道路公団管轄の高速道路には「ETC深夜割引」というサービスが用意されていて、午前0時から午前4時までの時間帯にかかるように利用すると通行料が3割引になりますからね。これで浜松西IC~東名三好ICは通常2,100円のところが1,450円、東名三好IC~高鷲ICは3,300円のところを2,300円で利用できます。50円未満の端数は「24捨25入」で計算するのだそうです。

ゲレンデからの帰り道は普通に東海北陸道~名神高速~東名高速を利用し、名古屋ICで降りて3,100円を払いました。ここで降りたのは夕食にラーメンを食べるため。ちなみに、この日食べた「本郷亭」の醤油ラーメンは、白っぽい色のとんこつベースのスープでこってりした味わい、でも意外に脂ぎっていない…という感じで、味の土台こそ豚と鶏で違いますが「天下一品」のこってりスープと共通のものを感じましたね。ラーメン通でもある弟が推薦するだけのことはありました。

弟を家まで送り届けたのは夕方6時半。さすがにここで午前0時まで時間を潰してETC深夜割引を利用する根性はありませんが、そんなことをする必要はありません。すぐに出発すれば、今年1月11日から始まった新しい割引サービス、「ETC通勤割引」が適用できたんです。午前6時?9時または午後5時?8時の時間帯の中で少なくとも出入口どちらかのゲートを通行し、100km以内の区間(東名三好IC~浜松西ICは75.3km)を利用すると、同じ時間帯内で1回限りですが、通行料が何と5割引にもなってしまうんです。深夜割引と比べるとずいぶん要件がややこしいんですが、割引率の高さも考えれば仕方ありません。

通勤割引には曜日の規定はなく、日曜日でも利用できてしまうんですが、もちろん日曜日に働いている人はたくさんいるわけですから、これでいいのではないでしょうか。だいたい、それを言い出したら通勤での利用ではない私がETC通勤割引を利用するのは問題ないのか?という話まで出てきてしまいます。

帰りの浜松西ICまでの通行料金は1,050円。普通なら全行程で10,600円かかるところを、約4分の3の7,900円で帰ってくることができました。高鷲ICから浜松西ICまでの通常料金は4,750円ですから、時間帯さえ合えば帰り道は一度名古屋ICで降りて乗り直した方が安い(3,100円+1,200円=4,300円、名古屋IC~浜松西ICは85.0km)ことになります。


前に取り上げたETC前払割引、今回触れたETC深夜割引とETC通勤割引の他にも、ETCの利用者だけを対象にした高速道路などの通行料割引サービスが増えています。日本道路公団以外でも、例えば瀬戸大橋(本州四国連絡橋公団の管轄ですね)はETCを利用して渡った方が安くなりますし、首都高速や阪神高速では本来均一料金ですがETC利用に限って割引される区間があります。単なる割引以外にも、住宅地等を迂回するルートに対して割引を行う「環境ロードプライシング」というものもあります。

今後も、利用額に応じてポイント制による割引を行い、前払手続きなしで前払割引と同じ割引率の利用ができる「マイレージ割引」、主に企業向けの「大口・多頻度割引」と新しい割引が始まります。最近では、料金割引以外にもサービスエリア等にETC専用のインターチェンジを設置する「スマートIC社会実験」が行われていたりして、ETC利用者への優遇はまだまだ広がっていきそうです。

こうした政策の推進の成果なのでしょうけど、最近高速道路を走っていて思うのが、ETCの利用者がずいぶん増えたこと。ときには、料金所で自分の前の車がETC、後ろの車もETC…なんてこともあります。見ていると3~4台に1台くらいはETCを使ってるんじゃないかな?と思っていたんですが、ETC総合情報ポータルサイト「GO! ETC」によると、実際にETCの利用率は25%を超えているのだとか。この手のものは、ある程度台数が出回ってくるとそこからは爆発的に普及…という事が多いそうですが、ETCも順調な普及ペースに乗り始めたようです。

先に触れたとおり、ちょっと頭と体力と根性(笑)を使えば、高速道路をかなりお安く利用できます。ただ、ちょっと困るのは本当に割引がちゃんと利用できたのかどうかがその場で確認できないこと。ETCゲートを通過するときに伝えられるのは割引される前の金額で、後からクレジットカードで請求されるときに初めて割引が行われます。前払割引だとWebサイトで履歴が確認できますが、これも利用直後に表示されるのは割引前の金額で、割引が適用されるのは2~3週間後。実は、先ほどの割引計算もまだ確定していない数字なんです。この件については、近日中にシステムが改良されるようなのであと少しの我慢ですね。



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