玉転がしに興じる

先日、不覚にも交通事故を起こしてしまいました。これで私の無事故・無検挙記録は13年半で途切れてしまったことになります。幸い、私も相手の方も怪我はなく、お互いの壊れた車を保険で直してもらい一件落着となりました。こんな時には保険のありがたみを感じますね…特に自動車ともなれば、パソコンの修理とは費用の桁が変わってしまいますから。今後はこれまでにもまして事故を起こさないように気をつけたいと思っています。

考えてみると、私の車は正面からぶつかったのにもかかわらずエアバッグは作動していませんでしたから、車のスピードはかなり落ちていたのでしょうね。「そのくらい覚えてるでしょ?」と言われそうですが、実はいくら考えてもぶつかったときのことを思い出せないんです。ごく普通に運転していたつもりなんですが…精神的ショックで記憶が飛んでしまったんでしょうか?


別に今日は事故の話を長々としたいわけではありません。補修用のパーツが届いたので、いつものディーラーに車を修理してもらいに行った(走行には全然問題がなかったのでとりあえずそのままで走ってたんです)わけですが、修理のために1時間くらい待たされることになりました。これが「3時間くらい」と言われたのなら迷わず映画でも見に行くところなんですが、1時間というのはいかにも中途半端です。

ちょっと考えた末、近所にボウリング場があることを思い出したので、代車を借りて出かけることにしました。実はボウリングは結構好きなんですが、ここ1年以上ボウリング場には出かけていませんでした。それよりも、考えてみると一人で、しかも酒を飲まずにボウリング場に行くのはずいぶん久しぶりです。たいてい、年末年始などに友人たちと飲み会を開いた後の2次会のコースでしたから。

普段は仲間内で競争しながらにぎやかに遊んでいたわけですが、一人で高い点数を狙うのもこれはこれで結構楽しいものです。久しぶりということもあって、1ゲーム目はたったの91点。このままでは終われない…と意地になってしまい、もう2ゲーム追加して、最後は155点を挙げて満足して帰ってきました。結局、ディーラーに戻ったのは1時間半くらい後になっていました…まあ、いいか。


ボウリングは、ピカピカに磨かれたレーンの向こうに並べられた10本のピンをいかに多く倒せるかを競う競技です。といっても単純に本数を競うわけではなく、各フレームごとに1球で10本を倒せばストライクとなり次の2球分の得点を追加、1球目で全てを倒せなくても2球目で残りを倒せればスペアとなり、次の1球分の得点を追加…という得点計算をします。これが言葉で説明する以上にややこしいわけですが、現在は自動計算をしてくれるボウリング場がほとんどなので、計算方法を知らなくても遊べます。点数計算をアシストしてもらうと一気に敷居が下がるのは、麻雀とよく似ていますよね。

この計算方法を見ればわかるとおり、ボウリングにとって一番大事なのは各フレームごとにピンを残さないようにすることです。ストライクを続ければ高得点になるのは当然(12投ストライクを続けるとパーフェクトの300点ですね)なのですが、実はそれ以上に大事なのはいかに丁寧にスペアを拾うかということ。スペアを取るのはストライクを取るよりも難しいんですよね。残ったピンの配置によって全然条件が変わってしまいますから。

ちょっとのミスが致命的なダメージになる…ということで、精神的な強さが要求される競技だと思います。考えてみると、これは学生時代にやっていたアーチェリーと非常によく似ているんですよね。選手の一人一人が、自分に割り当てられた目標に向かい合い、状況を見て微調整しながら同じ動作を繰り返します。勝敗や自己最高記録がかかって来るとプレッシャーで思わずミスが誘発されるところまで、実にそっくりです。言い換えると、自分が人間であることを実感させられる競技といえるかもしれません。それが、私がこうした競技を好きな理由かも。

メジャーな競技の中では、ゴルフがこれと似たゲーム性を持っていますよね。興味はあるんですが、ゴルフでは実際にプレイできるまでに準備しなくてはならないことが結構多いです。道具のこと、コースのこと、何より実際にコースに出るまでにまともにボールを打てるように練習を積まなくてはならないこと。とても大変そうですが、いつかは挑戦できたらいいな…という気持ちはあります。


昨日・5日から、サッカーのJリーグが開幕しました。地元のジュビロ磐田は、リーグ3連覇を目指す横浜F・マリノスと対戦。重苦しい展開で、0-0で終わるのか?と思った後半終了直前に1点をもぎ取っての勝利となった…わけですが、テレビで見る限りあの「決勝点」は福西選手の手に当たってから入ったように見えますね。もしそうなら、本来はもちろんハンドの反則でゴールは認められません。プロ野球でもしばしばこういうことはありますが、普通は一度下された判定が覆ることはありません。基本は審判がルール。従うしかありません。

こうした「事件」が起こる度に話題に上るのが、判定にビデオを導入してはどうか?という話。しかし、頻繁にプレーが止まる野球ならともかく、サッカーは基本的にプレーが止まらずにストップウォッチが回り続ける競技ですから、抗議がある度にじっくり再判定をするわけにも行きません。そもそも、既にビデオを使った再判定を導入している大相撲にしても、物言いをつけるのは審判であり、力士からの抗議を受け入れるわけではありません。この場合もやっぱり審判がルールなんですね。時々あるミスは仕方ないこととして、審判のレベル向上を期待するしかありません。



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