カーナビが壊れちゃった

今回は、先々週の最後に触れた「緊急事態」のことを書いておこうかと思います。まあ、ほとんどの方は何が起こったのか既にお察しだとは思うんですけどね。

事の発端は9月23日。お彼岸の中日ということで、浜松に戻り紫緒と一緒に母の墓参りに出かけていた(仏教でない私には、本当は彼岸は関係ないんですが)ときのことでした。カーナビのハードディスクから流されていたBGMが突然止まり無音状態に。これまでもときどき音飛びすることはあったんですが、このときは無音状態が数秒続きました。「あれ?」と思いつつ車を走らせましたが、しばらくすると「あれ?画面真っ暗だよ」と紫緒の声が。画面に目をやると確かに真っ黒。そして、数十秒後にエンジン始動直後に出てくる初期画面に戻ってしまったんです。

不審に思いつつも、引き続き音楽が流れ始めたのでしばらく様子を見ていると、また1~2分後に同じように音楽が止まり、初期画面へ。それを数回繰り返して、ついには真っ暗な画面のままになってしまいました。エンジンをかけ直してみると、画面は出てきたり出てこなかったり。ラジオやテレビなど他の音楽ソースを使っているときでも暗転現象は起こります。これでは全く使い物になりません。


考えてみると、パソコンではよく似た症状を見たことがあります。動作中に何度かフリーズして勝手に再起動を繰り返し、最後には起動すらしなくなってしまう…ハードディスク内のデータにエラーがあるときによく起こる現象です。それに気付いた私は、カーナビ本体に耳を近づけてみました。すると、明らかに聞き覚えのある周期的な打撃音が。ハードディスクのデータではなく、機械機構の部分が壊れてしまったときに聞こえるあの音です。

これを聞いて観念した私。早速近所のカー用品店に走りました。店員さんに症状を見てもらうと、「おそらくハードディスクですね。メーカーに送って修理することになります」とのこと。メーカー送りとなると、1~2週間はカーナビなしでの生活になりますが、話はそれだけでは収まりません。地図データを書き換えるときとは違い、全体を丸ごと修理に出してしまうので、カーナビの機能だけでなくテレビも、ラジオも、MDプレイヤーも…一切の機能が使えなくなります。機能が統合されていると、普段は便利なんですがこういうときには困ってしまいます。


空っぽのセンターコンソール

それでも、さすがにこのまま壊れっぱなしにしておく訳にはいかないので、とりあえず車から取り外してもらい、メーカーに送ってもらうことにしました。せっかくなので、ディスプレイ開閉の動作やMDの再生など、他にも調子の悪かった部分を見てもらうことにしました。もともとがオーディオレス仕様の車だったので、代わりに付けるラジオなどもなく、車のセンターコンソールには巨大な穴がぽっかり。

そして、このままの状態で研修先のつくばに戻らざるを得なくなりました。先々週にも触れたとおり、つくばとの車での行き来ではナビが非常に頼りになるわけですが、何度か往復しているうちにルートは覚えてきたので、この点では一応問題なし。しかし、それ以上に問題なのは渋滞や事故などの交通情報が入ってこないことでした。カーナビのVICS情報だけでなく、AMラジオによる交通情報も受信できないわけですからね。

結局、これらの情報はサービスエリアの情報掲示板や本線上の電光表示標識から入手することになりました。首都高速の渋滞情報表示は、渋滞している区間や距離だけでなく、その渋滞が拡大傾向なのか縮小経過なのかも表示していて、非常に役に立ちます。

先週のつくば週末紀行でもナビなしの状態で走り回りましたが、このときには久しぶりに紙の地図のお世話になりました。隣にはひとり座っていたんですが、何しろ「地図が読めない女」を絵に描いたような調子で、普段はともかくこんなときにはどうも頼りになりません。自分で十分下調べをしてから臨みました。幸い、道に迷って途方に暮れることは一度もありませんでしたけどね。


週明けになって、カー用品店から見積金額の連絡がありました。合計53,365円。実は、「5万円を超えたら新型機に買い換えてもいいかも」と思っていたんですが、測ったようにボーダーラインの僅かに上。思わず、「後で改めて電話します」と返事を保留してしまいました。

しかし、冷静に考えてみると今新型機に変えるのはあまり得策ではありません。おそらく再来年初頭の車検の頃には車を乗り換えることになりそうなんですが、このときに純正カーナビも含めて考えた方が良いのでは?と思いました。、車への収まりの良さでは、純正も捨てがたいところです。最近は、別体販売の製品と機能面でも競争できるものが出てきていますし。

それに、その頃になれば、テレビチューナーは地デジ対応が当たり前になっているはずです。今年中には地デジ電波送信の全国展開も完了しますしね。少なくとも、現在のパナソニックのように既に別売り中の外付けチューナーを同梱して「標準装備」を謳う…というような中途半端な状況ではなくなるはずです。車載のテレビチューナーは地デジになって初めてまともに使える装備になる…と思っていますから、こだわりたいところです。


カー用品店に修理のゴーサインを出して、5日後くらいに修理完了の連絡があり、金曜日・6日に取り付けてもらいに行きました。電源を入れると、これまでよりもずっとスムーズにディスプレイ部が飛び出してきます。一時期再生できなくなっていたMDも綺麗に再生できました。

しかし、すぐに頭を抱えることになりました。登録しておいた地点データも、CD150枚以上を覚えさせておいた音楽も全て消えて無くなっていたんです。ナビ・システム用、オーディオ用の両方のハードディスクを交換していますから、こうなってしまうのは仕方ないことなんですけどね。まっさらになって教育し直す楽しみが出来た…というほど私も自虐的ではありませんし、しばらくは苦労しそうです。

もう一つ残念だったのは、ハードディスク内の地図データが2004年度のままだったこと。せっかくなら最新版の2006年版にしてくれればいいのに…と思ったわけですが、バージョンアップが有料ですから、これも仕方ないことかも知れません。もっとも、広域合併して「浜松市」だけでは何処にいるのか全然見当が付かない2006年版よりは、旧市町村で表記されている2004年版の方がわかりやすい気がしますが。

ともかく、これで私のカーナビもあと1年くらいは延命が出来たかな?というところでしょうか。それでも、来年中には実行に移すかも知れない新車購入に向けて、そろそろナビの方も研究を始めておこうかな?と思っています。…まあ、一番頭が痛いのは資金問題ですけどね。

タイトル通り、カーナビが壊れちゃったお話。最近の高度な電子機器は、基本的にプログラマブルなコンピュータなので、トラブルの発生パターンも実にパソコンとよく似ています。一歩間違えば、またしても散財記事になる可能性がありましたが、さすがに今回は踏みとどまりました。まあ、先立つモノ自体がありませんしねぇ(涙)。

ところで、今回の話の中で「地図が読めない女」というのが出てきますが、もちろん出所はかつてベストセラーになった「話を聞かない男、地図が読めない女」。そもそも男女は脳の構造が違うから行動や思考のパターンが違っても当たり前…ということなんですが、実例を見るとなかなか面白いものです。考えてみると、私自身もかなり「話を聞かない男」。全然ひとのことは言えません。

カーナビが壊れちゃった」への3件のフィードバック

  1. 地図が読めない女ばかりではありませんが…(汗)
    話しを聞かない男は…(笑)
    窓も、サイドミラーも手動。カーナビなんてついていない、かば姉の「どうでしょう号」には心配ない事象ですなぁ〜
    あれば便利なんだろうけどなぁ…。旅は地図を片手にが好きですね。

  2. ささっちの愛車クパ子さんも窓・サイドミラーは手動でございます。パワステはもちろんカーナビなんてもってのほか(爆)。カーナビなんていらないっすよ(強がり)。

  3. 本編にも書きましたが、カーナビがないことよりもずっと大変なのはオーディオが使えないことです。AMラジオすら聞けない車…というのは、さすがにかなり厳しいものがありますね。情報の入手で頼りになるのは自分の目や耳だけ。いつも以上に野性の勘をフル活用して乗らなくちゃなりません。

    それよりも、特に一人で長時間乗っていると、中で全然音がしないのは結構寂しいんですよね。単調な高速道路を走っていると、眠くもなります。クルマにオーディオが装備されている意味を、今回は特に実感できましたね。普段当たり前に使っているものほど、失ってみないとその価値がわからない…どんな物事でも、案外そんなものです。

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