今年初めてのWeekly SSKです。改めまして、皆様、明けましておめでとうございます。旧年中からSSK Worldへのたびたびのご訪問、どうもありがとうございます。本年も、変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
土曜日・1月5日は、以前から予定していたとおり、伊勢神宮に初詣に出掛けました。前には雪に降られたこともありましたが、この日の天気は冷え込んだものの穏やか。神宮では元日ほどの混雑もなく、ゆったりした気持ちで、無事マイホーム完成のお礼が言えました。もっとも、高速道路の渋滞もあって、少々帰りは遅くなってしまいましたが。
日曜日・6日には、お義父さんとお義母さんが我が家にやって来て、のんびりと午後のひとときを過ごしました。お二人とはこの新居で一緒に住むことになっているんですが、お二人が引っ越してくるのはもう少し後になります。それまでに、まだまだ残っている段ボール山脈を、何とかして片付けておかなくてはなりません。
私は、庭で薪作りをしました。引っ越して来た日に、BESS浜松のKさんに薪を持ってきていただいたんですが、もうほとんど使いきってしまいました。これから燃やす薪を確保しなくてはなりません。
幸い、我が家には8月にもらってきた木が庭に山積みになっていますし、年末にはトムグリーンから薪作りのための必須アイテムたちも届きました。あとは薪を作るだけです。
ここで、我が家の薪作りのために活躍するアイテムたちをご紹介しましょう。まずはチェーンソー。今回は、1mほどの長さで玉切られた状態でもらってきた丸太を、薪ストーブに投入できる40cm未満の長さに刻むために使います。
今後は、立木を倒すためにも使うつもりです。裏山の雑木が鬱蒼と茂って邪魔だなぁ…と思っているそこのあなた。私を呼んでいただければ、伐り倒して細い枝葉以外は回収させていただきます。訳あって(笑)チェーンソーで木を伐り倒した経験はそこそこにあるので、あまりにも太い木でなければ大丈夫なはずです。
このたび購入したのは、スチール社のMS 180 C-BE。バリバリの林業のプロの方も使っている有名ブランドの、比較的お手ごろな値段で買えるコンパクトな製品です。廉価版とはいっても、さすがは質実剛健の国・ドイツの製品。作りはしっかりしています。直径30cm位の木は切断できるパワーがありますし、軽い力でロープを引けばエンジンが始動できるエルゴスタート、チェーンの張り具合を簡単に調整できるクイックチェーンテンショナーなど、初心者にも優しい装備で固められています。
短くなった丸太を細く割っていくのには、斧を使います。最初に丸太を割るときには大きな斧を振り下ろします。出来上がった丸太をさらに細く割いて焚きつけを作るときには、小さな斧を木口に当てて割っていきます。小さな斧は、立木を倒すときにも切れ目を入れるために使える便利なアイテムです。
大きな斧には「Tom Green」の焼き印が押されています。トムグリーンのオリジナル製品だそうです。重量と厚みのある刃で、一気に丸太を割ることができます。ただし、重量がある(刃だけで2.3kg)ということは、振るには相応の力が必要だということ。私には何とか使えるものの、妻にはとても振れそうにありません。
チェーンソーを15分ほど回すと、このくらいの量の短い丸太が出来上がります。さすがにエンジン駆動の機械の仕事ですから、非常に速いですね。ある意味、爽快感があります。
もっとも、手に持っているとエンジンの振動が伝わってきますから、これ以上長時間の作業を続けるのは無理。昔のチェーンソーは、今のものよりもずっと振動が強かったこともあり、林業労働者の振動障害(いわゆる「白ろう病」)は社会問題にもなりました。もちろん、適度に休みを入れながら作業すればいいんですけどね。
その後、長辺10cm未満ほどの薪に刻んでいくのには、1時間以上かかってしまいました。先ほどの大きくて重い斧を何度も振り下ろしていると、さすがに腰に少々疲れが溜まります。こちらも、作業が続けられる時間はこのくらいが限界のような気がします。あまり無理をしてぎっくり腰になったり、そこまで行かなくても翌日足腰が立たなかったりしては困ります。
樹種によって、ずいぶん割れやすさは違います。一発振り下ろしただけで気持ち良く割れる木もあれば、何度振り下ろしても食い込んですらくれない木もあります。水分がしっかり抜けている前提なら、重い木の方が薪としての火の持ちは良いはずなんですが、そんな木は割るのが大変なわけで、なかなか辛いところです。
中途半端な短い薪が数本できたので、細く割って焚きつけも作っておきました。先に、薪にするには重い木の方が…という話をしましたが、焚きつけには火の回りが早い軽い木の方が向いていると思います。
もらってきた木の中には、何本かスギの木が入っていました。一般的に、針葉樹は広葉樹よりも密度が低く、十分乾燥していれば焚きつけ向けではないかと思います。一方で、伐った直後には多くの水を抱えていますから、取り扱いは面倒なんですが。
薪ストーブに暖房を頼るしかない我が家にとって、薪の供給は死活問題です。購入すれば入手はできるわけですが、はっきり言って燃料としては灯油よりもかなり高価で、これでは実に贅沢な暖房器具になってしまいます。しかし、いろいろな手段を使って薪を集めれば、ずいぶんコストダウンが図れます。それどころか、うまくいけば無料(もちろん入手するためのある程度の経費と労力は必要になりますが)。こんなに経済的な暖房はないかもしれません。出来る限り走り回って、何とか安価な薪を探したいと思っています。
とりあえずは、まだ残っている長いままの木を刻まなくてはなりませんね。薪を保管しておく薪棚も必要なので、自分で作ろうかと思っています。定期的に煙突掃除もしなくてはなりませんし、これからの日々の生活の中で、薪ストーブのために割く時間がかなり多くなるのではないかな?という予感があります。まさに、「家が生活を変える」ことになりそうです。
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