手の届くBOSE

先日のブルーレイレコーダーに続いて、この冬のお買い物のお話。今回の主役は、BOSE(ぼーず)のパソコン用モニタースピーカー・Companion2 Series IIIです。

BOSEといえば、店舗やカラオケボックス、コンサートホールなどに吊り下がっている業務用のスピーカーで、ブランドロゴが付いているのを見かける方も多いかと思います。音にこだわり続けて半世紀、音響機器のブランドとしては一流の地位を確立しています。特に、パーソナル向けの機器では、小さな筐体から想像も付かないほどの重低音、そして繊細な高音を聴かせてくれます。

Companion2 Series IIIは、1組10,500円(税込み)でBOSEのラインナップの中では最も安価な製品。これなら私でも何とか手が届かないこともありませんが、それでもこの手のスピーカーとしてはかなり高価な部類になります。しかし、卓上版の辞書くらいの大きさの筐体から、まるでふた回り以上大きなスピーカーのような音を鳴らします。騒がしい店頭で聴いても明らかに分かる差。私は、お値段以上のクオリティはあると思います。


ブルーレイレコーダーを取り付けたときに、リビングに置いてあったUSENのチューナーを2階のロフトに移動させよう!という話になりました。リビングにいると、どうしてもテレビが優先になってしまい、USENの音楽を聴く機会は意外に少なかったんですよね。ロフトなら、私がパソコンに向かったり、読書したりするときの心地よいBGMに使えます。フレッツ光で配信されているので、LANの配線さえあれば比較的自由に場所が移動できるんですよね。

しかし、リビングではホームシアターの外部入力にチューナーのライン出力を繋いておけばよかったのですが、2階に移動させるとなるとチューナーの音をどこから出すかが問題になります。チューナーにはアンプが内蔵されていて、パッシブスピーカーを直結できるんですが、スピーカーは単独で買おうとすると意外に値の張る商品です。ミニコンポを置くことも考えましたが、かなりスペースを取りますし、余分なモノがいろいろ付いてきてしまいます。CDプレーヤーも、FM/AMチューナーも、最近流行りのiPhone用ドックやBluetooth接続も、今回の目的のためには不要なんですよね。

最後に残った選択肢が、アンプを内蔵したアクティブスピーカー。オーディオ向けの製品は意外に少ない一方で、パソコン用のモニタースピーカーとしてかなり安価な商品がいろいろあります。しかし、音質は値段相応なので仕方ないとしても、外見が致命的なほどに高級感に欠けるものばかり。「木製スピーカー」を銘打っていても、実物を見るとMDFの上にプリントの紙が貼ってあったりして、これではあまりに安っぽすぎます。天然木に囲まれたログハウスの内装の中では、見た目にもある程度はこだわりたいところ。あとは音質と外見の高級感のバランス、そして「いつかはBOSEを」という憧れも加味して、今回の選択に至ったわけです。


木の家にしっくり溶け込みます

Companion2 Series IIIの外装は黒のプラスチック製ですが、表面仕上げは「なんちゃって木目」よりもずっと高級感があります。クロス張りのスピーカーカバー、右スピーカーに装備された電源兼用ボリュームノブとヘッドホン端子など、全体的にシンプルなデザインでまとめられています。BESSの全面天然木の内装との相性はかなり良好です。まさにイメージどおり。

5種類もの電源プラグが付属します

右スピーカーの背面に、ACアダプターと2系統の入力端子、そして左スピーカーへの出力端子があります。2系統入力ということで、USENチューナーの他にパソコンからの音声出力もつなぎ、ミックスして聴くことができます。ちょっとびっくりするのが、ACアダプターに5種類もの電源プラグが付属すること。取扱説明書にも、実に多くの言語での記載があります。ワールドワイドで共通のパッケージなんですね。

音質については期待どおり。かなりボリュームを絞った状態でも、しっかりと低音から高音まで鳴ってくれます。一方で、かなりボリュームを上げても音は割れずに質を保ち、卓上に配置するスピーカーなのに地響きのような重低音を響かせます。もっとも、大音量で流せる機会はあまりなさそうですが。

これだけ良い音を鳴らせるのなら、BGMを聴くためだけでなく、現在は忙しくてなかなか取り組めていない楽曲制作の場面でも、モニタースピーカーとして使ってみたくなります。もっとも、クラスを超える音質を確保するために、DSPの信号処理でかなり頑張っているのではないかと推測されるので、モニタースピーカーに求められる「素直な出音」がどのくらい実現できるのかは、ちょっとわからないところなんですけどね。

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