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ずっと無償アップデート

ドラムセットを買ったときに、某Facebook友達からちょっと話を振られて以来、PCを使った音楽製作ツール関係が気になって、いろいろ調べていました。

PCで楽曲データを作り込んでいく、いわゆる「打ち込み」は、作曲も含めて昔は相当ディープにやっていましたが、なかなか自分の時間が作れなくなって、しばらく離れているうちに、すっかり時代の流れに乗り遅れてしまいました。デスクトップPCが新しくなりましたが、パワフルな処理能力の使い道が少ないなぁ…と思っていたところで、これはちょうど良い使い道とも言えます。

関係各社のWebサイトを調べているうちに、とんでもないキャンペーンが実施されている情報をつかみました。しかも期限は今年末まで…って、あと1週間しかないじゃないですか!


Cakewalk社のDAW(Digital Audio Workstation)ソフトであるSONARの最上級版・SONAR Platinumを対象に、今年12月31日まで限定で「ライフタイムフリーアップデート」なるキャンペーンが行われています。

SONARはかつて私も音楽製作用に使っていたソフトウェアで、10年ほど前に購入した当時の最上級版の「SONAR 7 Producer」が最後のバージョンアップになります。当時は、メジャーバージョンアップがある毎に購入するのが結構大変でした。

現在のSONARでは、購入すると1年間のアップデートが可能な「メンバーシップライセンス」が付いてきて、1年経過したときには、所定の追加料金を支払って更新すると、1年または1ヶ月アップデート権が継続する…という「メンバーシップ制」が採られています。1年経過後に更新をしなくても、ソフト自体は引き続き使えるのは、Office 365などのサブスクリプション制とはちょっと違うところです。実は、「1ヶ月継続」に意味がある、毎月のアップデート提供こそがSONARのスゴいところだったりもします。

今回の「ライフタイムフリーアップデート」では、期間内に一度購入、更新または旧バージョンからのアップグレードを行えば、その後は追加料金は支払わずに永続的にアップデートを受けることが可能になるのだとか。相当な太っ腹のキャンペーンです。

SONAR Platinum

ちなみに、DAWというのは、デジタルデータとして音楽を製作していくためのソフトウェアで、生音を重ね録りしていったり、楽譜等をデータとして入力することでPCに自動的に演奏をさせたり…といった機能が統合されています。ピアノやギター、ドラムなど様々な楽器たちの音も、PC内にデータがインストールされ、これをCPUが合成して取り出せる「ソフトウェア音源」が用意されていて、生音を録らないのなら、これひとつだけあればほとんど音楽が完成してしまいます。


実は、このキャンペーンの最大のポイントだったのが、旧バージョンからのアップグレードも対象になっていたこと。SONAR 7 Producerからでも、Producer版からのアップグレードということで、25,920円(税込)でアップグレードできてしまうんです。実は、SONARのアップグレードは、7どころか初代SONARからでも可能になっています。これまた太っ腹です。

幸か不幸か、ボーナス直後でそこそこに懐が温かかったので、ついつい申し込んでしまいました。私が購入した当時のSONARはRolandが取り扱っていましたが、現在はTASCAM(TEAC)が日本でのサポートをしています。いずれにしても、Cakewalk社にユーザー登録がきちんと移管されていたので、あとは直営店でダウンロード版を購入すれば、自動的にアップグレード価格が適用され、ライフタイムフリーアップデートも有効になります。

Cakewalk Command Center

インストールする際には、最初に「Cakewalk Command Center」というアプリをインストールします。このアプリに、Cakewalk社に登録したIDとパスワードを使ってログインすれば、ライセンスを保有している各ソフトをダウンロードして入手し、インストールして使えるようになります。SONAR Platinum一式は、全部で約20GBという巨大なシステムですが、自宅の光回線では安定してダウンロード可能でした。

インストールが完了した後にSONAR Platinumを起動してみると、使用期限が「2037/12/25」と表示されています。「ライフタイム」を謳っているのに期限を切るの?…とも思いますが、PCの世界で21年後まで使用可能というのは、ほぼ無限に近い話です。SONARというプロダクトやCakewalk社という存在がそこまで持続できるか?の方が大変な話かも知れません。もっとも、Cakewalk自体は1980年代のMS-DOSの頃からこの業界にいるわけですから、案外笑い飛ばせないんですが。


10年近く前に作ったMIDIデータやSONARのプロジェクトは、そのまま読み込んで使うことが出来ました。もちろん、そのままではSONAR Platinumの能力を全然発揮できていませんから、これから時間を見つけて、少しずつでもいじっていこうと思います。

とりあえずは、SONARのソフトウェアだけでいろいろなことができるようになりますが、余裕が出てきたら、もう少し周辺のモノを揃えたいですね。とりあえず発音の遅延が少ないUSB接続のオーディオインターフェースは欲しいところです。

あとは、ソフトウェアだけで「歌」も作れてしまうVOCALOIDは、是非導入してみたいですね。SONARとは、ソフトウェア音源を組み込むVST規格を介してつなぐことが出来るようです。かつて体験版で衝撃を受けた初音ミクは、来年デビュー10周年を迎えます。ぜひ一緒に仕事してみたいモノですね。



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