先日、povo2.0のトッピングについて話題にしたときに、
もし「12 GB(365 日間)」とかあると、ワタシにはぴったりかも知れませんが、いくらくらいでトッピングさせてくれるでしょうか。
次のSIM探し (2) – SSK World https://www.sskworld.net/2023/08/next-sim2.php
と書いたのですが、まさにその直後のタイミングで、povo2.0が「6 GB (180日間)」というトッピングを期間限定で提供することを発表しました。期間もデータ量もちょうど半分で、価格は2,970 円(税込、以下同様)。30日あたりにすると495円ということになります。
OCNモバイルONEのデータシェアSIM1枚は440円なので、これと比べると月々55円足すことで1GBのデータが付いてくる…という感じ。コストパフォーマンスは悪くない気がします。現在レッツノート・CF-SV8用とiPad用で計2枚のシェアSIMをもらっていますが、両方ともお返しした上でpovo2.0に切り替えれば、月平均の支出は減らせそうです。
さらりと「povo2.0に切り替えれば」と書いてはみたものの、実は、今回私が考えているようにpovo2.0を複数回線同時に契約しようとすると、ちょっと面倒なポイントがいくつかあります。
povo2.0の初回契約時に、メールアドレスを使ってユーザー登録をしますが、1つのメールアドレスで登録できる回線は1回線だけ。同一名義で複数回線を契約すること自体は可能(5回線まで)なのですが、メールアドレスは回線と同じ数だけ必要になります。まあ、Gmail等のアドレスを必要な回線の数だけ用意すれば良いわけで、それ自体は不可能なことではないでしょう。
しかし、その結果、トッピング追加等の契約管理も回線ごとに完全に分離されてしまうことになります。契約管理はpovo2.0アプリから行うことになり、トッピングは基本的にアプリからしか行えないのですが、アプリは複数回線をまとめて取り扱えるようには作られていません。とはいえ、そもそも回線ごとに別ユーザーで別端末を使っているはずだから、各端末にアプリを入れてしまえばそれで済む…というのは合理的な設計だとは思います。
ただ、大きな問題になるのが、アプリがiOS用とAndroid用しかない…ということ。iPadにはアプリを入れれば済むものの、CF-SV8で使える「Windows用のpovo2.0アプリ」は存在しません。別のiOSかAndroidのデバイスがあれば、そこにインストールしたpovo2.0アプリからCF-SV8用の回線へのトッピングは可能になるようですが、そのためだけに別端末を用意して持ち歩くのは、本末転倒の気がします。持ち歩くものを減らしたくて、PCにSIM挿しているのに…。
試してみるべきだと思っているのが、「Windows上でAndroid用のpovo2.0アプリを動かす」こと。Windows上でAndroidの仮想マシンを動作させる仕組みはいくつか存在していて、Windows 11には純正の「Android 用 Windows サブシステム」もあります。ただ、純正システムの場合は基本的にAmazonのアプリストアからしかアプリを入手できないので、そこでは公開されていないpovo2.0アプリの導入は、すんなりとはいきません。
セキュリティががんじがらめのiOSとは違い、Androidの場合はやろうと思えば何とでもなるのですが、アプリが動く(ように見える)ことと契約管理が正常に行えることはまた別の話。果たしてウマく行くのやら…Windows PCでpovo2.0を使っているユーザーはそれなりにいるようなので、もう少し情報を集めてみるのが良さそうです。
ちなみに、povo2.0は回線開通時にもpovo2.0アプリが必須になるのですが、物理SIMなら、開通処理時にのみ対応端末にSIMを挿せば、開通手続きは可能になっているようです。さすがにeSIMでは差し替えるわけには行かないので、Windows PC搭載のeSIMでpovo2.0を使うのは無理かも知れません。
ただ、ハードウェア的にSIMに何かを書き込む必要がなくて、Webでのデータのやりとりだけで済んでいるのなら、Windows上でアプリを動作させる方法でも対応できるのかも?とも思います。試してみればわかることなのでしょうけれど、しがない一般市民が契約行為に際して博打を打つべき事柄ではないなぁ…。
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