日曜日・1月7日に、家族をクルマに乗せて伊勢神宮まで行ってきました。2010年から毎年のお伊勢参りを始めて、今年で15年連続ということになります。
いろいろあって心身共にツラい昨今ですが、ココロも、カラダも健康に1年を過ごせますように…とお祈りしました。私だけではなく、地震の被災地の皆さんも、紛争地域の皆さんも、世界中の誰もが同じように…なんてスケールの大きいことも考えてしまう、伊勢神宮というのはそういう場所のような気がします。
伊勢神宮では、20年に一度社殿をまるごと建て替える「式年遷宮」を行いますが、前回の遷宮が2013年に完了してから、10年が経ちました。常に新しい姿であり続ける「常若」の社は、次の遷宮までの折り返し地点を過ぎたことになります。来年あたりからは、次の遷宮のための神事が始まります。伊勢神宮の歴史は、半分は建て替え作業をやっている…とも言えますね。
10年も経つと、最初は真っ白だった木造の社殿も、経年変化でずいぶん色が変わってきています。もっとも、古びてくることは決して悪いことではなくて、むしろイイ感じに「味」が出てきたのではないかと思います。今の社殿はちょうど我が家のログハウスと同じ時期に建ったものですから、他人事のような気がしないんですよね。もちろん、我が家の方は20年ごとに建て替えるわけにも行かないので、今後のメンテが大事なのですが…。
木造建築の味と言えば、3年前に開店したスターバックス伊勢内宮店も、経年変化がかなり進んできました。もちろん、これも全然悪い意味ではなくて、むしろおはらい町の他の店たちの中に自然に溶け込みつつあります。今年も、気付かずに通り過ぎそうになりました。
新しいもの、古いもの、変わりゆくもの、変わらないもの。様々な良さを感じられる場所だと思います。これから、毎年遠方の伊勢に向かうのはだんだんタイヘンになっていくとは思うのですが、できる限りは通い続けたいですね。
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