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マイナンバーカードを更新する

2024年の年末から年明けにかけて、ワタシのところには結構いろいろな手紙が届いていたのですが、その中の一つに、マイナンバーカードの有効期限を知らせる通知がありました。マイナンバーカードは、有効期限が「10回目の誕生日まで」となっています。2016年1月の交付開始から間もない頃にマイナンバーカードを作った私の場合は、2025年の5月になるわけです。ちなみに、マイナンバーカードに組み込まれた電子証明書の方は、5回目の誕生日が有効期限となっていて、今回カード本体と同時に、2度目の更新となります。

最初の頃はほとんど使い道がなかったマイナンバーカードですが、コンビニのコピー機での住民票や戸籍・所得証明等の公的書類の取得に始まり、e-Taxによる確定申告国からの給付金「マイナポイント」の受領に、最近では健康保険証としての利用…と、ずいぶん出番が増えました。気が付けば、マイナンバーカードやスマホにインストールした電子証明書がないと、日々の暮らしがちょっと不便になるかも?というところまで来ています。

この3月からは、運転免許証の情報をマイナンバーカードに書き込む「マイナ免許証」の運用も始まっています。来年の運転免許証更新の際には、従来の免許証か、マイナ免許証か、それとも両方持つかを選ぶことになります。まだどうするかは全然決めていませんが、マイナ免許証を使わない選択はないだろうな…と思っている、新しもの好きの私です。まあ、しばらく様子を見てから考えれば良いかな、というところですが。


マイナンバーカード本体の更新手続きには、大きく分けて3種類の方法があります。

  1. 自分の端末からのオンライン申請
  2. 証明用写真機からの申請
  3. 郵送による申請

1.のパターンはいちばん手続きが早く、特にスマホならQRコードで受付サイトにアクセスし、内蔵カメラで撮った写真を添付すれば良いので手軽に済ませられるのが利点です。2.の場合は、ブースの中で証明写真を撮影してその場でアップロードすることになります。スマホの自撮り写真よりは、カードに印刷される写真がキレイになりそうですね。そして、オンライン手続きが苦手な人が3.の方法を選ぶ…というイメージでしょうか。

私はどうも自撮りが苦手なので、写真館で証明写真を撮っていただきました。お陰様で、マトモな写真を撮っていただけました。ここで撮影データだけいただければ、1.の方法で即座に申請できてしまうのですが、この店での基本の仕上がりは紙の写真。データはお願いすればいただけたのですが、安いとは言えない追加料金がかかってしまいます。

それもなんだかもったいなかったので、紙の写真を手紙に同封されていた交付申請書に貼り付け、コレも同封されていた封筒に入れて郵送することにしました。極力オンライン手続を活用したい私が、電子化の強力な武器になるマイナンバーカードの手続きを、よりによって郵送で…とは、何とも釈然としないところなのですが、変なところで意地を張っても仕方ありません。そこは合理的に割り切って行きましょう。


交付申請書を送ってから3週間ほど経って、今度は浜松市からマイナンバーカードの受け取りに関する案内をいただきました。最寄りの区役所で受け取れるわけですが、相当混雑しているようで、案内では事前予約を勧められていました。ひと月以上後まで予約はいっぱいで、それを過ぎるとすぐに誕生日が来てしまう(=現在のカードが失効してしまう)という危機一髪の状況でしたが、何とかギリギリ間に合う時期に予約を入れて、おカネをいただく仕事の方はちょっと有休休暇をいただいて、区役所まで受け取りに赴きました。

予約を入れてあっただけあって、手続きの方は10分ほどですんなり終わりました。このときに、手元の画面で新しいパスワード・暗証番号を設定するのですが、10年前に最初にカードを作ったときとは大きく変わった点がありました。以前は、英数字で設定する署名用電子証明書のパスワードの他に、4ケタの数字で設定する「利用者証明用電子証明書用」「住民基本台帳用」「券面事項入力補助用」の3つの暗証番号がありましたが、今回は、署名用電子証明書のパスワードの他には、暗証番号は共通のものを1つ設定すればOKになっていました。そもそも物理カードと電子証明書という強力な認証手段があるわけですし、3種類も暗証番号があるとメモ書きして持ち歩く人が増えそうで、かえってセキュリティーレベルが低下しかねませんからね。賢明な対応だと思います。

新しいマイナンバーカードは、「明日の今頃には使えるようになります」と説明を受けました。翌日の朝にちょうど病院の定期検診の予約があったので、思わず「どうすればいいんですか?」と聞いてしまいました。「病院でその旨を伝えてください」という回答にどうも釈然とせずに帰り、一応昔ながらの紙の健康保険証も準備しました。まあ、結局はちゃんと病院の受付の読取機が新しいカードを読んでくれたので、何の問題も起こりませんでしたが。


もらってきたカードは、私の顔写真がすっかり老け込んだのと、住所が昨年の浜松市の区再編で変わった新しい区名に直されたくらいで、基本的には全く同じ仕様のカードです。来年にはマイナンバーカードの仕様が新しくなるのだそうで、古いカードを長期間使わされる身としては、ちょっと損したような気分もあります。それにしても、新しいカードでもマイナンバーが記載されて「マイナンバーカード」と呼ばれるようで…いったい誰のアタマが悪いんだ?(怒)

ところで、マイナンバーカードは専用の透明の袋に入れて渡されるのですが、実はこの袋の仕様が10年前とは変わっています。表面の性別欄と臓器提供意思欄がマスクされるようになっているのは以前と同じだと思うのですが、背面には以前はあった12ケタのマイナンバーカードを隠すマスクがありません。

カードを紛失した場合にはマイナンバーを変えてしまえば済むので、そこまで隠す重要度が高くない…と判断されたのでしょうか。だいたい、マイナンバーをこのカードに書く意味がよくわからないワタシです。それより、12ケタの数字を隠したところで、スマホがあれば誰でもマイナンバーカードからマイナンバーが読め(以下自主規制)


マイナンバーカードとカード上の電子証明書が新しくなったことで、スマホにインストールしていた電子証明書も自動的に失効します。試しにマイナポータルにもとのスマホ電子証明書でログインしようとしてみたところ、見事に弾かれました。正常な動作ですから、むしろ安心できたわけですが。

マイナポータルから改めて申請し直すことで、スマホ用電子証明書を再インストールすることができます。申請から5分も待たずに、新しい電子証明書が用意されました。登録して15分ほど待てば、もとどおりに使えるようになります。マイナポータルへのログインも、指紋認証一発でOKです。

いずれスマホの中にマイナンバーカードの全ての情報を入れてしまったり、スマホだけで保険証や免許証の代わりにできたり…という展開も想定されているようです。物理カードにしても、スマホにしても、いろいろな機能が集約されるのは便利になりそうですが、いざ紛失したときのダメージを考えると怖さもありますね。まあ、手続き一つで全ての機能を停止できるはずなので、そこは楽になるはずなのですが。



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