先日からずっと話題にしているThinkPad X13 Gen 6 AMDへのWWAN(ワイヤレスWAN)搭載について、先週動きがありました。「7月中旬開始予定」とアナウンスされていましたが、7月23日頃から注文が始まったようです。ちょっと遅れてはいるものの、ほぼ予定どおりのスケジュールと言ってよさそうです。

先日チャット担当のZさんに伺っていたとおり、底面カバーの素材で「アルミニウム」を選択すると、「WWAN」の項目が追加されて、内蔵の有無を選択できるようになります。ただ、選べるのは4G(LTE)のモジュールだけ。5G対応品は、まだ選択させてもらえないようです。

ちなみに、この4G対応WWANの搭載を選択すると、電源ボタン一体型の指紋認証用センサーとキーボードバックライトが自動的に搭載されます。非搭載の選択肢は削除されるので、強制的に搭載される…と言っても良いでしょう。
ユーザーが好きな装備を選択できるCTO(Configure To Order)とはいえ、あまりにも選択肢が多すぎるとメーカー側の工程管理も繁雑を極めそうですから、ある装備を搭載すると他も自動的に搭載…という形で整理するのはやむを得ないかもしれません。クルマのメーカーオプションの設定でもよく見るパターンですね。個人的には、指紋センサーもキーボードバックライトも欲しい装備なので、この設定自体には問題ありません。

Intel版のThinkPad X13 Gen 6でも、オプションが追加されています。こちらは、WWANだけでなくタッチパネル画面も搭載できるようになりました。タッチパネル画面にしたときの金額変化は+7,700 円と、意外に少なく感じます。重量増加もそれ程ではないかな?と期待してしまいますね。
タッチ対応を選択すると、Windows Helloの顔認証に使える赤外線カメラと、画像認識で人がいることを感知できる「Computer Vision」が自動で追加されます。それにしても、ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionに、未だにComputer Visionを搭載できるオプションが用意されないのが理解できません。レノボさん、アレはあなたたちのフラッグシップなんでしょう?

Intel版も、AMD版と同様に底面カバーをアルミニウムにするとWWANの選択項目が出現。こちらは既に5G対応モジュールも選択できます。いつも思うのですが、どうして各メーカーの皆さんは、いつもこうやってIntel版ばかり優先するんでしょうね?…長いお付き合いがあるから無碍にできないのか、それともIntelから何かこっそりもらっているのか。
WWANの追加による金額増加を見ると、ThinkPad X1 Carbon Gen 13用のカスタマイズメニューよりもかなり安価になっているのがわかります。部品価格がこなれてきているのか、それとも単なる部材上の都合なのか、あるいはX1とX13の間で明確な仕様上の差別化があるのかはわかりませんが、安く手に入ること自体は素直に喜ぼうと思います。

Intel版の場合は、WWAN搭載を選択しても、指紋センサーの有無は別途選択できます。キーボードバックライトの方は、強制搭載のようです。まあ、いろいろ都合があるのでしょう。
ともかく、これで「いずれAMD版にも、5Gやタッチパネルも提供されるはずだ」と、期待を持って待てる状況になったと思っています。あとは、Intel版にはタッチパネル画面の提供も始まったということで、重量の件ももう少し高い精度でわかってくるかも知れません。Zさん、メールお待ちしています。
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