Personal Soundtracks

水曜日・11月19日に、槇原敬之の16枚目のアルバム「Personal Soundtracks」が発売されました。既にシングルで発売されている「Firefly?僕は生きていく」「WE LOVE YOU.」なども含む11曲に、初回盤のみのボーナストラックとして「Merry-go-round ’08」が加えられた全12曲が収録されています。今回は、ずいぶん前からネットで予約済み。ディスクは発売日当日に我が家にメール便で届きました。

今回のラインナップを見て気づくのは、既に巷で流れている曲が多いこと。シングルタイトル曲の2曲だけでなく、多くの曲が何らかのタイアップ企画に絡んでいます。また、他のアーティストに提供した曲のセルフカバーもあります。考えてみると、今年は「あれ、この声は?」「この曲は?」という形で彼の作品に気づかされることが何度かありました。幅広く、精力的に活動した1年だったと言えるのかも知れません。


前作「悲しみなんて何の役にも立たないと思っていた。」のときと比べると、ひと通り聞き終わったときの爽快感は今ひとつでした。曲の作り手として、歌い手としての彼の能力が落ちているわけではないと思うのですが、どうしてなんでしょう?。既に耳にしたことのある曲が多いことを割り引いても、何かもの足りません。

タイアップ作品ならではの「オトナの事情」も絡んでいるのかな?と思ったりもします。もちろん、先方の思いに応えることもプロのクリエイターとして大切なことですが、それは思い通りに作れないことでもあるわけで、ある種ストレスになっているはずです。

聴いていてちょっと気になってしまうのが、歌詞の理屈っぽさ。これは最近の彼のカラーではありますし、それが嫌いなわけでもないんですが、それにしても、今回は「自分の存在価値って何だろう?」と問いかけるような、かなり重い内容のものが目に付きます。「何かあったの?」と訊きたくなるほどです。これが本当に彼自身の「Personal Soundtracks」だとすると、無理していないか、精神的に疲れてしまっていないか、忙しそうなだけにちょっと心配になります。昨日の「ミュージックステーション」出演では元気そうに見えたんですけどね。

これから、彼はこのアルバムを引っ提げてのツアーに臨みます。大好きな音楽を、好きなように披露できる場です。大いに楽しんで、次の作品づくりにエネルギーを貯め込んでほしいですね。私も聴きに行きたいところですが、何しろ都会からはほど遠い場所の住人。ちょっと難しそうです。

「もの足りない」と言いながらも、何度も繰り返して聴いてしまう自分がいます。彼の思いがどこにあるのかを知りたくなるんですよね。それがわかってくると、物足りなさは消えていくのかも知れません。


余談ですが、このアルバムの発売に合わせて、彼の公式Webサイトがリニューアルしました。モノクロの手書きイラスト風のデザインになりましたが、これの動作が見た目よりもかなり重いんですよね。まあ、今どきのパソコンは普通のWebサイト閲覧にはオーバーパワーですし、たまにはこのくらい負荷を掛けてやった方が良いのかも知れませんが(苦笑)。



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